資材の調達費について

設計は事務所に頼み、施工店さんは実績のある所に頼むのが確実かと思われます。
コストは安ければ安いし、高ければ丁寧にやってくださる可能性は高いですが一般的にです
工務店さんも色々な所があるりますので設計事務所経由で探された方がよいです。

複数社での相見積もりにしていただいてはいかがですか？
実績がある工務店でコストが下がるとは限りません。

ご依頼されているのが文字通り設計事務所さんなら、おのずと工事は設計事務所監理の下で工務店に依頼する事になるのではないでしょうか。
工事費500万円以下の小規模のリフォームであれば、設計事務所が工事の元請となり分離発注で資材調達が設計事務所が行うと言うケースも無くはないですが、お相手の設計事務所さんが建設業法の許可を受けていない場合、そもそも工事費500万円を超える工事を請け負う事が法律上できません。
(ちなみに設計事務所は設計業なので建設業許可を受けていなくても普通の事です。)

相手先が設計施工屋さんでないのであれば、いつもの大工さんではなく複数の工務店に相見積もりを取ってもらい、その中から工事依頼先を選ばせてもらうで良いと思います。
これは設計事務所と家づくりをする場合の一般的な流れです。

設計事務所と施工会社を混同されているお施主様が多々いらっしゃるのですが、
設計＋工事監理契約→設計事務所とお施主様
設計のみの契約→設計事務所とお施主様
工事請負契約→施工会社とお施主様
と言うように、工事請負契約に設計事務所は入っていません。
ですので、施工に関して希望を言って設計事務所が気を悪くすることはないので、あまり気になさらなくて良いと思います。

あと、設計事務所+工務店施工でハウスメーカーより安くなる事はないと考えていただいた方が良いと思います。

一般的な話ですが、設計と施工が混在しているのは日本だけです。設計施工の会社は諸外国には存在しません。諸外国では設計を行うアーキテクト（建築家）とその設計をもとに施工を行うビルダーがいるだけです。

設計と施工が混在すると、クライアントにとって利益相反の状態を起こすことになり、問題となります。極端な言い方ですが、分かりやすく言うと、クライアントの意に反して、施工しやすいように設計したり、設計の通りに施工しないようなことが、起こる可能性があるのです。設計施工が悪いと言っているのではなく、あくまでもそのような可能性があるということです。住宅の性能を良くする設計に長けていることと、それを施工することは、一緒にするとどうなるか、冷静に考えてみて下さい。

設計と施工が別であれば、設計はあくまでもクライアントの希望に沿って設計し、クライアントの代理者としで施工を監理しますから、利益相反は起こりません。

ただ我々は日本にいますから、設計施工が良いと思われるのであれば、それも可となります。どちらを選ばれるかは、ご自由です。お薦めしませんが。

それは2者択一で考えるべきではありません。

耐震、断熱、気密、エアコン１台で全館空調できる設計に長けている、このような設計事務所を他に探して、施工費が安い工務店に依頼すればよいことかと思いますよ。

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一級建築士事務所　感共ラボの森
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