所有する土地の裏の擁壁について

所有物に対して管理責任があり、所有者は適切な管理と維持が求められます。補修は基本的に所有者が行うことになりますので、補修費も所有者負担です。
民法では、擁壁が崩壊して第三者に損害を与えた場合、擁壁の所有者は損害賠償責任を負う可能性があり、所有者は擁壁を適切に維持・管理し、保全する義務を定めています。

ただし、擁壁の補修が必要としてもそれを実施するかどうかは所有者判断になります。

擁壁は高い位置の土地を支える目的に構築されて、浸み込んだ雨水の浸み出す通水口が通常3平米毎に1箇所設置されている物です。

とうふ様の書かれた内容から、低い位置にあるマンションが所有されている擁壁との事ですから、その擁壁の管理はマンション管理組合が行うべき物で、その補修も管理組合が行う必要があります。が、擁壁に支えられたとうふ様の敷地は、その敷地に新築をされる場合、擁壁に今以上に土圧等が掛からない様に計画される事をお勧めします。
新築建物の設計者に相談されてみて下さい。

少し珍しいケースですね。
一般的には高い敷地にその敷地を保つための擁壁なので、本来はとうふさんの敷地に属すると思われますが、低い敷地のマンション敷地のものでしたら、管理はマンション敷地の所有者になります。
今後、とうふさんは1.5mほど高い敷地に建物を建てる場合、擁壁に建物の荷重（重さ）負担がかからないよな設計をする必要があるでしょう。
1.5mと段差は高くないでので負担も少ないと思いますが、最近「擁壁が崩れた事故」もありました。
仮に「これから行う「新築」の影響で「擁壁」にひび割れなど発生しますと、逆にマンション側あら改修を求められることも想像されますので、十分配慮して設計されてください。
擁壁に負担がかからない方法は、ある基準に沿って離隔距離を確保するか、深基礎などで計画することになるでしょう。

参考にされてください。

腰壁を型枠ブロックでカバーして何があっても大丈夫な設計をしてください。困ったらみてあげますよ。高い基礎よりカバーです。