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家づくり相談

建て増し

現在、屋根勾配6.7で切り妻の2階建(ログハウス風)で通路になる屋根の部分がとても低く2ベートルくらいしかありません。立てる場所が傾斜地で2メートルくらいありますので基礎の工事の費用が心配です。建坪は12坪、つなぐ部分が1坪です。
目的は上がキッチンで足になる2メートルの部分は倉庫にと考えております
足の長いログハウスをイメージして計画しております
傾斜地の基礎は土地の条件にもよると思いますが一般的にどのような工事がベストでしようか
現在の家は屋根は瓦、檜、杉、壁は漆喰です。これにあう材料でたてるとなれば坪単価はどのくらい位みればよいでしょうか?
足になる部分は坪単価に入るのでしょうか?課税はどのようになるのでしょうか?

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

2件

2010年 1月 7日
おばさん 様

大変失礼ですが、説明がすこし分かり難いので文書から想像した図を描きました。
画像にて添付します。
こういう事でしょうか?(違っているのであれば訂正してください)

質問は
1)傾斜地の基礎の工法と費用
2)現家屋と同程度の内容の増築の際の坪単価
3)足部分(せり出し増築部分の床下の斜面部分の施工費設定)
4)課税について
という事で良いでしょうか?

1)傾斜地の基礎の工法と費用
地盤の強度により大きく変わります。簡易な柱基礎廻りの部分的な地盤改良ならば100万以下で出来ると思いますが、地盤が弱くなると杭が必要になってくる事も考えられます。また、施工が容易かどうかも工費に大きく関わります。地面を採掘するショベルカー等が使えるかどうか?いろいろな事を総合して費用が算出されます。

2)現家屋と同程度の内容の増築の際の坪単価
建物が木造と考え(ログハウス)てもせり出し部分を木造で造るのか?鉄骨で造るのかにより大きく変わります。また、瓦は檜等はピンキリの価格のためどの程度の内容かが解りません。キッチンも内容により大きく値段が変わります。

3)足部分(せり出し増築部分の床下の斜面部分の施工費設定)
斜面部分を現状のままにしておくのであれば基本的に坪単価に含まれる事は無いと思いますが、そこにモルタルを仕上げをしたり外構的な工事をするのであれば施工費に含まれます。

4)課税について
土地家屋に対する固定資産税のことでしょうか?
増築により、建物の面積が増えるのであれば基本的には申告をし、固定資産税は上がると思われますが、増築の場合、ちゃんとしている人は少ないようです。
(算式)家屋の評価額(価格)= 単位当たり再建築費評点×経年(損耗)状況による減点補正率(×需給事情による減点補正率*必要に応じて)×床面積×評点一点当たりの価額

基本的に専門外なので詳しくは土地家屋調査士等にお聞きされるのが良いと思われます。

金額的な心配は解りますが、とりあえず敷地と現状を見て判断しないと解りません。まずは数社の工務店か設計士に相談し見積りを出してもらう事をお進めします。その中で判断が解らない事があれば(なぜこんなに高いのか?こんな工事方法で良いの?)と言った内容であればもうすこし具体的に説明出来るかと思います。

ご期待に添えれる回答でありませんがご参考になればと思います。

林泰介
矢印
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ユーザーの返答

2010年01月07日

HOUSECO登録のユーザーのプロフィール写真

質問の悪さにも関わらず的を外さない回答有り難うございました。
又質問ですみません

足の上にベタ基礎の様にコンクリートを貼るのがベストでしょうか?

課税の件ですが旧の家との境に崩れ防止の為、壁をした方が安全だと思いますが
壁も課税の対象になりますか?

三州瓦と良く言われていますがこれに勝るものがありますか?

2010年 1月 8日
おばさん様

ご返事有り難うございます。
住宅設計は専門用語が多く、相互理解が難しいので、ゆっくりとお互いを理解する事が大切です。解らないからといって任せ切りにせず、拙い言葉でも通じているかを確認しながら進めてください。

『足の上にベタ基礎の様にコンクリートを貼るのがベストでしょうか?』
基礎の考え方として、足(柱)の下にあるのが基礎です。地面と建物を繋ぐ構造物です。足(柱)の上にあるのは梁、又は床となります。
ベタ基礎というのは主にフラットな敷に鉄筋コンクリートでプール上の箱を作り床底面と立ち上がりを一体とする事で基礎の強度を出す構造です。
お考えのイメージを想像すると、持ち出しを鉄筋コンクリートでつくり斜面地までの柱(足)を同じく鉄筋コンクリートか鉄骨かになるのかと思われます。
増築の場合、コンクリート工事がしにくい事が多く、理由としましては既存建物が邪魔になるため、施工スペースが少なく、ミキサー車が入れなかったりすることがあります。
現状の土地、家屋がどのような状況か解りません尾で、解りませんが、一般的に木造か鉄骨造の方が工事がしやすく、その分コストが安くなる事が多いです。

ベストの工法というのはその土地の状況や現状、施工しやすさ、コスト、その他諸条件を複合して導きだされる物ですのです。
どんなにRCが頑丈だからといっても、施工し難い場所で無理矢理にしても良い結果を得れない事もあります。工法よりも施工がちゃんと出来るかの方が大事です。
構造というのは強ければ良いという物ではなく、特に日本のような地震の多い国は震動に対して逆らわないように揺れを吸収する方法がとられています。
私たちは一般的に設計以来を受けた場合、構造設計者と相談をしてベストな工法を検討しお施主さんに提示いたします。
あまり偏った知識を吸収せずに解らない場合は設計者に確認をし、何故その工法を選んだのかを聞いてください。

『課税の件ですが旧の家との境に崩れ防止の為、壁をした方が安全だと思いますが
壁も課税の対象になりますか?』
固定資産税に入らないと思います。
基本的に延べ床面積と構造(木、鉄、RC)により、決められます。簡単に言いますと住宅の大きさと頑丈さです。頑丈さの考え方としましては木→鉄→RCとなっていますが、これは便宜上の判断で、実際の頑丈さとは違います。役所的な書類なので、ある程度の判断基準が必要なのです。
例えば、(床面積100平米、2階建て、RC造、築10年)や(床面積150平米、3階建て、木造、築2年)というような内容でほぼ一律に決められていると思われます。
前回も書きましたが基本的に専門外なので詳しくは土地家屋調査士等に確認してください。

『三州瓦と良く言われていますがこれに勝るものがありますか?』
すいません。僕は瓦の種類の善し悪しについては解りません。
正直に言いますと今まで瓦屋根の住宅をつくったことがありません。
日本家屋を専門にされている大工さんの方がよく知っていると思われます。
お施主さんから同様の質問があった場合、僕は大工さんに聞きます。
その際も善し悪しの判断基準が何かが解らないと聞けません。
頑丈さなのか、見た目なのか、風格なのか、、
瓦等の場合、趣向の個人差や郷土感もあり、難しいかと思います。

漠然とした質問にて具体的な回答を求めておられるように感じます。
それらは土地、地盤、工法、建物規模、内容、地域、色々検討した上で導きだされる物で、絶対的なベストも勝る物もありません。
逆に怖いのはそのような絶対的な信仰が自由な判断を無くす事になります。
しかし解らない事はドンドン勉強して理解していってください。
ご理解お願いいたします。

林泰介
矢印
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ユーザーの返答

2010年01月08日

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忙しい中、親切に回答して頂きありがとうございました。

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