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ガルバリウム鋼板外壁の釘打ちの程度による影響について

 昨年11月、自宅の外壁をリフォーム店が委託する、板金職人さんに張ってもらいましたが、以下の釘打ちで外壁の性能を十分に発揮するかどうか、雨水浸水による下地への影響など貴社のご意見をお伺いしたいです。

具体的には、
 ●爪が入る程度の釘浮き
 ●平頭が欠損して胴部のみが下地の杉板に刺さっている状態
 ●釘頭が傾いている
 ●釘打ちが全体的に甘く、釘頭がガルバリウム鋼板の凹部とフラット=(面一)ではなくやや出っ張った状態
と言った箇所が散見されます。
 *画像下2枚の黒っぽいシミはタッチアップペンによるものです

 これらの釘打ち具合について窓口のリフォーム店は、
 ●釘浮きに関して「下地杉板の節、釘に当たってこれ以上は打ち切れない。これは新築でも節がある胴縁を使うので避けられないこと」
 ●「そもそも釘打ち工法は釘穴から雨水が入る仕様なのでそれ以上に釘浮き、平頭欠損が理由でガルバリウム鋼板の裏に雨水が入ったとしても乾く量なので無問題」
と説明なされまして、
「これらは許容範囲内であり補修の必要はない」
との見解をなされています。
 
以下、リフォーム内容になります。
 木造平屋戸建て外壁をガルバリウム鋼板 釘打ち工法 カバー工法
 ●ガルバリウム鋼板は日鉄鋼板SGL角波ニスクカラーPro
 ●釘打ち工法 釘はカラーステンレス釘 長さ 25mm 頭部 5mm ロール釘、釘打ち機を使用
 ●カバー工法 土壁(裏返し塗)+堅派羽目杉板張+ガルバリウム鋼板
 ●杉板の表裏には(透湿)防水シート無し
●杉板とガルバリウム鋼板の間には胴縁無し

よろしくお願い致します。
  • ガルバリウム鋼板外壁の釘打ちの程度による影響について

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星マーク
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2024年 2月23日
裏に透湿防風シートが無いのは気持ちが悪いですね。
基本的に、板金仕上げは裏の透湿防風シートは必須です。
このように釘の見える工法は、なおさらです。
万が一侵入した雨水を、躯体に浸水させずに、基礎まで排水するのが基本です。
どうしようも無いですね。
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星マーク
相談者が役に立った
2024年 2月29日
ススキさま

写真を拝見いたしました。
まず釘の浮きについて、
正直に申しますと、釘が浮いていようが、釘がしっかりガルバに打ち込まれて埋まっていようが、どちらでも水が裏に回る可能性はあります。ガルバに穴を開けた時点で、起こりうるどうしようもないことです。あとは、水が侵入する程度が問題となり、屋根などの平面では大問題ですが、壁という重力で垂直に水が落ちるなかで、さらに釘を伝って横にどれだけ水が入るかと言われると、工務店の方が言われていることが満更間違ってはいないのかなと、そこまで心配せずとも良いのではと経験上は思います。

透湿防水シートや胴縁に関しては、
あれば良かったなとは思います。通気工法にできればと。。。
ただ、これに関しても、リフォーム総額の費用面や打ち合わせの経緯や、胴縁をつくることでの基礎付近での新規水切り板金や軒裏付近での空気抜け加工などの納まり上の話もありますので頂いた情報だけでは、絶対無いのがおかしいとまで言い切れないのかなと思います。
あくまでもカバー工法ということから、
既存杉板壁+土壁で今まで雨水処理(多少漏水があったとしても)ができていたこと、その第1次防水層があった状態から、今回のリフォームで、板金で2次防水層できた状態になっておりますので、完璧では無いものの当面の雨水対策としては、一応性能があがっているのではないかと思います。

したがって、釘の浮きだけでは、
相手の工務店さんにやり直しの請求をかけるのは難しいのかなと思います。
矢印
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