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ベランダやバルコニーに何かを後付けする場合の雨漏りについて。。

ベランダやバルコニーに、例えば屋根とか屋外カーテンとか照明器具とか、何かを後から取り付ける場合、家の壁にアナを開けてビスやボルトで固定すると思いますが、
そのビスやボルトの穴から雨が侵入し、下の階の雨漏りの原因になると聞いた事があります。
確かにボルトとかは、配管のネジ山みたいにシールテープとか巻かないし、考えられなくはないような気もします・・・

雨漏りの対策の一環として屋根とかカーテンとかつけるのに、その付けたその物自体が原因になるなんて、たまったものじゃありません。

①業者は、ビスやボルトにパッキンを使うなど、雨の侵入を防ぐなにがしらの対策をして施してくれる物なのでしょうか?
雨漏り対策を考えてない業者も普通に沢山存在するのでしょうか?

②そもそも論、家の壁って厚さ何センチくらいなのでしょうか?
穴開けで貫通しないとしても、壁の素材を通じて水って染みていくものなのでしょうか?

③法律で、ハウスメーカーは、一戸建て新築して、10年間は雨漏りしない事を保証しなければならないと決まってるみたいですが、
そういった後付けの物を施すと星効かなかったりするのでしょうか?

専門家の回答

4件

2024年 3月29日
①しっかりした工務店なら防水シールの施工はしてくれると思いますよ。
②壁の厚さは設計によりますが、木造の住宅なら150~160mmくらいになります。その中で最も外側(室外側)には通気層と言って、空気や水が入っても問題のない層があります。大体18mmくらいです。その層に木材が仕込んであって、胴縁と言います。そして胴縁にボード等を打ち付けて外壁の仕上げにする、といった具合です。ビスを打つなら前記の胴縁に打ち付けるようにすれば問題ないでしょう。
③ハウスメーカーによると思いますが外壁に傷をつけるので、どうでしょうね・・・

ちなみに法律の話で補足しますと、屋根を後付けするとなると、建築の延床面積が増えることがあります。この点自己責任となりますのでご留意頂けると良いかと思います。
矢印
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2024年 3月29日
仰るように雨漏りという「瑕疵」は施工したものの責任になります。
ですから建築業者も雨漏りをしないように施工するのが当たり前です。
しかしそういった作業を怠ったり、ずさんな工事を行うものが跡を絶ちません。

そういう事も含めて後から躯体に穴をあけて施工をすることには、
リスクが有ります。信頼できる建築業者で、且つ新築でしたら「瑕疵保険」に
加入しているはずですから、それを再度確認して、施工方法や手順について
しっかりと説明を受けるようにしましょう。

基本的には、コーキング(シーリング)を施します。一般的には10年くらいは
亀裂などが入らない丈夫なものです。しかし恒久的な措置ではありませんから
何年か置きにシールをやり直す必要が有ります。
また外壁は木造であれば柱の太さが最低でも厚みを確保します。105㎜は
あります。その外側に面材があるのか、外壁仕上げ材による厚みがあるのか、
そこで変わります。

後付けのバルコニーのような大型の物であれば、当然、下地に受け材が
なければ掛けられません。足を付けるのであれば可能ですが、
ちゃんと計画していなければ建築面積や床面積に影響が出る場合も有ります。

バルコニーは存在そのものが雨漏りの原因になりやすいです。
昨今では防水材料が優秀になりましたので、大分雨漏りの事故は減りました。
それでも最初から構造の中にベランダを設けた場合は雨漏りの原因に
なりますし、むしろ後付けのバルコニーの方が階下への雨漏りの影響、リスクは
減らすことが出来ます。

URBAN GEAR 本多
矢印
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2024年 3月29日
③法律で、ハウスメーカーは、一戸建て新築して、10年間は雨漏りしない事を保証しなければならないと決まってるみたいですが、
そういった後付けの物を施すと星効かなかったりするのでしょうか?

新築時ではなく、後で付けた物は10年保証の対象外になると思いますよ。一応ハウスメーカーに確認してください。後付けの物に保証を付けたい場合、リフォーム瑕疵保険になると思います。
矢印
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