はじめまして
シロ アーキテクツ スタジオの塚本と申します。
注文住宅は費用も高く、長く住むものですから品質については気になるところですね。
ハウスメーカー様に住宅性能評価をしてもらうとのことですが、住宅性能評価に2種類あるのはご存じでしょうか?
①設計住宅性能評価
②建設住宅性能評価
どちらも同じ住宅性能評価ですが、片方だけ受ける場合と両方受ける場合があります。
ハウスメーカー様が①のみを受ける場合、現場の検査はなく、図面上で評価書が出ますので別途ホームインスペクションを受ける必要があります。
項目としては上げていただいた5点で良いかと思われますが、断熱検査に気密検査が含まれているかは確認された方がいいかもしれません。(気密検査はハウスメーカーでやってもらえる場合もありますが)
ハウスメーカー様が②を受ける場合は、下記の4回のタイミングで第三者検査を受けることになるので同様の内容の場合はホームインスペクションを受ける回数は減らしていいと思います。
・基礎配筋工事の完了時
・躯体工事の完了時
・内装下地張り直前
・竣工時
今回の場合は「壁、屋根の防水検査」になるでしょうか
ただし、住宅性能評価は耐火や断熱性能などの指標を基に検査をしますので、竣工検査で仕上げ材の綺麗さや施工精度までは見ない可能性もあります。それと断熱工事段階での気密性も見ないはずです。ですので、可能であれば住宅性能評価を行う第三者機関に事前に連絡し、検査項目について質問してみるのがいいかもしれません。その中で気になる点があれば追加でホームインスペクションを受けるのがよいかと思います。
ちょうど国交省が出している住宅性能評価のパンフレットがありましたのでリンクを貼っておきます。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001710995.pdfプランや予算などの調整に加え、品質についても考えなければと大変な状況下と思いますが、なにか参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
シロ アーキテクツ スタジオ
塚本 奏太
http://www.shiroarchi.com/