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家づくり相談

両面断熱

RC両面断熱工法について ICF 工法として知られている某社は 加盟店建設業者による施工との事ですが 建築士。デザイン選択等は 施主の自由と言います。しかし 当施工に 賛同して下さる建築士で無ければ お引き受けして頂けないと思います‥。
又 上記の会社では無くとも この施工を採用しておられる建築士ならば RC用両断熱材は入手可能なはずですし これに慣れた関連施工会社はあると思うのですが…。(ジャンカについては解しています。)
普通のRC造との費用の違いも教えて下さい。。
RC造両断熱材施工専門家の 御意見お聞かせ頂きたくよろしくお願い致します。


専門家の回答

5件

2020年 6月10日
 難しい技術ではありませんので、RCの両面施工はどこでもできます。
金額的には基準となるRC造+100万程度見てるとよろしいかと思います。

むしろ建物全体の熱貫流率を確認して、温熱環境を確認する方が重要です。
また、工事中考えると性能を重視する場合は、設計事務所入れる方が間違いないです。

当社でもご相談を受けておりますので、お気軽にご相談下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
MERAKITECTURE ARCHITECTS STUDIO
メラーキテクチャ アーキテクツ 建築研究所
http://www.merakitecture.jp
https://www.instagram.com/merakitecture_architects/?hl=ja
矢印
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ユーザーの返答

2020年06月10日

せつこのプロフィール写真

大変為になります。有難うございました!!

2020年 6月10日
不勉強なので、ICF工法についてネットで確認しました。断熱材ではありますが、メインは型枠の代用で、結果として断熱材になるということですね。ですので型枠材としてのポリスチレンフォームにパテントがあるのだと思います。だから施工費についてはベールに包まれています。

個人的には、なんかちょっと気持ち悪い印象です。せっかくコンクリートで建築しているのに、それが全く見えなくなるのは、コンクリートが好きな方にはツライところでしょうねぇ。断熱を目指すなら、他にも方法はあります。わざわざ、この型枠を使うメリットは、省力化とコスト削減なのでしょうが、本当にコストが下がるのかどうか、不勉強の建築家である私にはよくわかりません。イメージとしてはパンストの下に防寒のパッチを履いているような感じで、ピンときません。確かに暖かいのでしょうけど・・・。色気がない建物になりそうですねぇ。
矢印
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矢印
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2020年 6月10日
型枠を仕上げ断熱を同時におこなう工程短縮合理化で本来はコストダウンを図るものです。巨匠前川邦夫(丹下健三の先生)さんが相当前からやっていたことで珍しいことではありません。
矢印
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2020年 6月11日
私も両面断熱コンクリートの提案をしていますが
ジャンカのできやすいICF工法ではなく
無機質打ち込み型枠の両面断熱コンクリートを提案しています
https://www.syotaku.jp/insulating-reinforced-concrete/

この工法は加盟店でなくても型枠製造会社からアドバイスを受けて
どの建設会社でも作ることができます。
無機質の打ち込み型枠はコンクリートとなじみやすく
打設でのジャンカができにくい工事ができます

工事費の比較ですが外壁・屋根・内部仕上げなど同一として
コンクリート構造の違いだけを比較すると
両面断熱コンクリートが若干高くなります。

かかれている内容からお応えできる範囲で
簡単ですが回答しました
参考になれば幸いです

ご質問があればメッセージにてご相談ください。
矢印
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2020年 6月11日
せつこさま

ミツバコウサクショ一級建築士事務所の野上と申します。

ご質問から推察するに数年後にRC造でしっかりとした断熱性能を持った住宅を建てることを検討されているということでしょうか。いろいろと検討されていらっしゃるようですね。

さて、RC造で内外両面に断熱を施す際に大事なのは、RCの外壁両面にしっかりと断熱材を設置することであり、型枠時に打ち込んでも、後から取り付けても構わないわけです。ICF工法以外でも必要な性能は確保できるます。(もちろんそれぞれのやり方によって気を付けるべき点はあります。)

断熱性能をしっかり確保したいという以上の特別の理由がないのであれば、まずは建築士に相談しRC造、両面断熱希望ということでラフな設計を進められてはいかがでしょうか。

コストに関しては、希望に沿って出来上がった設計図をもとにICF工法で断熱した場合と別の方法で断熱した場合とそれぞれ見積もりを取れば、わかりやすく比較ができます。
メーカー等では”〇〇工法で安くなる”といった言い方をすることがありますが、実際に建築する際には、その工法が得意でコストを安くできる工務店、違う方法の方が安くできる工務店といろいろあります。その結果、ICF工法を採用するかどうか決めても遅くはありません。さらに言えば、外壁の断熱のコストが建物全体に占める割合はそれほど大きくはありません。工務店ごとの特徴や相性、トータルの見積金額で施工者を決定することをお勧めします。


以前、構造設計費などについてもご質問されていましたのでそれについても少しお書きします。
建物をつくる際に、建築士の役割分担として大きく

・意匠設計者(いわゆる建築家はここに入ります。施主とやり取りしながらデザインや法律、予算配分等を担当。)を全体のまとめ役として

・構造設計者(構造の専門家で高度な計算等を担います。いわゆる構造計算書をつくる建築士です。)や

・設備設計者(電気、空調、水周りといった設備の設計を担います。)と分業(外注)して設計を進めていきます。

多くの建物を建てる場合には、非常に広い範囲の仕事があるので構造設計者、設備設計者とチームを組んで行う必要があります。チームで設計する=クオリティが下がるということはありません。ただ、その際には、そうした専門家に依頼する分コストがかかります。

一方で一般的な木造住宅は、法律上の特例もあり、構造や設備に関してそれほど専門的なスキルがなくても意匠設計者(建築士、建築家)一人ですべて担当できます。そのため、構造計算の費用が安くできる場合があります。街に建つビル等を含めた一般の建物全体から見れば、木造住宅が特殊といってもいいと思います。

建設地による設計、デザイン上の規制についても、意匠設計者(建築士、建築家)の担当になります。そうした点からも、まずは相性のよさそうな方へアプローチしてみてはいかがでしょうか。


ご相談もお伺いいたします。お気軽にお問い合わせください。
矢印
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