階段手摺の、適切な設置高さ

はじめまして。
階段の手すりの高さですが、70センチが手を乗せて上がるのにちょうど良いかと思いますが、先日付けさせて頂いたところは、少し高めで75センチの高さにしました。
田邊様ご夫婦と同じくらいの身長でした。
職人は少し高いかな〜と言っていましたが、
ご夫婦にとってはこの高さが合っていたようで、階段の登り降りがラクになったとのことでした。
階段のあるところで手すりの高さを気にして
確かめて判断されると良いと思います。
また、ご年齢にもよりますので、10年先を見て判断されるのをおススメします。

小生宅は段の先端から８０ｃｍの高さに設置しています。設計の時に体験して頂いてから高さを図面に記載していますが、階段は勾配がそれぞれ違い、利用する人の身長や癖も違うので現場にて確認してから設置することもあります。ちなみにトイレも同様です。ある程度調整できるよう下地を入れてもらい、現場にて体験、確認してから設置してもらうような段取りができるようであればその方が良いと思います。危険性の高い下りを優先するか、力を使う上りを優先させるかそのへんも検討してみてください。

※　下地は新たに入れなくても通常は４５cm間隔に間柱があり固定できるかと思います

京都・宇治市で主に木造住宅建築の新築及びリフォームを行なっております。
当社は段端（段の先端）で垂直に７５ｃｍを基準にして、施主様ご家族の身長を加味した上で、ご相談により上下５ｃｍの幅で決めております。
階段は登りは這ってでも上がれるので余り危険は有りませんが、」
下りは滑る危険性が有りますので、家族の方々の多い利き手側に降りるのに適した高さを重要視した方が良いと思います。
老婆心ですが、下地をしっかり取り付けた上で手摺金物を充分（１ｍ以内の間隔で）固定してください。
荷重がかかった時に外れたらより以上の大怪我に成りかねませんからね。

現場で実際に仮の棒をつけてご本人が使いやすい高さを選ぶのがベストです。上りと降りで感覚が違います。現場十寸で確かめて設置してください。