福島県の1級建築士事務所studio_takaの星と申します。
構造計算の費用についてですが、構造計算にも数種類あります。
木造2階建ての場合。
a,仕様規定に準じた「壁量計算」「4分割法」「N値計算」。
b,品確法に基づいた構造計算。(以下、詳細)
①壁量のチェック:床面積に対して必要な壁量を満たしているか確認する。
②壁量バランスのチェック:バランスよく壁が配置されているか確認する。
③床倍率のチェック(等級2以上):2階の床や屋根面の固さを算出(床倍率)、①で求めた必要壁量に応じた床倍率を確保する。
④接合方法のチェック:柱や梁などの接合部について構造上必要な耐力を算出し、その耐力を満たす接合金物を選択する。
⑤基礎のチェック:建物にかかる様々な荷重や外力に対して十分な耐力があるか、基礎の部材の種別や寸法を確認する。
⑥横架材のチェック(等級2以上):建物の自重や積雪荷重などに対して横架材(梁・桁など水平方向に架ける構造材)の強度が十分か確認する。
c,許容応力度計算。
の3種類があります。
a,仕様規定に準じた「壁量計算」「4分割法」「N値計算」であれば、
A3用紙で3枚程度ですし、
c,許容応力度計算の場合は、A4用紙で500枚を超えます。
ですので、構造計算の費用が倍以上というのは、
1、構造計算の計算方法が異なる。
2、大きな構造事務所で所員も多く、固定費が掛かる。
などでしょうか?
構造計算の方法などをもう一度お聞きすると良いと思います。