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家づくり相談

太陽光発電を乗せる屋根の形状について

お世話になります。
家づくりを進めるにあたり、太陽光発電に興味があり、ぜひ導入したいと考えています。
しかし、屋根に一定の傾斜をつけなければ効率が悪くなりメリットがあまりなくなると聞きました。
ショップのようなスタイリッシュな外観を希望している私としましては、屋根に傾斜を付ける=家っぽい外観になってしまいそうで、できれば陸屋根の箱型の家にしたいと思っています。
陸屋根では、やはり効率が悪く乗せる意味がなくなってしまうのでしょうか。
また、陸屋根の場合、太陽光発電を乗せる台もあるようですが、私が調べる限り、デザイン性に乏しい台でした。
おしゃれな台というものはないのでしょうか。
よろしくお願いします。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

5件

2011年 5月26日
太陽光パネル設置の傾斜は30度が効率が良いようです。
建築の専門雑誌に掲載されていた内容ですが、ある企業が開発している太陽光発電でパネル反射鏡を短冊状とすることで、風圧を受けにくくなり、安価で簡易な架台ができるそうです。(傾斜が不要)特徴として、太陽光追尾型としていることと、冷却機構(高温になると効率が下がる)を備えているそうです。価格も既存品の半分近くになるそうです。今秋の発売予定だそうです。時間的に許されるなら、それを待ってもよいのではないでしょうか。
矢印
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2011年 5月26日
はじめまして 山桜桃設計事務所 高澤と申します。
太陽光発電について簡単に説明しますと3種類のモジュールに分かれます。
①単結晶タイプ ②多結晶タイプ ③アモルファスタイプ
現状で最も効率が良いとされているものは②多結晶タイプになると思います。
多結晶タイプでのモジュール変換効率はメーカーにより異なりますが代表されるメーカーでは下記の通りです。
(シャープ:14.4%、三洋:15.6%、京セラ:13.5%、三菱:13.4%)
また、モジュールの質量及び設置に必要とされる面積もメーカーにより異なりますのでメリットを何処に設定するかです。
しかし、イニシャルコストの回収を基準としてメリットを考えた場合には回収は出来ません!
回収期間はメーカー保証期間(10年)が基準と成りますので15~17年程度に成ります。
また、モジュールを屋根に設置しますので構造的なコストUPも考えなければなりません。

モジュール表面の汚れについてですが、メーカー見解では清掃しなくても問題無いと言っていますが検証資料を請求しても検証をしていないので有りません・・・・・机上論と言う事も認めています。
風速についてもですが、昨今の異常気象を想定すると風速50m/sを超える時もあります。
ある物件で風速60m/sで施工計画検討をさせましたが設置架台は大丈夫なのですがモジュールが破断するというメーカー見解でした。
(地域基準≒43m/sはクリアしています)

コストメリットを求めなければ導入されても良いと思いますが、ランニングでイニシャルコストを回収出来た頃には設備として更新しなくてはならなくなるのでお勧めは出来ません。
ECOをアピールすると言う観点で設置するので有れば良いと思います。
因みに公共関係機関や大手企業は企業イメージとECOアピールの為に設置していますから・・・・・

回答になるか分かりませんが再検討したらいかがでしょうか。
矢印
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2011年 5月27日
陸屋根に角度を付けた架台を置きたくないというのはごもっともです。
現在監理中の現場でも全く同じ問題がありましたが、エネブリッドという架台を利用することで解決しました。
アーキヤマデの製品で、今回は綿半鋼機を通じて手配しました。
(綿半以外でも手配可能なはずです)

アーキヤマデのサイト
http://www.a-yamade.co.jp/product/solar/

綿半のサイト
http://www.rf.watahan.co.jp/seihin/wkpv/kousei_wkpvmf.htm

パネルの角度は5度です。
パラペットの影にならないようにパネルを配置する必要がありますが、
これを使えば、下から見上げても、不格好な架台は見えません。
(見えないようにデザイン可能です)


また、こちらは次回採用を検討している物で、
トップライト兼ソーラーパネルです。
http://www.taiyokogyo.co.jp/TSS/


いずれも、太陽光発電の中でも高い部類の建材ですし、
高澤さんのご回答にもあるように、
そもそもの太陽光発電自体がペイを期待できる物ではないですが、
ソーラーを採用されたお施主さんの話を伺っていると、
ゲーム感覚で発電を楽しんでらっしゃるようでうらやましく思います。

かっこよく、ソーラー発電を実現したお住まいができるといいですね。
矢印
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2011年 5月27日
先程の回答に追記です。
綿半のリンク先内容が改修工法ですが、新築で採用できます。
また、太陽工業のトップライト兼ソーラーパネルは、
発電量が少なく採光量の多いタイプ、
発電量が多く採光量の少ないタイプの2通りが選べます。
矢印
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2011年 5月30日
tekine.com(適値コム)より

Cost面で太陽熱を考えると、現状はイニシャルコストとランニングコストなどから電気を売るという収支は見合わないようです。

但し、今回の原発の問題もあるので、今後の電力事業との兼ね合いを考えた場合、太陽光発電などの自然エネルギーなどの利用などは行政的な考えも含め、期待したいですね。

御質問の角度は非常にナーバスなようです。
また、近隣の状況や影になるような障害物によって効率は
大きく変わるようです。

各メーカーは代理店で扱う為に具体的な技術的相談は
メーカーなどの技術相談をした方がいいですよ。

この辺りの整備も各メーカーの対応が違うので私達
専門家でも苦労することが多いのも事実ですが。

参考になれば良いですが。


まずはMAILで御相談ください。
(全国対応しています。)
フリーダイヤルもありますので御利用下さい。

http://tekine.com/contact/index.html

その他、WEBで情報発信していますので。
チェックしてみて下さい。

http://ameblo.jp/tekinecom/
http://tekine.com/column/
http://www.houseco.jp/profile/architect/4420/blog
http://keikakuin.exblog.jp/15625938/
矢印
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