建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
家づくり相談

資金・ローン

回答 

2件

梅雨の時期の工程について

初めて質問させていただきます。
現在、2×4建築中です。屋根工事が終了し、防雨のためのシートがかけられています。バルコニーの防水工事は終了しましたが、北側にあるパラペット部分(15ミリの合板でレインガードしてますが雨に打たれたあとの黒じみや白っぽくなっているのが気がかりです)の防水工事については、途中雨に打たれたため乾いてからの工事ということで2週間経っています。
サッシ取り付け、電気設備工事、断熱工事が終了する中、外壁工事も進むと思い工程を確認したところ、7月初旬からの予定になっています。竣工までの工程予定は遅れているということではないのですが、これから梅雨本番を迎える中、このまま外壁工事がはじまらなくてよいものなのか、養生はされてるものの合板等に影響はないものか、躯体工事が終了してから外壁工事まで1ヶ月以上空くというのは一般的なのか。また、先に書きましたパラペット部分もこのままでいいのか、以上のことについてお教え下さい。よろしくお願いいたします。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

2件

2008年 6月20日
匿名様
2×4工法は、北米等乾燥した地域で生まれた工法なので、高温多湿の日本で、しかも梅雨の時期に建てるのは、できれば避けたかったですね?
「屋根工事が終了し、防雨のためのシートがかけられています」というのは、屋根工事が終了していないということではないですか?
兎に角、雨が落ちない様にしておきましょう。
以下、いづれにしろ2×4工法は合板でもっているようなものですから水は厳禁です。雨に打たれてしまったところはちゃんと乾かすしかありませんが、パラペット部分も防水が未完ならきちんとシートをかけて雨水が侵入しない様にしておかなければなりません。
外壁部分は合板の上に透湿防水シートが貼られていればとりあえずは大丈夫ですが、そうでなければ、1ヶ月以上そのまま放置されるのは問題です。
また、断熱方法が充填断熱なら、部屋内側の気密シートが完璧に施工されていないと壁体内に侵入した水蒸気が外壁側の透湿抵抗の大きな構造用合板に遮られてそこで結露を起こす事になりますから、その辺りも気をつけて頂ければと思います。
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2008年06月21日

HOUSECO登録のユーザーのプロフィール写真

野平 様

ご回答ありがとうございました。

2008年 6月20日
匿名様

見ていない現場に対して仮定で判断するのは出来ませんので、一般的な事を書きます。

参考になるHPがあります。
All About『家づくり講座14:工事の流れ-木造編』
http://allabout.co.jp/house/homebuilding/closeup/CU20030918A/index2.htm

6月11日に建て方をしています。
最近は木材は工場にてプレカットし、現場で1日で組み立てるので当日に上棟式となるのが普通です。
7月3日の写真は屋根が葺きあがっていますが、外壁は防湿シートのままです。

この住宅は在来工法のため筋交いにて構造耐力を取っているので、匿名様の住宅のように構造用合板が外部に出て来ていませんが、外壁を貼る前の状態というのは同じです。(この後の写真で8月頃に外壁に杉板を貼った写真がありました)

基本的に外部に張る構造用合板は耐水性ある物を使用しますので、養生をちゃんとしていれば大丈夫だと思われます。

あくまでもケースバイケースですので、だからといって台風や大雨でも前々大丈夫という事でもありませんので、基本的にはなるべく早く外壁を貼るのが好ましいでしょう。

匿名さんが気にしているのはよくわかります。
お施主さんにとっては現場が進んでいないという事が気になって仕方が無いのだと思われます。
経験上私は事前になぜそのようになるかを必ず説明しています。
(始まってから説明すると言い訳のように取られてしまうかもしれませんので)

今回の場合そのような説明が無かったのだと思われます。設計士又はハウスメーカーの営業さん、等から前もって工事の流れを説明していれば良かったのでしょう。

一般的に施工会社が抱えているのは現場監督さんでたまに大工さんを直に抱えているところもあります。
他の工事は全て下請けの業者さんとなります。
多くの方が勘違いしているのは大工さんがほとんど工事すると思っておられますが、そうではありません。
色々な業種の職人さんを使って住宅が出来ます。
現場監督さんの仕事の一つに職人さんの割り振りを決めて工期を作成する事があります。
壁の下地の前に設備業者が電気配線をしますし、クロスやタイル等の仕上げは壁の仕上げが終わってからになります。
それらを事前に業者に予約を取って工程を組み立てていきます。
前の仕事が終わらないと次の工程に進めません。
ギリギリで予定を立てると職人さんは幾つかの現場を抱えて平行で仕事を進めていますので、例えばどこかの工程で2,3日の遅れが生じた場合、次の工程の業者は他の仕事の為その現場にすぐに来る事は出来ないかもしれません。
なのである程度余裕のある工程をたてなければなりません。
順調にいっても、問題が合っても日数が空く場合があります。

外壁の場合、外装建材待ちというのも考えれます。
住宅の場合、敷地も狭く、サイディング等の量が多いので現場に保管という事が出来ません。大抵の場合は工事日に届くように操作します。
早く届いた場合、上棟工事は出来ませんし、保管の倉庫を借りると金額がかさみます。ある程度の余裕を見て発注します。
他にも中間検査待ちというのもあります。
確認申請の中間検査の場合、上棟後構造が解る状態で中間検査を受けます。
あまり早いうちに検査の予約を入れると検査日に出来なかったり、早く出来すぎたりする事もあります。ギリギリに予約を入れると1週間待ちとかになる場合もあります。
最近の確認申請のばたばたも考慮に入れるとある程度検討しなければならない事象です。

匿名様の住宅がそうだという事ではありません。
あくまでも工事現場の一般的な内容です。
この件についての問題はお施主さんにに心配かけないようにする配慮が足りなかったということだと思います。
逐次事前に説明していればこのような心配は無かったと考えます。

匿名さんへ
良いか悪いかの判断は出来ませんが、気になるのであれば担当者に確認をして説明を求めるのが良いと思われます。

林泰介
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2008年06月21日

HOUSECO登録のユーザーのプロフィール写真

林 様

丁寧なわかりやすいご回答、ありがとうございました。
工事の流れのHPも現場の事情のお話も大変参考になりました。現場監督に確認をしようと思います。

この家づくり相談「梅雨の時期の工程について」をfacebookでシェアする

関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

同じカテゴリーの他の相談

悩みや疑問を専門家に聞きたい方はこちら

作りたいものが決まっている方はこちら