建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
家づくり相談

回答受付中

新築戸建て資金・ローン

回答 

3件

役にたった回答 

3件

契約に至らなかった場合の費用負担など

北海道の地方都市から車で1時間半ほどの地域で新築を検討している者です。
昨年1月から工務店に申込金を支払ったうえで間取りなどのプラン作成をしていました。
9月に提出された仮見積もりはこちらが提示した予算にギリギリ収まる形で提出されましたが、まともな見積もりは先延ばしにされたまま、2025年問題を盾に建築申請を急かされ建築申請も出ている状態まで来ていました。
仮見積もりから半年近く待たされた今年の2月下旬にやっと出て来た正式の見積もりが当初の予定の額の1.5倍(仮見積もりから築面積の変更なし・オプションの変更は200万程度なのに)提示されました。
予定していたローン審査よりも数千万高額なローン審査を「とりあえず仮審査出しておいてください」と急かされるわ、費用縮小のために何ができるのか提案してほしいとお願いしたところ「構造の強度と耐熱性を下げる、オプションを全て諦めるなどすれば500万程安くなります(500万程度差し引いたところでまだ当初予定の1.45倍の価格)。3月中に着手しないといけないのでとりあえず見積もり額でローン審査通してください。」と言われました。
このまま契約してはヤバいのではと恐ろしくなり、見積もり提示後1回目の打ち合わせで営業の方に契約締結をあきらめる旨伝えました。

当初の話では【申込金200万先払い、話が進んで契約が結ばれた場合は着手金として総額の◎%さらに振込、契約に至らなかった場合は実費を差し引いて差額をお返しします】との申込書に書いてありました。
契約しないので清算してほしいと伝えたところ「確認申請を取り下げも新たに4万近くかかる、それに今までの経費が申込金の200万に収まらなかった。3月中に着手しないと建てられなくなる。」と言われたうえで、契約せずに清算するなら追加で65万支払うようにと、請求されました。
建築費用が払える額じゃないのでこれ以上いまのプランでは話は進められないとはっきり言っているにもかかわらず「3月中に何かしら着手しなくては建てられなくなります」などといまだにメールで連絡してきて中止の作業を進めてくれません。
営業では埒が明かないのかと書面で工務店社長に申し込み取り下げの旨を伝えましたが、まったくアクションありません。

実はプラン作成中に工務店のミスで数値を間違った図面を外部の構造申請に出して、施主が間違いに気が付いて出し直しをしたなどの経過もあります。それも自分たちの落ち度ではないと言い張ります。提出した誤った図面は事前に施主には確認させずに出したものの上、提出後に「コレを出しました」と施主に提示しその段階で誤りに施主が指摘して発覚しています。おそらくこの分の費用も計上されていると思います。

こちらとしては相手の言動に不信感が積もっており、このままプランを進めるのはもとより、プランを作り直して同じ工務店で作る気もありません。
さっさと手切れしたいのですが、申込金200万以外に施主に断りもなく200万を超えてかけた経費を負担しなくてはいけないのか!?という疑問もあり相談させていただきました。

ちなみに清算明細は「土地調査(外部委託)一式何十万円」など工務店かいているだけで、外部委託先からの領収書などは頑なに開示を拒否されています。
地盤調査45,000、表土剥ぎ(地盤調査の時に実施)187,500、設計費用900,000、構造計算780,000、申請費用252,600、耐震等級申請料387,500、申請取り下げ料35,000
と請求されています。
素人なので相場が分からないのですが、随分とかかるのですね。
妥当な値段なのでしょうか。
打倒であるならば「200万を超えるときに一声あっても良かったろうに…。」とは思いつつもお支払いするつもりですが、これまでの一件で相手を信用できない状態になっているので言われるがままに払う事を躊躇してしまいこちらに相談させていただきました。
いかがなのでしょうか。

専門家の回答

3件

星マーク
相談者が役に立った
2025年 3月24日
かなり厳しい状況ですね。
結論から言うと、「追加の65万円を支払う必要はない可能性が高い」です。むしろ、工務店の対応には不審な点が多く、法的な視点からも慎重に対応すべきです。

1. 請求の妥当性について
請求された費用の内容を確認すると、高額な項目がいくつかありますが、一般的な相場と比べて違和感のある部分もあります。

地盤調査:45,000円 → 相場として妥当

表土剥ぎ(地盤調査時):187,500円 → 地盤改良費用ではなく、表土剥ぎだけでこの額は高め

設計費用:900,000円 → 契約前のプランニング費用としてはやや高額

構造計算:780,000円 → 木造住宅でこの額は割高(鉄筋コンクリートならあり得る)

申請費用:252,600円 → 申請業務としては妥当な範囲

耐震等級申請料:387,500円 → 高額すぎる(通常は10万~20万)

申請取り下げ料:35,000円 → これは仕方ないが、本来なら工務店負担のケースも多い

→ 特に構造計算・耐震等級申請料は不自然に高く、詳細な内訳を求めるべきです。

2. 追加請求65万円の根拠の薄さ
契約書に「申込金は実費を差し引いて返金」と書かれている以上、実費の明細が不透明なまま追加で65万円請求されるのは不当な可能性があります。
本来ならば、 事前に「申込金を超える可能性がある」と説明すべき です。

また、確認申請のミス(誤った図面を提出)による再提出費用が含まれている可能性が高いですが、これは工務店の落ち度であり、施主が負担するのはおかしいです。

3. 施主が取るべき対応
① 追加65万円の請求を拒否し、実費の詳細な証拠を要求する
 - 外部委託費用の領収書や契約書を開示するよう正式に求める
 - 申込書に「実費を差し引いて返金」とあるため、証拠なしに支払う必要はない

② 契約解除の手続きを文書で正式に進める
 - 工務店社長宛に内容証明郵便で「契約を締結しないこと、申込金の精算を速やかに行うこと」を通知

③ 建築士会や消費者センターに相談する
 - 施工トラブルの相談ができる「建築士会」や「消費者センター」に連絡し、対応策を検討

④ 場合によっては弁護士に相談する
 - 追加請求の法的妥当性を確認するため、弁護士に相談(初回相談は無料のことも多い)

結論
現時点では65万円を支払うべきではない

工務店の請求の根拠を明確にさせる

契約解除の意思を明確に伝える

必要なら消費者センターや弁護士に相談

この状況では、冷静に交渉しつつ、証拠を求める姿勢を崩さないことが重要です。
矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2025年03月24日

くろねこやのプロフィール写真

アドバイスいただきありがとうございました。
工務店社長の方に今一度書面で契約しない旨伝えようと思います。
その上で工務店としてどういう対応にでられるのか、営業の人任せで引き続き領収書など明細もなく請求してくるのか、出方を確認しようと思います。
あくまで詳細を見せずに請求されるようであれば法的な行動も検討します。
別の業者で建築は依頼する予定なので建築申請の取り下げなどしっかりやってもらわないと後で大変な事になりそうなので、注意して対応していきます。
ありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2025年 3月24日
こんにちは。
札幌・近郊で住宅を造っているものです。

ご状況を拝見しましたらどうやって離れるかを考える段階かと思います。

弁護士の先生に相談しても、建築のプロではありませんし、費用が発生して初めて動きますし、工務店と取っ組み合いをする目的でなければ早く離れた方が良いです。

建築士会に相談しても結果として遠回りになりますから相談先が違うと思います。

ご相談者様が平穏に速やかに解決出来るためにはまずは北海道建築指導センターの相談員の方に相談されては如何でしょうか。

https://hokkaido-ksc.or.jp/index.php?id=604

相談員の方はベテランの方が何名かいらっしゃいますが、的確に解決の道筋をつけてくれるはずです。

私に連絡いただければ、信頼申し上げている女性の相談員の方をご紹介します。

矢印
この専門家のプロフィールを見る
矢印
この専門家に資料をリクエスト

ユーザーの返答

2025年03月25日

くろねこやのプロフィール写真

アドバイスいただきありがとうございます。
どうやって離れるかが重要なのだとシミジミ実感しました。
ご紹介いただいた相談先で工務店との関係を解消するために注意しなくてはいけないポイントなど相談させていただこうと思います。
ありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2025年 3月25日
くろねこや様

ご質問拝見しました。確かに3月中の着工であれば、従来通り省エネ適判もなく、仮に木造2階であれば4号特例が使えますので、確認申請は軽微な内容になります。もし3月着工に間に合わなければ、後から省エネ計算の申請を行えばよいだけの話です。着工できなくなるわけではございませんので、焦らず時間をかけご協議なさるのが懸命かと思いました。北海道はまだ寒さが厳しいでしょうから、暖かくなってから着工される方が良いのではないかと思いました。少しでもご参考になれば嬉しく思います。
矢印
この専門家のプロフィールを見る

ユーザーの返答

2025年03月25日

くろねこやのプロフィール写真

アドバイスいただきありがとうございます。
追加で省エネ計算さえすればよいのですね。
恐らくなのですが、省エネ計算が工務店にとっては不都合なのかもしれません。
口では暖かいですよ、と言いつつもでは実際の数値はどうなのか質問すると、数値は出せないと言われ施主としたは首をかしげていましたし、気密検査も施主負担でやりたいと申し出ても色々な理由を言って無駄ですと言われ続けて来たので…。
今回の工務店に執着せず、3月中にと急かされても焦らないでお断りして信頼できる相手を探して家づくりに着手していきます。
ありがとうございました。

この家づくり相談「契約に至らなかった場合の費用負担など」をfacebookでシェアする

関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

同じカテゴリーの他の相談

悩みや疑問を専門家に聞きたい方はこちら

作りたいものが決まっている方はこちら