昔は、ビッグフットって言っていたログハウスの専門メーカーですね。
好きでした。(笑)
さて、外壁に「天然木」を張るには、いくつか条件があります。
外壁は「燃えてはいけない」という法律が、あるのですが、これは
読み替えると「燃えてはいけない場所に使ってはいけない」となります。
延焼の恐れのある部位と言いまして、接道している道路の中心から
1階部分で3m、2階部分で5m以内。隣地から同じ距離だけ延焼の恐れの
ある部位として定められています。
同じ敷地内に建物が建っている場合、合わせて500㎡を超えてしまうと、
これまた、制限が掛かります。
したがって、だだっ広い敷地の真ん中に、ぽつんと建っている建物なら、
屋根が不燃材で葺かれていれば、どうにでも出来るのですが、狭い敷地では
簡単には行きません。
そこで木を張る壁の下地を認定された「不燃構造」で作ることになります。
これが結構なコストアップになるんです。
画像にある張り出た壁の内側に張るだけでも駄目は駄目なんです。
軒裏には何も制限が無いのに、なんでだよっ?!と怒りたくなりますよね(笑)
ですから、木を張る面積で「木の値段」以上に、お金が掛かるという訳です。
BESSのように全てを丸太で作るとなると凄く、お金が掛かります。
ですが、在来工法で作って、部分的に木を張るなら、オプションとして
考える程度で出来ると思いますよ。
在来工法は、断熱の性能、設備で工事価格も様々でしょうが、坪単価45万円からで
建築は可能です。もっと安いところもあるでしょうし、高いところもあります。
認定の下地の作りとして私の経験上、一番安い方法は、プラスターボードの
2重張りの上にガルバリュウムの平板を張って施工するパターンでしょうか。
1㎡あたり、5000円程度のアップで出来ると思いますよ。多分。
このような御依頼、大変に興味がありますので、当設計事務所まで
ガンガンお問い合わせください!(笑)
お待ちしております。
URBAN GEAR 本多 信章
at*****geardesign.com
http://urbangeardesign.com/054-206-4343