hanzo様
ソーラーパネルですが、地域による補助金や家族環境、電力の買い取りシステム等により、違うと思いますが、よほど割得感が無ければ耐用年数(20年位)買い取り期間は10年、買い取り金額は1kw40円くらい(倍になったとして)を考えると回収は見込めないと考えた方が良いと思います。
現状は損得で考えて取付ける物ではないと思います。
ソーラーパネル自体が他の何かの設備に変わる物ではなく、普通に電気関係の工事や設備が必要であり、生活をする上で発電設備は不必要な物を取付ける訳ですから、確実にコストが上がります。
それ自体は安くなる事は無いので、建物本体をどれだけ安く作れるかしかコストを下げる方法はありません。
雨水利用等は雨水を溜めて散水等に使用するレベルなので大きなコストアップはありません。樋の位置と溜めるタンクの設置だけです。
エコハウスを考えるのであれば他の視点から考え直してみても良いのではないでしょうか?
自家発電だけがエコではありません。使用電力を押さえる事が大事なのだと思っています。
極端に言えば昔の日本人の生活が良いのだと思いますが、現代社会に育った私たちには厳しい環境に思われます。
家を造る時に南側に開口を取り庇を出す事によって夏場の高い位置からの日射を避け冬場の低い位置からの日射を室内に入れる。
落葉樹を植える事により夏は緑が茂り日射を遮り、冬は葉が落ち日射を室内に入れる。
壁面にツタを絡ませる事で壁を暖まり難くし室内への輻射熱が少なくなる。
この国は色々な方法で湿気の多い日本の夏を涼しく過ごす方法を考えてきました。
クーラーを使わなくても風通しだけで涼しく過ごす方法で電気代は少なくなります。
窓の取り方を考えて明るい室内を作れば昼間(ほぼ夕方まで)は照明を付けなくても明るい家が出来ます。
イメージされているエコと違うかもしれませんが、設備機器に頼るのがエコロジーではありません。ある程度は夏の暑さや冬の寒さを感じるのもエコだと思います。
そのような住宅を造り、ソーラーパネル等はもう少し後から(安くなるか、補助金が多くなるか、買い取り金額が高くなるか)設置しても良いのではないでしょうか?
ご期待に添える内容ではありませんが、参考になればと思います。
林泰介