3階建の家で無線LANを効率的に使う構造

Nk様

無線LANの障害になるのはコンクリートの床や壁です。
RC造の場合、壁も床もコンクリートなので、部屋により無線が届き難い事があります。
鉄骨の場合、床をデッキプレート(鉄の折板)にコンクリートを流して床の剛性をとる方式の場合はコンクリートが無線を遮る事がありますが、最近の住宅では建物を軽くする方向で、ブレス(鉄のバッテン)で床の剛性を取り木造の床のような作り方をする事が多く、この場合はあまり無線の障害にならない事が多いです。

木造の場合は、基本的に、内装は床も壁も軽い構造な為ほとんどの場合は無線LANに支障はないと思われます。

数年前に設計しました、鉄骨造3階建て+ロフトの住宅で、ロフト部分を書斎とし、そこにルーターを置いている住宅ですが2階の寝室(1階はガレージ)も無線で大丈夫でした。(床は木造)
勿論家の大きさにもよりますし、家の形、ルーターの性能等も影響すると思われます。

無線で考えている場合でも、予備として空配管(線が配線されていないチューブのみ)をルーター設置部分とパソコン使用予定場所まで繋いでおくと、有線にてパソコンを繋げれるようにしておくのも一つの手段だと思います。新築の場合、空配管自体は安いので、見積りの際に入れておいてもらっても大きな出費にならないです。

配線は少し難しいので、自信が無い場合は業者にきてもらわないと難しいかもしれません。

林泰介

Nk様

はじめまして
設計したSANPOハウスを例にあげると

鉄骨3階建てで
2階のリビングに無線LANのルーターを置いているのですが
1階のアトリエと3階の住居部分でもワイヤレスが通じています

鉄骨3階建て、床スラブはコンクリート
壁はガルバリウム鋼板(鉄)となっていて
外部からの電波は捉えにくい箇所がある反面
内部の電波(無線など)は建物内でキチンと処理してくれてます

意外と大丈夫なのにびっくりしましたが
鉄骨の梁や天井を露出にしているので
それが電波を伝えてくれているのかなと考えたり
無線LANの形式によるものかなと思ったりしています
※ Aterm WR6650S
(目的に応じて“11a”と“11b/11g”を選んで使えるタイプです)

昨今の無線の形式の進化もあり
木造と鉄骨3階(中間階にルーター設置)なら
大丈夫と考えています

ノートブックをテラスとかでも
使用できる無線LANは快適ですね
さらに素敵な家もともにあれば尚更
よい家づくりを

奥和田健