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家づくり相談

1階の床全てを土間にしたい。方法とデメリットを教えてください。

2階建ての新築計画をしています。玄関から、LDK、洗面脱衣室、トイレ、といった1階の床を全て土間としたいと考えています。1階の大きさは20坪程度の予定です。2階は子供部屋のみ。
玄関でスリッパに履き替えるイメージでいます。全体が繋がる感じになればいいなと思っています。
お願いしようと考えている工務店さんには、配管がコンクリートの中に埋まるので、メンテナンスが出来ないからおすすめできないと言われています。なにかいい方法はないでしょうか。
また、メンテナンスが出来ない以外のデメリットはありますでしょうか。
よろしくお願いします。

専門家の回答

10件

2017年 5月24日
給排水の位置にもよりますが、メンテナンス可能な状態でsakura様が実現したいデザインは可能かと思います。
例えば、コンクリートに埋めずに壁際に給排水の配管を設け、その上部に造作に家具を設けることで隠す等が考えられます。
洗面脱衣、トイレなどの部屋を土間空間の床レベルより40㎝程度高くすれば予算的にもさほど変わらないかと思います。

また質問の内容とは外れますが、設計は工務店のみにお願いしているのでしょうか?
sakura様のご質問を読む限り、こだわりの強い素敵なお家を望んでいるように感じますが、裏を返せば特殊なお家でもあります。
特殊なデザインでは細かく考えて設計しないとその特殊さ故に良さだけでなく使いにくい所も出てくる可能性が高いです。
設計事務所にデザイン監修だけでもお願いすれば実際に出来たときに使いにくさを出来るだけ減らしsakura様の想像に近いお家が出来上がると思います。
矢印
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2017年 5月24日
お世話になっております。
住宅建築コーディネーターの小西と申します。

土間の使用方法はどのような目的ですか?
1)スタジオ?陶芸スタジオなどのアートの目的
2)駐車スペース
3)事務所

まずそのお部屋(土間仕上げのところ)にされると
寒いいうのが一番の難点です。

メリット:
ベビーカー、自転車、その他のものがおける。
駐車も室内でできる場合もあり。

デメリット:
1)寒い。とにかく寒いです。
ということは、暖房費用がかさみます。
通常木造建築は、床から450mm程度上がっています。
そのことにより、昔は畳で室内の調湿も可能でした。
2)土間とすると、外部からのほこりや砂埃も入りますので掃除がしにくいです。
段差のない空間が宜しければ、そのような工夫は土間以外でもできると
思います。靴だけの空間(外国のような、あるいは日本の町家の土間)
のようであれば、音のしにくい、掃除しやすいものを選ぶほうが良いです。

3)ベッドルームなど居室になる場合は、コーヒー等こぼした場合
しみになります。

4)こけた場合、危ないです。
小さいお子様がいる場合、高齢者がいる場合など。

5)経年劣化によりクラックや黒いしみができる。
水はけをきちんとしておく必要がある。
仕上げは土間でもいろいろあります。
セルフレベリングで、目地を入れてクラックが入らないように
安価に仕上げることもできます。

あるいはタイル仕上げ、フローリング等でも
よければ床暖房を入れることもできます。

※メリット、デメリット参考。
https://www.homify.jp/ideabooks/734150/%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%EF%BC%81%E3%81%84%E3%81%BE%E6%B5%81%E8%A1%8C%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%9C%9F%E9%96%93%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88


仕上げ材の選び方により、あたたかい、
そしてきちんとつながる空間にはなります。

ちなみに私共の家の1階は土間ではなく土間レベルに5cm程度
上がったところがフローリングになっていますが
それでも冬はかなり冷えます!

リフォーム個別相談もお受けしておりますので
ぜひご利用くださいませ。仕上げ選び等もご相談にのります。

宜しくお願いします。
小西菜月

www.nae-ark.com
*****rk.com
2017年 5月24日
はじめましてアース・アーキテクツの鷲巣(ワシズ)といいます。
1階全てが土間は、とても楽しそうでいいですね。
ただ、工務店さんの言うように配管の点検の心配がありますね。
一つの案ですが、「マンションのリノベーションで私が用いる方法」
が疑問にお答えできる気がしますので、ご説明します。

水回りの設備を設置する部分の壁を15㎝程躯体からふかして、PSを
作りそこに配管を通します。
水回りの設備が外壁沿いにある場合は、そこから外部に出しますが、
水回りが外壁に接していない部分は躯体からのふかし壁(PS)を外壁
まで延長します。
排水は勾配が必要ですから、上記の方法による長い距離はできなく
なります。
トイレの排水は壁出しのものを使用する必要もありますし、水回りは
なるべく外壁に近い部分に設置する配慮も必要になります。

また土間はコンクリートの劣化により埃が出てきますので、防塵塗装
又は表面を硬化させるカラークリート等の処理が必要だと思います。

ご参考に・・。

アース・アーキテクツ一級建築士事務所 鷲巣
矢印
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2017年 5月24日
sakuraさま

たとえば耐圧スラブの上にスタイロを敷き込み土間コンを打てば冬も暖かい土間にできますがスタイロは値段が高いので通常の床組の場合よりコストは上がりそうです。

また、配管を土間に埋め込むのは止めたほうがよいです。水廻りの部分だけ置床にして一段上げるか、もしくは水廻りの部分だけ置床にして床レベルを合わせ(断熱をせずに配管スペースを確保)るかするしかないと思います。この場合、将来の水廻りの変更は難しくなります。

いずれにしろ、通常の床組より手間は掛かりますのでコストは上がりそうです。
矢印
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矢印
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2017年 5月24日
sakura様
はじめまして。名古屋市瑞穂区で外張り断熱の高気密・高断熱住宅を設計施工している冬頭建設の冬頭(ふゆとう)と申します。
私どもの作る家はベタ基礎もしますが、スラブ基礎という基礎も多く施工しております。スラブ基礎ですとsakuraさんがご希望されている全体を土間にすることも可能です。
ご不安のメンテナンスの面では、給水や給湯はサヤ管方式を採用していますので、メンテナンスも全く問題はありません。
ただし配水管はすべて埋まってしまうので、メンテナンスや入れ替えはできません。しかし、排水は給水などと違って、水圧はかかってないので、途中で外れたりもれたりという確立はきわめて低いと思われますので、問題はさほどないのではないでしょうか。また、住設機器を壁際にもっていき、壁排水にすればこの問題も解消します。

他のデメリットはさほどないと思われます。
他の専門家さんがおっしゃっているように、土間は固いので転倒などの危険だけでしょうか。
スラブ基礎は基礎パッキンなどの換気もないため、とても暖かい基礎です。地熱も少し伝わるみたいです。当社では床暖房を入れる方はほとんどいらっしゃいません。ただし、高気密・高断熱住宅でないと寒い場合もあるかもしれません。

できれば当社が施工しているようにスラブ基礎の上に木下地トフローリングを張って、玄関の土間を上げてフラットにする計画のほうが快適かと思います。

コストもベタ基礎よりスラブ基礎のほうが安いのでトライしてみてください。
素敵な家が完成することを祈っています。
矢印
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矢印
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2017年 5月24日
sakura様
初めまして。大阪難波で設計事務所やっております清水設計事務所 谷澤と申します。
さてお聞きになっているご要望に対する我々の解決方法ですが、下記に考え方を
述べます。

第一に、現代の技術を駆使すればデメリットは皆無です。配管がコンクリートの
中に埋まると言いましても考えられるメンテナンスは管清掃というワイヤーを突っ込んで詰まりの原因を取り除く作業くらいのものです。土間の部屋は冬季に冷え込むという
のは昔の話で 今は土間に床暖房システムを組み込むことで、逆に快適な空間になります。
それよりか、土間にすることのメリットを考えて家作りに取り組まれたほうが楽しい
ですし、工務店さんも張り合いがあると思います。例えば土間のお部屋は、壁を少し
持ち上げて作れば、夏季は涼しい風が一杯入り とても過ごしやすい場所になります。夕方にお風呂に入ってベンチに座って団扇でパタパタとあおいで過ごす様な風流な光景が実際に出来ます。なお、上記のような家造りの技術は当社の方で経済的に提供させて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。

 清水設計事務所  谷澤敏彦
 
矢印
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矢印
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2017年 5月24日
sakura さん

メンテナンスが出来ないと言うより、リフォームや改修で給排水の位置を変更するには条件によってはやり辛いかもしれません。

昔は床下外気通風換気が主で基礎断熱的な考えも少なかったのですが、ペラペラの床下断熱材では冬場の床下冷風を遮断して快適さを求めることは不可能で、地盤の大きな蓄熱体を利用する方がよっぽど快適だと言えるわけです。
南面の日射により冬場に暖められた蓄熱土間は超省エネですし、天候で左右される部分はヒートポンプなどを利用した温水で暖めるのもよいですね。
土間は薪ストーブの輻射熱とも相性が良い熱をためてジワッと優しく温めてくれるので心地は良いですよ。
竪穴式住居はそんな良さがあるでしょうね。住んだことがありませんので推測ですが...笑
夏場は逆に日射に晒さなければヒンヤリと気持ちがいいのですが、仕上げ材にもよるでしょうが高温多湿空気を取り込んだ時に床面で結露が発生して濡れる恐れもあります。
テラコッタや三和土なら良いでしょうが、磁器質タイルや花崗岩だと滑るかも...
まあ、エアコンでコントロールすれば大丈夫です、高温多湿の梅雨時等に開け放して生活した場合のお話です。
最後に地盤面(GL)から30センチは上げた方が良いと思うのですが、これも周りの環境で変わりますので設計者の考え方を確認してみましょう。
完成が楽しみですね!!^^
矢印
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2017年 5月25日
こんにちは、福井のアトリエ5室田です。
実際に一階オール土間(和室除く)の住宅を造りましたよ。偶然ですが規模・間取り等全てsakuraさんの要望通りかと思います。高気密高断熱仕様で、吹抜けを入れると80畳程の気積になりますが、北陸の冬でもホームエアコン一台で暑いくらいに暖まります。しっかり断熱してあげれば、コンクリートが蓄熱体になって輻射熱で身体の芯からポカポカ!来客者は皆さん暑いと言って脱いでいました(笑)

小さなお子様の転倒にだけ注意されれば、非常に快適です。
子供らはドリブルしたり、ローラーブレードで家の中を走りまわっています
参考になればご覧ください
https://sumika.me/p/works/5f44487618ba13890bf35fbeaed700e8604051e2

営業ですが近くですので、喜んで設計しますよ。
アトリエ5 室田高義
*****er5.jp
www.atelier5-hp.jp
0776-54-3218
矢印
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矢印
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2017年 5月25日

RC造の建築物では、埋設配管をすることは多々有りますので、
一概に駄目ということではありません。

長期的に、また、大地震等を考慮すると直接埋設させることは、
揺れの固有周期と配管寿命時の取替えを考慮すると確かにあまりお薦めはできません。

砂埃(鹿児島では降灰もあります)等が入りやすくなる事を許容できるのなら、
コストダウンの一案として、木造のベタ基礎を利用した設計実例はございます。
 K薬局 様(http://www.archilab-can.com/work_detail.php?no=16
 タンポポ小規模多機能型居宅介護施設
 (http://www.archilab-can.com/blog/index.php?UID=1461978000
何れも、ベタ基礎耐圧版を土間コンクリートと兼用させています。
水廻り部分は、ベタ基礎耐圧版を下げて打設して、配管敷設後、緩衝材を周囲に設けて
増打ちの土間コン打設を行なっています。
更に、タンポポ小規模多機能型居宅介護施設では大型ユニットバス以上の空間でしたので、ベタ基礎の立ち上がり部分を梁下として、(結果、梁=大引きとなる。)事実上、
浴室は鉄筋コンクリート壁式構造となり、建築物の寿命を高めています。
また、設計上も、増打ちの土間コン打設部分に配管する部分が最小限となるように、横引きよりも竪配管(PS)となる工夫を行なっています。
(※補足ですが、構造耐力確保の為には耐圧版下の配管や耐圧版への開孔は禁じられています … 設計や施工のレベル判断のポイントにもなっています。)

この2例以外の木造でも、弊社の標準仕様では水廻り部分(洗面脱衣)は、木造の欠点である防腐や防蟻対策として、床はコンクリート増打ち仕様としています。

以上の様に設計を行なえば、上記の質問要望は特にデメリットではないと思われます。
(但し、基礎の立ち上がりは、住宅瑕疵担保履行法の委託機関規定と、建築基準法にて地盤面から30cm以上とる必要がございます。)

今回は特に該当しませんが、通常の床高(GL+450程度)の場合は、木造床組み⇒コンクリート増打ちとなるので微額のイニシャルコストUPがデメリットでしょう。

弊社標準仕様では、外壁、ベタ基礎下、1階床下、最上階天井裏、屋根裏の断熱を行なっていますが、今回の計画では断熱はどの様に考えられていらっしゃいますか?
南国鹿児島でも、1階土間床の場合、断熱がないと底冷えして不快な環境となります。
(弊社創立時の事務所は断熱が無く冬は厳しい環境を実体験しました。)
必ず、ご検討・採用なさることをアドバイスさせて頂きます。

弊社は、(公社)日本建築家協会に属していて(現鹿児島地域会役員)、建築物の質の向上と建築文化の創造・発展に貢献することを目的として、全国の建築相談は無料にて対応させて頂いております。
何か有りましたら遠慮なくご相談下さいませ。

Archi-Lab.CAN 建築加塩設計株式会社 加塩博之 拝
ArchiL*****e.jp tel.099-296-1156

=豊かな空間創造、幸福な時間=
矢印
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2017年 5月29日
sakura さま

はじめまして。
大阪で設計事務所をしております若林秀典建築設計事務所の若林と申します。

滋賀県のどちらでご計画ですか?
私は滋賀県出身で以前、米原市で設計監理をしました家がsakuraさんと同じ考えで1階が全てコンクリート土間で計画していました。最終的には小さいお子さんのこともありフローリングとなりましたが、全体が繋がる空間の住まいです。

当事務所にご興味をお持ち頂けるようであればお気軽にご連絡下さい。
よろしくお願い申し上げます。

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若林秀典建築設計事務所  
542-0081
大阪市中央区南船場1-3-27 IFP南船場ビル3F
Tel : ***** Fax : *****
Mail : o*****ayashi-aa.com
HP : www.wakabayashi-aa.com
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