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住宅の高さについて

長期優良住宅を取得する住宅検討中です。
長期優良住宅を取るため床下が必要な為、高さが必要と言われてます。
我が家は、インナーポーチ、玄関ポーチ、玄関と繋がってます。
その為、玄関ポーチで15cm程、そして玄関を2段の框にして高さを出しています。
ベビーカーもあり、なるべく玄関を2段の框を使用したくなく、何か案はありますでしょうか?
この框を極力一段にする方法はないでしょうか?
ベビーカーも使っているため。

専門家の回答

3件

2025年 5月 8日
けんとちゅー様、こんにちは。
インナーポーチと玄関ポーチとはどのような間取りでしょうか?
インナーガレージ? 玄関とは通常にフロアーに上がった所でしょうか(ホール)?
いまいち高さ関係・位置と距離感がつかめません。
通常は玄関ポーチで2段(外側)、玄関に入ってからフロアーに上がるのに1段が多いと思います。 外側(玄関ポーチ)でスロープを設けたり階段を3段にしたりして高さの解消をするケースがあります。 外側(玄関ポーチ)から建物までの距離によって色々と考えられると思います。
ベビーカーは一時的、置く位置を決めて支障のないようなご計画をされる事をお勧めします。
検討中のHM・建設会社と十分にご検討ください。
矢印
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矢印
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2025年 5月 8日
こんにちは。大阪の設計事務所 住まい工房LIVE!です。
間取りの改善アドバイスで多い一つが、玄関廻りです。

先の回答者のおっしゃるように、間取り図が無いため
想定でのコメントです。

段差が出来る境界として、以下3つ有ります。
①アプローチやインナーテラス?から玄関ポーチに上がる部分
②玄関ポーチ(玄関ドア前のところ)から玄関ドアを開けて宅内に入る部分
③宅内の玄関部分=三和土(タタキ)や土間部分から、
 室内に上がる部分(ここにあるのが玄関框)

①については、アプローチやインナーテラス部分の床面を予め上げる、
又は、スロープにすることで玄関ポーチに上がる段差高さを小さくできます。

②玄関ドアの下部の段差は、ある程度設ける場合と、
 下枠のみの1センチほどの場合が有り、
 私は通常後者で設計します。

 段差を少なくするために①の段差高さが大きくなったり、
 ポーチ施工の費用(コンクリート量)が若干掛かったりします

③は、マンションで多い2、3㎝にする場合もありますが
 車イスでそのまま室内移動、以外は、ある程度段差が有ったほうが
 三和土の砂汚れなどが室内側に上がってきません。
 また、腰掛けての脱ぎ履きにも段差があるメリットもあります。

今回は、どこの段差を無くしたいのか、イマイチ不明ですが、
ご希望を設計者や工務店?にお伝えして、
対応を考えてもらってはどうでしょうか?

ベビーカーや荷物カートをそのまま三和土まで段差無しで出入したい場合、
三和土までお子様や荷物を入れて、その三和土や玄関ホールで着脱するには
三和土部分にもそれなりのスペースが必要です。
(ベビーカーの後ろと横にもスペースが必要)

お子様や荷物は、インナーテラスや玄関ポーチで着脱できるスペースがあれば、
玄関入る時には、ベビーカーを持ちあげて出入りできます。
又、玄関引戸にして、出入りをよりスムーズにしておけば、
段差があってもドアの開閉に邪魔されずに対応できます。
また、ドア前のポーチ部分スペースが小さい場合も、引戸にすると
出入り動作がスムーズです。

ベビーカーは数年の話でもありますし、どうしても段差が気になる場合は
一時的な段差解消スロープみたいなプラスチック製品で対処することも致し方ありません。

ただ、長い目で見た場合は段差が少ない事に越したことはない、
もしくは階段部分を設けつつも、フラットなスペースを十分確保することで
日々のあれこれに対応できるのではないでしょうか。

長期優良住宅で、基礎高さを上げるのは、
多分、給排水の維持管理の面からと思われます。
一般的な(公庫仕様など)基礎高さでも対応できるのですが、
プランにもよるかも知れませんし、メンテナンス方針など工務店によっては
拘るところなのかも知れません。

基礎を高くするとコンクリート量が増え、コストに影響する場合もあります。
(それらも含めて、長期優良住宅は・・・という話もあります)
これ以上コストアップにならないように、今回は他の部分(ポーチ等)は高さのかさ上げをしない
= 段差が必要以上に出来ているのではないでしょうか?

設計側とよく話し合い、ご希望を伝えつつ、折り合いどころを見つけてください。

よい住まいになりますように。  

矢印
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矢印
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2025年 5月 8日
おぎの設計室の荻野と申します。

玄関内で「2段の框(かまち)」を設けると、1段分(靴一列分)のスペースを消費してしまうため、限られた玄関では勿体ない使い方になります。格式を重視して式台を設けるケースもありますが、最近の設計では私自身、ほとんど採用する機会はありません(かつては一般的でしたが、現在は使い勝手や省スペース性が優先)。もちろん、屋外スペースが確保できない場合には、屋内で段差を処理する必要が生じることもあります。

可能であれば段差は屋外で解消する方が合理的です。玄関ポーチに段数を設けたり、アプローチの演出も兼ねて階段やスロープを設けるなど、外構計画の工夫で解決できることが多いと思います。

また、他の方も触れておられる通り、ベビーカーの使用は一時的なもので、段差については工夫次第で対応可能ですが、「使いやすさを考慮した広さ」は、将来のライフスタイルの変化に柔軟に対応できるようになるため、長期的に快適な住環境を作り上げるための大切な要素となります。
矢印
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