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ウナギの寝床の築40年の古屋をシェアハウスとして再生できますでしょうか?

(昨日投稿させて頂いた質問の続きになります)

小田原市内の土地の購入を考えている者です。
その土地に木造のワンルームアパートの建築を考えていたのですが、こちらの専門家の方々に、鉄骨造又はRCでしか建築できないことを教えて頂きました。

鉄骨造やRCの建築費の相場を確認しましたところ、収益性の面から新築に取り組むことは困難と判断しましたので、既存の古屋のシェアハウス化に切り替えて、検討したいと思っております。
そこで再度、専門家の方にアドバイスを頂きたいと思い、こちらに質問させて頂きました。

【物件概要】
所在:小田原駅徒歩10分
用途地域:近隣商業、第三種高度
建蔽容積率:80%、300%
防火指定:準防火
接道:国道に5m接道
敷地面積:50坪
間口・奥行:間口5m、奥行33m(東西に長細い土地)
※両脇には隣地の建物が建っています。
★建物:築40年、木造、延床55坪
★間取:6LDK+1K2戸
★PDFで現在の間取を添付させて頂きます。

【シェアハウスの構想】
部屋数:10部屋
1階、2階ともに、6LDKの右側(北側)の廊下を、上側(東側)の階段まで延長させて、左側(南側)に部屋割をして配置できないかと考えています。
※廊下の幅は現在80cm位だと思います。

消防法や建築基準法などの制限もあると思うので、もし実現可能性があるようでしたら取り組んでみたいと思っております。

度々で恐縮ですが、アドバイスを頂ければ嬉しいです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
  • ウナギの寝床の築40年の古屋をシェアハウスとして再生できますでしょうか?

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2020年 5月18日
共同住宅計画に回答いたしました「感共ラボの森」です。

シェはハウスは建築基準法では「寄宿舎」といいう用途になります。
小田原市建築基準条例により寄宿舎の廊下幅は1.2M以上(両側に部屋がある場合1.6M)必要です。また主要な出入り口までの通路幅員が2M必要になります。

上記の構造を満足するようリノベーション計画すれば可能です。

寄宿舎は特殊建築物にあたるため、本来なら用途変更申請が必要です。昨年の基準法改正により200M2未満の用途変更であれば申請不要となりました。延床55坪とのことですのでこの点は問題ないでしょう。ただし増築はできません。

用途変更申請が不要といっても建築基準法のなかの必要な条項を満足させる必要がございます。採光、換気、排煙、部屋間の界壁、住宅用火災系容器、防火規程、消防規程などです。これら条項を満足できるかどうか、廊下幅員1,2M確保する改修が可能かどうかなど、建物を現地調査しての判断が必要になります。もちろんリノベーション総予算から収支があるかどうかの確認も重要です。

当事務所では設計したシェアハウスの管理も手掛けています。具体的な相談が必要となったら気兼ねなくご連絡くださいませ。

HP : https://kanlabono.com
メール:kanlabo*****.com
ーーーーーーーーーーーーーーーー
一級建築士事務所 感共ラボの森
代表 森健一郎
TEL:*****
川崎市中原区等々力17-5
横浜アトリエ:横浜市中区太田町5-69
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2020年05月22日

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メッセージにおいても色々ご丁寧に教えてくださり、大変参考になりました。
旧耐震基準の建物とのことで、リノベーションでもそれなりにコストがかかることが分かりましたので、購入については慎重に考え直したいと思います。
この度は、ご助言ありがとうございました。

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2020年 5月18日
築40年ですと旧耐震ですね。お金かかると思います。
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2020年05月22日

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旧耐震基準の建物とのことで、リノベーションでもそれなりにコストがかかることが分かりましたので、購入については慎重に考え直したいと思います。
この度は、ご助言ありがとうございました。

2020年 5月18日
tomoさま
前回も回答いたしました、安田です。

用途変更や、リノベーションは得意です。
シェアハウスも数件経験があります。

いくつか気になる点はありますが、工夫次第でなんとかできると思います。
図面を拝見していて、とても面白そうな建物ですね。

40年は古すぎず新しすぎずですが、なんとか特徴を出していければ、
ご予算次第な部分はありますが、良い建物になると思います。

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トートアーキテクツLab/ tote architecture LAB

安田 智紀
Yasuda Tomoki

231-0014 横浜市中区常盤町2-10 シンコービル401
(お越しの際はビル名にご注意ください。)
tel:05035588680
e-mail*****rchi.com
HP: http://www.att-archi.com
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2020年 5月18日
tomoさま

文京区の佐竹と申します。

シェアハウスのご計画、
とても興味深いです。

図面を拝見しますと、もともと3世帯で使用された長屋のようですね。それをシェアハウス(寄宿舎)の用途に変更するのは、神奈川の条例を見る限りでは可能のようです。

図面の上に描かれている階段を生かして(使えたら)、そこまでを廊下で結び居室を配置する計画はベターだと思います。ただ、やはり廊下幅の確保を考えますと、居室も細長い形状になってしまうかなと思います。だいたい、短辺で2.2mくらいかなと思います。

あとは、部屋数ですが、4.5~6畳なら10部屋はいけるのではないでしょうか。使い方としては、

1F:エントランス兼談話室、キッチン(シェア)、居室5部屋
2F:浴室、サニタリー、居室5部屋

ちゃんと描いてみないと詳細はつかめませんが、だいたいこんな構成になるかなと思います。

改修費用については、建物の状態を調査してみないとなんとも言えませんが、場所も駅近で近隣商業地域ならば、投資物件としては収支が合うのではと思いました。

ご参考になれば嬉しく思います。
佐竹
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ユーザーの返答

2020年05月22日

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メッセージにおいても色々ご丁寧に教えてくださり、大変参考になりました。
旧耐震基準の建物とのことで、リノベーションでもそれなりにコストがかかることが分かりましたので、購入については慎重に考え直したいと思います。
この度は、ご助言ありがとうございました。

星マーク
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2020年 5月18日
tomoさま

前回も回答しました藤田です。
旧耐震建物のリノベーションとなります。
小田原市の条例を守ることは当然として、本建物が築40年とのことですので、新耐震基準(昭和56年以降)前の建物の耐震性の向上を図るための調査や工事も同時に必要となります。シェアハウスは建築基準法の寄宿舎という特殊建築物になりますので、このあたりはしっかり行うことが前提になると思います。工事費もそれなりに掛かるでしょう。

そのうえで本建物のリノベですが、なかなか面白そうなリノベにはなると思われます。ハードルは色々とあって大変であろうことは容易に想像出来ますが、第一印象としてはそのように思います。気になる点があるとすれば、スパン柱芯3.64mの幅の建物ですので、片廊下1.2mを除くと部屋の短手が2.2mほどになりますので、これで売り物になるのかどうかでしょうか。住めなくはないですが、この点がネックになることも考えられます。

これらの様々な要因をクリアすることが出来、当該敷地の地域性から賃料と工事費による収益が見込めれば、面白い計画が出来るかもしれません。

藤田征樹建築設計事務所
藤田征樹
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2020年05月22日

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旧耐震基準の建物とのことで、リノベーションでもそれなりにコストがかかることが分かりましたので、購入については慎重に考え直したいと思います。
この度は、ご助言ありがとうございました。

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