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屋根コストの相談

今、新築計画中で見積もり&家のデザイン、間取りの提案を受けています。相談は屋根のことなんですが、ひとつは面積のことで、希望は切妻で切側60cm、妻側90cmが希望です。標準は45cmと60cmです。二つ目が勾配で、標準が3.5寸で希望は4.5寸か足場が要らないならば5.0寸にしたいです。屋根材は瓦です。この二つの疑問にコストの面の説明がわかりにくいです。40坪総二階のスタンダードな形状です。
相場ではそれぞれどのくらいの価格差があるものなんでしょう?
なんだか不安で、最近、住宅会社より建築家さんとの家作りのが納得いくんじゃないかと考え始めています。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

4件

2010年10月14日
TOYさま

こんにちわ
wa+の山田と申します。
記述でわかる範囲で、お答え致します

TOYさまのご希望としては、軒先の壁からの寸法は「切妻で切側60cm、妻側90cm」とし、勾配は「標準の3.5寸ではなく4.5寸or5.0寸にしたい」ということですね。
深い軒のある家は、趣きのある雰囲気が出てくると思いますし、
雨水による壁汚れや、窓への雨の侵入を防いだりしますからね。
そのお気持ち、わかります。

ではそれがコスト面にどのような価格差、相場があるのかについては、
正直なところお答えするのが難しいですね。

それは、屋根種類(瓦屋根や金属屋根等)による相場や価格差は、積算資料の書籍でお調べできます。しかし軒庇寸法の大小や屋根勾配によってどのくらいの差が出るのかまでは、記載はされておりません。つまり、あまり大きな差はなく、単純に増えた分がプラスされるということです。
また、屋根以外のところに影響がでてきいることがお悩みさせている原因かもしれませんね。
足場もそのひとつでしょうし、軒を延ばすとその分の面積(瓦や下地木材、防水シート等、作業代)が増えます、勾配も上げれば、妻側の壁面積や屋根を支える小屋組木材が、多少ではありますが、増加します。その派生で発生してくる追加項目が積もり積み重なって、標準よりもコストアップしていること。
それを、その住宅会社さんはちゃんとご説明できていないのかもしれませんね。

以上、簡単な回答ではありましたが、
少しでもTOYさまのお悩みがなくなれば幸いです
私であればいつでもご相談にのりますので、
お気軽にお声がけくださいませ

wa+一級建築士事務所 山田
矢印
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2010年10月14日
TOYさま

おはようございます
少し念のため追記させて頂きます

「材料費や増加した作業日数分以外の要素がどれだけ適正な値段じゃないとしても受け入れなければいけないという事ですね。」ということについては、
適正な価格でないことまでは受け入れなくていいと思いますよ。
大きなお金が動くことですので、TOYさまが、ご納得頂くことが大切かと思います。無理して進めることは、設計や工事が進むにあたり不安な気持ちを生むことにもなってしまいますので。
(前回の回答では、わかりにくかったご説明で申し訳ありません。)

また
住宅会社と設計事務所で違うことは、通常設計事務所では、2〜3社の工務店に見積りをとることが多いです。
それは、TOYさまが不安な気持ちになられるように、1社だけでは適正な価格かどうか判断しにくいからです。
工務店によって、屋根工事にかかる金額が低いところもあれば高いところもあり差が出てくることがあります。
各社のひとつひとつの見積項目を比較しつつ、全国的な平均価格や今までの設計監理の経験を踏まえながら、それが適正な価格であるかを設計事務所は判断しております。

当然ながら1社であれば、TOYさまのおっしゃられるとおり、
判断材料が少ないので、施工者を信頼するということになります。そこでは、もし建築関係のお知り合いの方がおられましたら、第3者の視点として見てもらうことやもオススメします。

wa+一級建築士事務所 山田





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ユーザーの返答

2010年10月20日

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そうですね、一社にたのむ事はそのようなリスクがあるということですね。勉強になりました。

2010年10月17日
ハウスメーカーや住宅会社に良くある標準仕様とオプションの見積もりの精査についてですね。私も建築条件付き物件でこういう会社の見積もり精査したことがありますが、根拠が不明瞭で憤慨したことがあります。山田さんも書かれていますが、設計事務所が設計をして見積もりを取るときは2~4社複数の会社から見積もりを取ります。物件によっては4社以上取るときもあります。見積もりは会社毎個性があるので精査するときには比較検討が重要です。決して特定の会社に決めて進めることはしません。工務店の下請けで設計業務をすると工事費の精査で比較提案ができないので複雑な思いになるときもあります。さて、ご相談の内容ですが。現場監督の経験から、屋根足場がない条件なら面積の差で材料費が上がるだけのように思います。人件費は変わらないと見て良いと思います。材料は屋根の木材と瓦の材料がほとんどでしょう。
矢印
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ユーザーの返答

2010年10月20日

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ご回答ありがとうございます。やはりそのような事は当たり前の世界なのですね。しっかり勉強してみます。現場経験からのご意見だけに、屋根工事のイメージがつかめたような気がします。

2010年10月20日
はじめまして、アーキネットデザインの市川均と申します。
 ご質問の件、コストの事は適切な設計であれば、気にするほどの価格差にはなりません。
 その一例として、腰葺きをお勧めします。瓦葺きの場合、瓦は重いので軒の出を大きくするとそれを支えるための骨組みがごつくなるとコストも掛かるし、あまり美しくありません。そこで、腰葺きとは、軒の部分を瓦でなく軽量の金属葺きとするデザイン様式です。参考に送る写真は和式ですが洋式でもデザインは可能です。
 さらに、ご質問等あれば直接事務所までメールいただければ、出来るだけお答えさせていただきます。
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ユーザーの返答

2010年10月20日

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ご回答ありがとうございます。建築家の方は、この手が駄目なら次はこの手、と言う様に、困難な条件に出くわした時ほど、頼りになるイメージがあります。住宅会社はその逆のイメージが私の中で固まりつつあります。

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