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楳図さんのように家の外観で揉めないコツ

漫画家の楳図かずおさんが新居を立てたとき、近隣住民の方ともめて裁判沙汰になったというニュースを見たことがありますが、少々奇抜な概観であったりすることで近隣住民と揉めるようなことってあるのでしょうか?もし家を建てるならば、かなり奇抜な形にしてしまいたいのですが、そういうことで揉めたりということになるものなのでしょうか。どなたかアドバイスをお願いします。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

3件

2009年 4月28日
お住まいのところに建築協定など約束事はありますか。
協定などあればそれに添ったデザインの配慮が必要です。
お住まいの行政と町会に確認してください。

協定など無ければ特に気にすることはありません。

楳図さんの件ですが、近所の方とはもめていません。
裁判を起こしたのは離れたところに住んでいるお二方でした。
建てた方が楳図さんのような有名人でなければ裁判はなかったでしょう。

ただ、建てるに当たって奇抜でなくてももめることはあります。
音がうるさいとか、合法でも大きすぎるとか、色々ですね。
大事なのはご近所とのおつきあいが出来ているかどうかです。

ご近所と普通におつきあいできていれば、
揉めるようなことはあまりないです。

かなり奇抜にしたいとのことですが、
具体的な設計が進む前にご近所に了解を取っておくのも手です。
揉めたくないのであればほどほどに押さえるのも大事です。
矢印
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ユーザーの返答

2009年04月28日

HOUSECO登録のユーザーのプロフィール写真

迅速なご返答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。


>お住まいのところに建築協定など約束事はありますか。

この辺は問題ないですね


>楳図さんの件ですが、近所の方とはもめていません。
>裁判を起こしたのは離れたところに住んでいるお二方でした。
>建てた方が楳図さんのような有名人でなければ裁判はなかったでしょう。

なるほど、実情は結構聞いている話と少しズレているのですね。
ありがとうございます。


>ただ、建てるに当たって奇抜でなくてももめることはあります。
>音がうるさいとか、合法でも大きすぎるとか、色々ですね。
>大事なのはご近所とのおつきあいが出来ているかどうかです。

>ご近所と普通におつきあいできていれば、
>揉めるようなことはあまりないです。

音の問題は確かに考えていませんでしたが、工事するに当たって
大事ですね。


>かなり奇抜にしたいとのことですが、
>具体的な設計が進む前にご近所に了解を取っておくのも手です。
>揉めたくないのであればほどほどに押さえるのも大事です。

何事もコミュニケーションが大切ですよね。

音の問題とか工事の車の搬入とか
具体的な問題の方が結構大きいのかもしれないですね。


丁寧なご返答ありがとうございました!

2009年 4月29日
okumura様、こんばんわ。

奇抜な形にしたいとの事。昔は結構「設計士」が自分の家を建てる時に、当時の奇抜さをアピールされた方がいたように思います。近所の方と揉めたというお話はなく「あー、だからこんな風なのね」みたいな感想を聞いた事があります。当時(30年位前)は全面ガラスとかになると「丸見えね」という、ぽかーんとした感じでしたね。

さて楳図さん宅は、その会社の中でも話題に(裁判)なっていた時期があったそうですが「裁判になっても、近所付き合いの問題だけで建っちゃうよ」と意にも介していませんでした。

奇抜がどこまでの範囲かわかりませんが、以前に建てた半円形のガラスブロックの住宅を提示した時にお客様も「スケスケだね」と当初は悩んでいました。結局工事が進むうちに「周りと違って嬉しい」とおっしゃって頂きましたし、近所の方が自分の家を案内するとき「丸い美容室」と言えばすぐに解るそうです。そういった、面白い住宅も見慣れれば受け入れられる事が、キリスト教徒でもないのに、お坊さんだってクリスマスケーキを買う日本人の良い所だと思っています。

以前ドイツに出掛けたとき、ポストも、町の窓に付けられているウッドブラインドさえも(向こうは窓の外につけます)紫まるけで、日本に帰ってきて妻に話したとき「そんなわけ、あらへんやろ〜〜」と大木こだまふうに疑われました。写真を見せて納得してもらいましたが「目がおかしくなるでしょ?!」という位に、石畳に合いませんでした。流行なの?と思うほど、あちらこちらで紫が目立っていましたが、現地でみると写真ほど派手ではなく街に収まっているという印象です。

自治体によっての制約があれば、やはり揉める元であったり、建築不可の場合もあるでしょうが基本的には自分の家です。法的なものを設計士によく確認してもらい、進めていかれる事が一番納得できると思います。
矢印
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ユーザーの返答

2009年04月30日

HOUSECO登録のユーザーのプロフィール写真

>PINさん

具体的な事例を交えてのご説明ありがとうございます
「近所付き合いの問題だけで建っちゃうよ」
そうですよね。
やっぱりそういう付き合いの問題になってきますね、
最終的には。。。

ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

2009年 5月 1日
okumura様

私は奇抜なデザインを得意とするような事務所を幾つか経てきました。
未だに地方財政の無駄使い的な捉え方でその事務所の公共建築物がワイドショーに取り上げられたりしますが、その建物の設計意図や空間の気持ち良さを伝えずに、奇抜な形というだけで、したり顔のコメンテーターがもっともらしい事を言っているのを聞く事があります。
勿論、建築家に対してでなく、その建物を造ろうと判断したその時の行政に対しての言論ですが、わかりやすい形がよくメディアのターゲットとなっています。

しかし、そのような事務所でも住宅の場合、楳図かずおさんのような問題に発展した事はありませんでした。

近隣住民の方ともめて裁判沙汰になったような事例を見てみると多くは色についてが多いと思われます。

楳図かずおさんの住宅も形は普通です。問題はあの赤白のボーダーラインで、個人的にもセンスとしては受け入れがたい物だと思っています。(だからといって自分の敷地に立てるのですから、それに対して個人が発言する事は無いとも思っています)
美醜にかんしては個人的な物だと思いますので、それを判断する基準を作る事は出来ないと考えています。ある程度は条例等で規制していますが、その判断基準を巡っての裁判が行われています。

他の方も書いてある通り、基本的には近隣お方とのコミニュケーション不足に原因があり、新規にのの土地に参入するのであればある程度は周りの環境の事も考えて設計する方が良いとおもいます。

だからといって、周りに合わせた家を建てるのではなく、窓を開けても隣と目が合わないような位置にするとか、道路からは少し控えて、植栽をするとか、
「自分の土地だから何をしても良い」という事ではなく、少しだけでも周囲に対する気配りを感じられるような設計が良いと思っています。

奇抜な家でも周囲からカッコ良くて住んで見たいと思われるような物は出来ると思います。
僕たちは工事が終わると近隣との関係は終わりますが、住まれる方はその後ずっとその場所で住んで行かなければなりません。

『近所なんかどうでも良い』という考え方でなければ、奇抜にしても良い家が出来ると思います。

夢を諦めずに建ててください。

林泰介
矢印
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