角地で片方は私道、片方は公道に面しています。

間違いなく下がります=角地緩和が無くなるからです。

角地は建蔽率とかの割増も有り土地評価も高いです。接道が1面になると角地よりも評価は下がり、もちろん価値は下がる事になります。

私道を手放すことが不動産価値に対してどのような／どのくらいの影響があるのか、は立地の状況によりますが、一般論としては角地でなくなる分、都市部であれば不動産価値にはマイナスに作用します。（都市部でない場合、私道は権利関係がややこしいということで、そちらのマイナスが大きくなるケースもあります。）

ただ、それ以前に公道に接道しているにもかかわらず私道も保有しているというのは何かしら理由がある可能性があります。
よくあるのは、地中の越境構造物や設備配管が通っているケースです。
実質的に譲渡可能かどうか、一度調べてみることをおすすめします。

初めまして、アーキネットデザインLLC代表の市川均と申します。誤解があってはいけないので回答します。まずは、建築基準法についてですが、
１、道路は皆さんが普通に通行している全てが建築基準法上認められた道路ではありません。
２、建築基準法上の道路はその所有権が変わることで道路でなくなることはありません。国道でも、県道でも、市町村道でも私道でも道路は道路ということです。
よって、私道がそもそも建築基準法で認められた道路であるか確認してください。その上で道路であった場合は所有権がなくなっても大きな問題はありません。
しかし次に民法上の地役権や占有権の問題があります。
道路内の水道やガス電柱などは、道路所有者の承諾がないと埋設や設置ができません。また、そもそも通行権で揉めることもあります。要は、道路の舗装等の維持管理はその所有者がお金を出しているからです。私のアドバイスとしては、通行等するのであれば所有権は持っておいた方が得策だと思います。
アーキネットデザイン合同会社代表
早稲田大学建築学科非常勤講師　市川均