まり様
こんにちは。鈴木隆之と申します。
北関東にお住まいとありますが、平野部で雪がほとんど降らない地域でしょうか?
以前、京都の某有名工務店は「小雨の気配を感じたら、もうその日は仕事をしない」と聞いたことがあります。せっかくの銘木が湿ったら良くないですし、仕事の精度が落ちるということなのでしょう。
ただこれはかなり特殊な例です。材木を機械で加工するような一般の住宅では、そこまで気にする必要はないかもしれません。
みなさんも、諸々の事情(子供の入学、賃貸住宅の契約期間、住宅ローン減税期間など)にあわせて新築されますが、それで特に問題が起こるということはありませんのでご安心ください。
しかしながら、コンクリートを打つのは冬や夏でない方が好ましいように思いますし、自宅の新築だったら、そのようなスケジュールは組まないでしょう。
(寒中コンクリート、暑中コンクリートという言葉があります。くわしくはこちら
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/je2.html)
私が自邸の新築をするならば、以下のようなスケジュールで行うと思います。
・春暖かくなったら、基礎のコンクリート打ち
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・五月までに上棟、梅雨前に屋根をふき、外壁は防水下地まで入れる。
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・内装工事(仕上工事も乾燥した時期の方が良いのですが)
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・夏に竣工、秋に入居
秋も仕事をしやすい天気の日が多いのですが、台風がありますので、個人的な好みとしては春となります。
ただしつくる工務店の側にもスケジュール上の都合がありますので、あまり注文を付けると工事費が高くなってしまいます。
設計1年+見積調整期間3ヶ月+スケジュール調整期間6ヶ月+工期6ヶ月とすると、竣工の2、3年前から計画すれば、だいたい御希望の時期に工事ができるのではないでしょうか?
ただし再度申し上げますが、建設時期が悪くて問題が起こるということはありません。精神的な満足という側面も多々ありますので、その辺りを御理解ください。
良い家ができますように。