こんばんわ、ryu様。
先日のコメントのお返事ありがとうございます。
私は資金に余裕があれば、もし!働かなくてもいいなら!山奥でのんびりと暮らしたいです。
丁度このコメントの直前に家相の平面図が欲しいという方がいらっしゃっていました。
東海ではなく、北海道へ移住するための家ですが、家相の細かい話が通じず平面図だけの依頼です。書きあがった希望図面をファックスで(北海道へ)流してから業者と打合せする為です。
受ける物件依頼の約半分は家相住宅です。その中で色々と感じることは、どこまで希望されるか?です。例えば今夜の方は、何で勉強されたかはわかりませんが、使い勝手より「家相」優先で、洗面など小さくて使いにくくても良いという御意見でした。
小社としては「使い勝手」を優先して、家相を提案するプランをお勧めしています。特に自営業の方や、会社を継承する立場の方(2代目・3代目)の方にとっては「一概に迷信とは言えない」というのがご意見です。迷信とは限らないという事は、うちの妻を通して感じます。
家相・風水は簡単に説明すると「地球のくせ」だと思います。東から陽が昇り、水が雲になり雨になる。それによって風が起こり、土や土の中で金属が育ち、緑や人が育つ。太古から続くエネルギーや神話と仲良くする事だと思います。
例えば現代において外にトイレや風呂を作らなくても排水や湿気、臭気の対策は万全に近く、たった50年前とは違ってトイレだって汲み取りではなく水洗です。そうやって暮らしの設備が飛躍的に発展した事で、考え方を変えなければならない部分もあります。
しかしながら、例えば倒産した会社の競売物件などの相談を受けた場合(建物を壊して更地にしても土地が安く手に入るから)、その物件に同行したり(リフォーム可能かどうか?)間取りを確認したりしますが、ええ?っと驚くような仏間の場所や、神仏の扱いだったりします。ですから、家相って不思議だなと思うような経験もあります。
どこまで信じるか・どこまで取り入れて計画するか?はやりその家族それぞれで違いがありますし、今夜のお客様のように「どれだけ伝えても違うプランしか出してこない」「高い買い物なのに家相というと、こちらの希望を無視する」と困っていらっしゃる方が存在することも事実です。
ただ、昔は冷蔵庫がないので「西のキッチン」は確かに夏場は食中毒を起こしやすいと思います。でも現代は冷蔵庫どころか、冷蔵庫で氷まで作れますし、クーラーで部屋ごと冷やせます。フレキシブルに対応される事が満足ができる家の計画だと思います。