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新築戸建て断熱・気密

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床下エアコンによる床下結露と過乾燥

茨城県内にて新築一戸建てを計画中のものです。高気密高断熱の家で床下エアコンを採用できればと思います。床下の結露等の心配から暖房のみで、夏場の冷房としては使用しない予定です。(湿気対策として夏場は除湿モード使用も考えてます。)
しかし工務店からは「床下の結露や過乾燥が問題のため、採用できない」と回答されました。
冬場だけの使用で床下を暖めても結露が増えてしまうのでしょうか。また床下が乾燥しすぎて主要な床下の柱がひび割れたりしてしまうのでしょうか。
素人勉強不足ですみませんが、どうぞよろしくお願いします。

専門家の回答

5件

2017年10月28日
rimiyoさま

はじめまして
東京・白金の設計事務所:前田敦計画工房の前田と申します。

床下エアコンをお考えとのことですが、土間コン(コンクリート部分)の蓄熱を考えてのことだと思います。
コンクリートの5倍の蓄熱量を持った水を使ったアクアレイヤーという製品を検討してみてはいかがでしょうか?
http://www.izena.co.jp/aqualayer_site/what/heat.html

茨城県内でしたら、体験もできると思いますので
もし興味がおありでしたら、担当者より説明に伺わせます。

ご検討ください。

■前田 敦 / atsushi-maeda   
 一級建築士事務所 前田敦計画工房 / mac-atelier
〒108-0072 東京都港区白金2-1-1 パセオ三光坂408
TEL : *****
FAX: *****
mobile:*****
URL: www.mac-atelier.com
mail*****telier.com
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ユーザーの返答

2017年10月29日

rimiryoのプロフィール写真

ありがとうございます。申し訳ございませんが、現段階では床下エアコンを考えており、床暖房は検討しておりません。情報ありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2017年10月28日
工務店の言う通り結露はあります。
その為の基礎断熱など工夫は必要です。
木については乾燥材を使えばさほど
問題無いと思います。
床下も一つの部屋として考え
そこから各部屋への空気循環をする。
という事です。
矢印
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ユーザーの返答

2017年10月29日

rimiryoのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。説明不足ですみませ
ん。工務店では基礎断熱が標準施工とのことでした。
乾燥材のこと、ありがとうございました。結露対策も含め、工務店ともう一度話し合ってみたいとおもいます。

星マーク
相談者が役に立った
2017年10月28日
こんにちわ。
茨城県内で設計をやっております海老原と申します。

高気密高断熱とはいえ、基礎断熱を施していないと採用はできません。
乾燥についてはそこまで問題ではないと思いますし、結露についても、対策は可能と思います。

ただ、床下エアコンをダクト無しで設置ということであれば、基礎立上りの人通口の経路やエアコン自体の温度センサー(温度を感知する部分)の位置などに気を付けないと十分な効果が発揮できません。

設置した後の効果が十分検証できない、ということで採用を見送りたい、ということであればあながち間違いでもないとは思います。

採用するのであれば、床面に吹き出し口を設置することも検討して、しっかり空調計画をするべきと思います。ただ設置する、というのは危険と思いますよ。
矢印
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星マーク
相談者が役に立った
2017年10月29日
rimiyroさま

床下エアコンの暖房のみで結露するというのは基礎断熱が隙間なく出来ていなということなので、断熱材の施工方法について施工業者に確認した方がよいと思います。
断熱が隙間なく出来ている(ヒートブリッジがない)のであれば結露はしません。
基礎の立上り壁だけでなく、底盤の周囲1メートル程度も外気温が伝わるので断熱材を敷く必要があります。
立上りも外周部だけでなく、外周部に接した間仕切り壁下の部分もヒートブリッジになるので断熱材を貼る必要があります。
また、すべての間仕切り壁下に基礎の立上りがあり、人通口が少なければ家全体に暖気が回ることは期待できません。

普通に部屋を暖めるのに使っているエアコンですから構造材が痛むほど乾燥することはありません。
床材はかなり乾燥します。合板で下張りしてあったり、床暖房対応のフローリングであれば問題ないと思います。
当社設計の物件は無垢の杉フローリングを直張りしていますが、床下エアコンを使う冬場は床板が乾燥で縮んで目地が結構広がります。
使わなくなり湿気が多い季節になると再び延びて目地は縮まります。

床下エアコンは、件数は増えているとは言え特殊な方法ですし、エアコンメーカーが勧める使い方でもないので、工務店に経験がないなら、効き目も含めてお施主さんの自己責任という前提でやってもらうしかないと思います。
床下エアコンはすごく暖かくなるというものではなく、室温はむしろ上がりにくいです。それでも、下からの冷輻射がないので16〜7度の室温でも寒さを感じないというのが特徴です。冬でも半袖でいたいという人には向いていません。

良い家が出来ることをお祈りします。
高野
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2017年11月11日
高気密高断熱の家での床下エアコンの使用方法は、熱源が違いますが、屋根上の設けた集熱パネルを使って、基礎断熱による床下暖房をするメーカーと同じ方法です。OMソーラ、そよ風、ビオソーラといった、メーカーです。かなり以前から取り組んでいるメーカーですので、実績もあります。夏場の冷房として使用しなければ、結露や過乾燥は問題ないと思います。ただ、注意しなければならないことは、高気密高断熱の施工が確実に行われること、また、断熱性能を数値化したUa値小さくすること。この2点を前提に、床下エアコンを使用する場合の注意点を上げます。1、床下の空気が全体に回るように、基礎を工夫する。2、エアコンの温度センサーは、床上の温度を感知する位置にもってくる。3、エアコンの吹き出し口と、吸い込み口が、ショートサーキットを行わないように、工夫する。4、エアコンの送風力は弱いので、吹き出した空気が漏れないように工夫する。5、空気を遠くの部屋まで持っていくには、チャンパを設けて、ダクトで持っていくと効果的。6、風量調整できる吹き出し口を設ける。等々です。この床下エアコンは、私も好きなので、今、計画中の物件で、使おうと考えています。まだ、発展途上にあるので、試行錯誤のもとに、効果的な方法を考えています。余談ですが、古河市で、ビオソーラを取り入れた住宅が完成します。内覧会をしますので、お近くでしたら、ご参加してください。熱源こそ違い、システムは同じで、基礎断熱の考え方も同じですので、参考になると思います。
矢印
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