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家づくり相談

新築戸建て断熱・気密

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冬を快適に過ごすには

高気密高断熱の家とはいったいどんな家の事を言うのでしょうか?
我が家は第3種換気システムで断熱材は吹き付け発泡ウレタン。基礎断熱は基礎全面の断熱ではなく一般的な断熱仕様、窓はlow-eガラスです。
1階に関しては23畳程あり、6畳分程の吹き抜けと大きな窓があります。
C値、Q値についてはいい結果だったはずなのですが、冬は床は冷たく窓からの冷気も感じるし 何が問題なのか解決方法を探しています。
日本は窓の断熱において後進国なようですし、問題点は窓なのか換気システムなのか、そして問題点を解決するよりも 床暖などの輻射熱で十分解決できるようなものなのか専門的な方から見て意見を頂きたいです。
ちなみに夏場に関してはエアコンを付ける時期もそれほど早くなく、真夏に差し掛かるまでは割と過ごしやすい家です。

専門家の回答

7件

2017年11月 2日
日本は後進国かどうかわかりませんが。。
中途半端な気密断熱ならば、いっそ断熱の無いスカスカ住宅の方が
良いことは確かです。
そういう訳ではないですが、
当方は、「高断熱・高気密住宅」の推薦はあまりしてません。
家と住まう人のことなどを考え工夫しているうちに
結果、そうなってることもありますがね。

高断熱・高気密住宅
http://dannetsujyutaku.com/basic/knowledge/definition
上記アドレスにアクセスするとわかりやすいような気がします。

そもそも定義については難しいような気がします。

最近は、数値の追いかけっこですね(笑)

カフェスタイルさんの場合は、高断熱・高気密住宅でありながら
出来たものが満足いくようなものでは無いということのようですので
施工に問題があるような気がします。
また、冷気を感じるということなので、壁体内結露が気になります。
壁体内結露は、カビを発生させます。その後、ダニによるハウスダストの
原因になります。

夏場については問題が少ないということなので、屋根と一部の壁の断熱は効いてるようです。

参考の一つとして、留めて下さい。


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ユーザーの返答

2017年11月03日

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お答え頂きありがとうございます。
改めて高気密高断熱 読んでみました。
やはり自分が求めているものと実際とてば違うなぁと感じております。
冬の問題点以外はかなり納得しておりますがなんとか問題点を解決したく質問させて頂きました。

星マーク
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2017年11月 2日
この前もお答えしましたが、ご理解していないようですので、改めて解答
させて頂きます。
省エネ計算のQ値(最新はUa値)は主に外皮(サッシも含めた断熱性能)
と使用される機器の省エネ性能を言います。

吹き抜けは夏は風が通って涼しいのですが、冬は温める体積が多くなりま
す。(当然に吹き抜けを介して2階の部分と繋がっていますので。)
また、温められた空気は冷たい空気より軽くなって上へと登ります。そし
サッシ等で冷やされた空気は下に溜まります。

断熱性能を「北欧の仕様」にするとか、暖房機器を店舗用の大きいものに
しない限りこの問題は解決しません。
またLOW-eガラスは夏の「熱射取得」を低くするためのガラスです。
LOW-eガラスは冬には「熱射取得」が低い為に、不利に働きます。
サッシを2重サッシにする事でかなり改善されると思います。

一番金額の掛らない方法は「トップライト用のロールスクリーン」で吹き
抜けを、冬の間だけ塞ぐことです。

アース・アーキテクツ一級建築士事務所 鷲巣


矢印
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2017年11月03日

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今回もお答え頂きありがとうございます。
2重サッシにトップライト用ロールスクリーンですね。
調べてみて参考にさせて頂きます。

2017年11月 2日
外壁の断熱をすれば内部の結露を防ぐために気密が必要になり、室内の結露を防ぐためには、高気密で換気する必要があります。断熱と高気密は一体のもので、このような家をいうのではないでしょうか。このことよりも拝読した内容では条件も良いようなので、おそらく吹き吹けによるダウンドラフトではないかと思われます。暖房で暖められた空気が冷たい窓や暖房されていない部屋との境の間仕切り壁を伝い、冷やされて床上におりて来ることです。窓の断熱性を上げても間仕切り壁がありますので、まずは床暖房と吹き抜け上部にエアコンを設置することでかなり改善されると思います。
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2017年11月03日

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お答え頂きありがとうございます。
床暖は検討中ですが、何種類もあれば 其々メリットデメリットがあり難しいですね。
費用の問題もあれば 我が家はオール電化で無垢フローリングという事もあり 色々悩んでしまいます。

2017年11月 2日
吹き抜けが大きく、恐らくは、吹き抜けにも大きな窓が付いているデザインだと推測します。窓は壁に比べて著しく断熱性能が低いので、大きな窓が付いている家は、基本的には寒くなります。又、窓で冷やされた冷気が床面に流れるので、窓が大きな部屋は床面が寒いです。同様の理由で、気密性の低い建物も冷気が壁から流入するので、床面の温度が低くなります。気密性の低い家は床面が物理的に温まりません。

正直、床面を温めるのはなかなか大変です。24時間エアコンを試してみてはどうでしょう。ある程度の性能値のある家の場合は、そこまでランニングコストが変わらず、あるていど快適に暮らす事が出来ます。しかし、それでも床面は若干冷たいです。吹き抜けが大きいので微妙ですが・・・。

初年度、特に12月引き渡しの場合、建物が乾燥していないので、冬場に水分蒸発による冷却現象が起こり温まりにくい現象が起こるケースがあります。
矢印
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2017年11月03日

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お答え頂きありがとうございます。
おっしゃる通り吹抜け上部に大きな窓があります。日中は日差しが入る部分に関してはフローリングも温められるのですが やはりそれだけでは追いつかず…
エアコンに関しては物足りないだけでなく、加湿器を併用しても空気が乾燥してしまい肌も乾燥するうえに喉が乾いたりとで家族も不快に感じている為 付け続けられない…といったところです。

星マーク
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2017年11月 2日
こんにちわ。
茨城県で設計をしております海老原と申します。
長文になります。ご容赦下さい。

ご存じのように、日本はEU各国やその他の国に比べ、断熱性能、特に窓性能において、かなり遅れを取っている状況です。韓国や中国よりも下です。
EU各国なんて、家の売買や賃貸には、家自体の燃費性能の表示も義務付けられているくらい、省エネ性能に対して厳しいです。

現状、日本での断熱性能は、
○「UA」:外皮平均熱貫流率
○「ηAC」:冷房期の平均日射熱取得率
○「ηAH」:暖房期の平均日射熱取得率

及び、上記3つや設備機器等の性能を用いて算定される、
○一次エネルギー消費量

以上によって評価されます。そもそも現在、Q値は使いません。
2013年に省エネルギー基準が改正され、Q値⇒UA値と改正されています。
細かく解説は致しませんが、UA値の方があてになると思います。

C値やQ値がいい値だった、ということですが、冬でいうと、
「いい値」⇒「熱が逃げにくい」ということなので、「冷えない」ということではありません。Q値やUA値が優秀ということは、冷えにくい、ということになります。

あくまでも施工に問題がなかったと仮定しますと、
「建物自体は冷えにくい」が、「家の中で温度差が発生している」というのが原因の一つと思います。
特に、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降しますので、冬場において吹抜け部分はかなりのウィークポイントとなります。(一般的に1階LDKは人がいて暖かい、吹き抜け上部は暖まっていないと温度差発生)

また、窓の性能がいいほど、Q値がいい、となりやすいですが、「Q値がいいから窓の性能が良い」というわけでもありません。あくまで建物全体での計算になります。

窓から冷気を感じるというのは、結局窓部分で冷やされた空気が下りてきているためですね。これを解決するためには、樹脂サッシやトリプルガラスなどまでいかないとどうにもなりません。関東であれば、そこまでいかずとも、製品でいうと、LIXIL製のサーモスXシリーズや、YKKAP製のAPW330シリーズあたりの製品であればだいぶ快適です。ただし、もちろん高価です。

また、Low-eガラスとは、ガラスに金属膜を張り付けたガラスです。この金属膜を外部側にするか、室内側にするかで性能が変わります。
ちなみに、
○金属膜が外部側 : 日射遮蔽型 主に夏季に日射を受ける箇所に採用
○金属膜が室内側 : 日射取得型 主に冬季に日射を取得したい箇所に採用
(遮熱タイプ・断熱タイプと分けて言ったりもします)
と分かれます。ここを踏まえてガラスの選定をしないとおかしなことになります。
(ハウスメーカーさんで、すべて遮蔽型にしていたり、適当に計画していることはザラにあります。)
例えば、南側に庇やバルコニーがあり、夏季は日射を遮蔽できていて、冬季に日射が室内に入る、という計画になっていても、南側のガラスが日射遮蔽型となっていると、せっかくの日射熱を冬場に遮断してしまったりするのです。馬鹿な話です。

ご相談の件ですが、床暖などの輻射熱で十分解決できるかどうか、ということについては、完全には解決できない、と思います。緩和はされると思いますが、結局冷気が下りてくることには変わりません。

金額を気にせず解決する、ということであれば、
 「サッシを高性能のサッシに交換」
 + 「建物全体を全館空調とし、各所の温度差をなくす」
のが一番です。この場合、換気設備も第一種換気とし、全熱交換器を採用すべきです。

金額を安価に抑えて解決する、ということであれば、
 「吹抜け部分に水平カーテン」
 (「吹抜け」と「水平カーテン」で検索するとすぐ出てきます)
 + 「窓部分にハニカムスクリーン」
がいいと思います。(冷気をシャットアウトするしかありません。)
カーテンですと、掃き出しサッシなど床までのサッシ部分はどうしても床面とカーテンとの間に隙間が空いてしまい、冷気が流入します。垂直式のハニカムサーモスクリーンであれば、床までドンとふさげます。冷気の不快感はかなり軽減できます。
また、第三種換気についても、立場上あまりこんなことを言ってはいけないのですが、冬場にスースーするようであれば閉じても生活上は全然大丈夫です。(全熱交換器で換気しない限り、換気部分の空気は外部の空気がそのまま入ってきますので断熱性能がいくらよかろうが関係ありません)

ご参考になれば幸いです。長くてほんとにすみません。
矢印
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星マーク
相談者が役に立った
2017年11月 3日
森建築設計 森と申します。
快適性を最も重視する家作りをしている設計事務所です。
他の方の回答で余計混乱されているように感じ書き込みさせてもらいます。

いまの状況は建築前の認識と実際のギャップによるものです。設計事務所や工事会社からどのような説明があったのか分かりませんが、お住いの断熱気密性能はそれほど高くありません。

高断熱高気密という言葉は一般より高性能という意味で、住人が求める性能を担保するものではありません。

窓と断熱仕様、あと第三種換気というところから推察すると一般仕様よりワンランク高い程度です。あなたが望んでおられる性能にするにはさらに2ランク性能を上げる必要があったのです。

現実的な対策をアドバイスします。
1.床まで接するロングタイプのカーテンを設置して夜はカーテンを閉める。
2.吹き抜けに垂木を掛けて布を張り暖気が上がらないようにする。夏は布を外す。
3.床工事
床に気密シートを張り、その上からフローリング張りする。
床暖房は必要ありません。

上記を上から順に行なって下さい。1と2で満足できれば3は不要です。
3までやっても満足できない時はもう一度相談して下さい。

矢印
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矢印
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2017年11月 4日
カフェスタイルさま

こんばんは。
随分と悩まれていますね。
お話を伺うと、築数年の住宅とは思えない、夏を旨とした昔の日本の住宅のように思えてきます。

輻射熱暖房で解決できうる問題なのか、正直、難しい質問です。

高気密高断熱な住宅は、現在ではスタンダードになりつつあります。
その特徴は「外気温の変化に対して、室温の変動が緩やかになる」点です。
設計段階でQ値、C値がいい結果であるならば、そこまでの結果に繋がるようには思えません。
現に私が設計した4畳半ほどの吹き抜けのある物件で、Q値(換算)で1.9前後、C値(実測)0.6の家では、夏も冬も問題なく快適に暮らしております。

それを踏まえて質問させて頂きます。
床が冷たい →床下の空間は何度くらいになりますか?
       床下に温度計を置き、7時、12時、17時、22時の温度はどのくらいにな
       りますか?
窓からの冷気を感じる →窓の仕様はどのようなものですか?
            確認申請書をご確認ください。
換気システムについて →換気回数はどの程度となっていますか?
            確認申請書をご確認ください。

メッセージでも構いませんので、お教え頂けたら幸いです。
矢印
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