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長期優良住宅の断熱性能等級とその対応について

お世話になります。

長期優良住宅の断熱性能等級とその対応について教えてください。

現在、木造2階建ての新築を検討しております。
税制優遇や資産価値等から長期優良住宅の取得を要望しております。
現在検討中の工務店から出てきた詳細仕様書の各部断熱厚みおよび種類、と断熱等性能等級4を比較すると明らかに断熱厚みが不足している状態でした。

ここで疑問なのですが、長期優良住宅の取得には断熱等性能等級4は満たさなくても良いのでしょうか?
もし満たさなくても良い場合は、断熱に関する性能は何が基準となるのでしょうか?

インターネットで情報を調べては見ましたが、制度の改訂等もあり、正確な情報がわからず困惑しております。

ご回答、よろしくお願いいたします。

専門家の回答

2件

2018年 5月 5日
断熱等性能等級4が必要です。
判断基準は断熱材の厚みで判断する仕様規定と、計算で判断する方法がございます。
性能規定の基準が別に設定されており、愛知だとおそらくU値0.87以下になるでしょう。
仕様規定の断熱厚みに満たなくても計算で性能が確保されていることを確かめればかまいません。

ただし、断熱等性能等級4を満たしているから快適な家にはなりません。この基準は2020年に義務化されると言われている最低基準なのです。
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2018年 5月 5日
naka.ieさんこんにちは。大阪で設計事務所をしています福味と申します。

長期優良住宅に温熱等級4は必須です。

 工務店さんに設計施工でお願いされたのでしょうか?工務店さんの中には自社で設計室を持っておられる工務店さんもおられますが、殆どの場合は外部の設計事務所に設計や申請を外注されます。

 本来設計事務所は、工務店とは独立した立場で直接建築主と設計契約を結び、工務店を監理する立場にあります。しかし、工務店から依頼を受けた設計事務所は、工務店がお客様であり、建築主様は工務店さんの先につながっている存在でしかなくなります。
naka.ieさんのご相談内容からも設計事務所の姿が見えて来ません。

 工務店さんは建物を建てるのが本業であり、自社で設計する事は稀です。つまり長期優良住宅でお願いしますと依頼を受けても、長期優良住宅がどの様な建物かが分かっていない工務店さんが多いのです。設計事務所に対し「長期優良住宅で設計してね」と依頼して、後は設計事務所が描いた図面を頼りに忠実に工事をする存在なのです。
その為、出来上がった図面が長期優良住宅に適合しているのかどうか、チェックする機能を持っていないのが殆どの工務店さんです。

 工務店さんに説明を求めても納得できる回答が得られないかと思いますので、設計した設計事務所に確認する事をお勧めします。ところで、断熱材の厚みが不足しているとの事ですが、温熱性能4の何と比較されたのでしょうか?
温熱等級4を取得する方法は、性能基準による方法と仕様基準による方法の二種類があります。
 仕様基準は一定の性能の断熱材を使用すればどの様な建物にも適用できる簡易な方法ですが、どの様な建物にも対応出来るようにするため、過剰な設計となり勝ちです。
 性能基準は、熱貫流率計算を用いて、Ua値が一定以下となれば等級を満たす事になり複雑な計算が必要ですが、適正な設計をする事が可能です。その為使用基準により定められた断熱材の厚みよりも薄くすることが可能になります。
 その辺の根拠を示す事を設計事務所さんに要求してみてください。温熱に関する考え方を私のHPにまとめてあります。ご参考までにhttp://www.green-h.org/oadon/syouene.html
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