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ネダレス工法について

いつもお世話になっております。
木造在来工法で、2階の床 大引きのピッチは910mm×910mmの標準的なネダレス工法ですが、2階を歩くと音が1階にとても響きます。

そこでお伺いしたいのですが、
これは、標準的な施工で問題は無いのでしょうか。
また、改善させるための方法はありますでしょうか。よろしくお願いします。

専門家の回答

6件

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月 3日
大概、厚さ24mmの合板を張り剛床にするとき使います。天井裏にスペースないとき梁とてんじょうの間に緩衝帯を持たない時、良くこのようにひびいたりします。ドアの開け閉めとう箱なりしないよう内壁にも詰めたりしますが。今となっては絨毯敷きが一番のようです一番のようです。
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ユーザーの返答

2018年06月03日

モーケットのプロフィール写真

毎回御丁寧にありがとうこざいます。防音絨毯なるものを見つけましたので検討してみます。ありがとうございます。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月 3日
そんなに大きな音が響きますか?
ネダレスだけが悪いってことは無いと思います。

音について少し考えてみましょう。
音は「振動」です。音を消すには振動しない、振動が
伝わらないようにすれば良い訳です。太鼓をイメージして
みてください。小さな太鼓よりも大きな太鼓の方が、より
大きな音がしますね?それは「空気の容積」が大きいこと、
それから振動させる「皮の面積」が広いこと、共鳴する
「胴の面積」が広いせいです。
ネダレスの場合、90㎝×90㎝の皮が張って有るのと同じ
ですから、もしも30㎝間隔で根太を入れた場合よりも
振動させる面積が大きくなることになりますね。

但し、合板の厚さは24ミリ、その上に合板のフローリング12ミリ
を施工するケースが多いでしょうから、合計で36ミリもの
厚さになります。36ミリの合板は、1枚板の無垢のフローリング
よりも「硬い」ものになります。無垢の方が繊維の空隙が多いです。
しなやかだと言えます。合板の方が震えにくいのです。
しかし、硬いものなので自分では音を吸収しない訳です。そのまま
振動は空気に伝わります。
2階の床仕上げから階下の天井までの懐が深く、また気密性が高ければ、
最初に説明したように空気の容積が大きくなり、大きな音が階下へと
伝わるという事になります。

また硬いものの振動は振幅が狭いので高い音が伝わるようになります。
人が歩いたときのような場合はドンドンというような音がすると
思いますが、甲高い音が響くというようなことは無いのではないでしょうか?
これは、根太床でも言えます。つまり振動させる面積が小さくて、
合板の12ミリに無垢の15ミリ程度のフローリングを貼った場合、合計で
27ミリですから比較的、振動しやすいと言えます。ですが、面積が1/3
だったとして、ネダレスと、どれくらい違うのだろうというレベルだと
思います。厳密に実験をしていないので、断言できませんが、人の聴感は、
まさに「感覚」である場合が多いです。

あからさまに違うとは聴き分けられないということです。どうしても
ネダレスだからという思い込みが有ると、うるさい家だなと思い込みます。
既に施工されていることも心理的には「取り返しが付かない」
「やめれば良かった」「安普請だ」「昔が良かった」などの感情も手伝って、
今のお住まいに不信感を抱かれるのではないでしょうか。

私は今でも1階、2階とも根太床で設計をします。1階は根太床でも
2階は、ネダレスで設計される方が大分増えましたね。気持ちの問題だとは
思うのですが、私は歩いていて、なんだか、フワフワするような気がする
からです。気のせいですかね(笑)
いずれにしても、階上の音を階下に伝えないようにするには、並大抵の
気の使い方では無理です。設計の初期の段階から、細かく気を使って
構造から決定しなければ無理です。佐山さんも仰っているように、振動させ
ないことが大切ですから、絨毯を敷く、スリッパを履くなどすれば相当に
音は小さくなります。

気に入らなければ天井を捲って、防音処理をするしか方法は無いです。
ナンセンスだと思いますが、下に人がいるのだと気を使って歩いたり、
作業をしたりできる「思いやり」を持てる様にすることが一番安価で、
しかもためになりそうですね!

※当アトリエでは建築に関するあらゆる御質問に随時無料でお答えしています。
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ユーザーの返答

2018年06月03日

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御丁寧にありがとうこざいます。 恐ろしく的確なアドバイスで驚きましたありがとうございます。
実は、2階は針葉樹合板24mm+オーク(ナラ)15mmの部屋と、針葉樹合板24mmと合板フローリング12mmの2つの部屋がありまして、合板フローリング12mmの方はそれ程響いていない感じです。
ナラは気乾密度は高い部類ですが、これでも
MDFに比べるとかなり空気を多く含んでいるのですね。
あと、歩いていると、確かにフワフワというか
しなりを僅かに感じます。


確かに、妻からも、下に気を使えると
それはそれでためになるのかもと先程発言しておりました(笑)
ネダレスという思い込みもありますが、
それを考慮しても、かなり重低音が響く感じです。すみません。申し訳ありませんが、この件についてメールさせてください。よろしくお願いします。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月 3日
施工上の問題は様々な要素で調査しないと解りません。
しかも、破壊検査になりますと大ごとですね。
まずは、
どんなおと → 歩く音
2階床フローリングと想定
フローリング → カーペット等弾力性のある材料を敷く
改善しましたか?
次は、重たい家具が2階にあれば1階柱の多い位置に家具の移動
それでもダメだったら工事をすることになり費用が大きくかかります。
鶴崎より
他の質問あればk-tsur*****.com
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2018年06月03日

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御丁寧にありがとうこざいます。まだ、住んでいないので防音絨毯は試しておりません。
家具もまだ、搬入していませんが
重い家具は2階に置かないようにしようと思います。
ありがとうございます。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月 3日
モーケットさんこんにちは。大阪で設計事務所をしています福味と申します。

ネダレス工法で910x910で仕切られていれば普通の仕様かと思います。
どの様な音なのでしょうか?コツコツ音なのでしょうか?ドーンと鳴る様な音でしょうか?また、今はもう完成した状態なのでしょうか?工事中でまだ天井が貼られていない状態なのでしょうか?音が気になる一階の空間の広さは何帖くらいあるのですか?

それらにより回答が変わって来ますので何とも言えないのですが、、、

コツコツと響く音もドーンと鳴る音も、床の上にプラスターボードを敷いてその上にもう一度フロアを貼れば解消はしますが、ドーンと鳴る音の場合梁の強度とも関係しますのでやたら梁に荷重を負担させるような事は出来ません。

もう少し詳しく教えて頂けませんか?
矢印
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ユーザーの返答

2018年06月03日

モーケットのプロフィール写真

御丁寧にありがとう。どーんという

重低音みたいな感じで、まさにバスドラムという感じです。既に完成した状態で、1階天井のプラスターボードも貼られている状況です。
1階は20帖くらいです。

既存の2階床に、プラスターとフローリング材を施工すればいいのですね。しかし、段差がかなり出来てしまい、建具と干渉してしまいそうです。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月 3日
はじめまして。

沢山の木造経験から言えば
木造において床根太ピッチを910とすれば当然タワミます
タワム理由は様々あります
多くは床上から重量を常時掛けている状態などですね
例えばピアノなど。
また、人が歩くというのも結構重量が掛かります
家族全員で歩く導線が一緒の場合はその間はタワミます
更に環境です
湿度が高いこと、雨などが降りやすいなどの環境によって
木造は水を含みますので、その分柔らかくなります
乾燥で収縮しますので、その収縮度合いで隙間が生まれます
その隙間や誤差によって接合部分がずれたりします
よって、上からの重量(歩行)などできしみ音が発生します

ネダレス工法についての問題はあるようですが施工自体の問題
であるかは現場を見て検査をしない限り分かりません

改善させる方法というのは、施工した会社に先ず相談して原因を
追及することから始まります
相手が専門家ですから、専門知識で応戦しなければなりません
最終的には施工不良であるかというより、問題改善を求めることに
なりますが、点検口があると思いますので音が鳴る部分まで
行くことが出来れば、そこから、入りどの部分から音が出ているかを
確認します
写真を撮り、状況を理解します
状況が分かれば対応できると思います
一般的には、その部分に束を建てることでタワミを抑えることが
効果的だと思います

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ユーザーの返答

2018年06月03日

モーケットのプロフィール写真

はじめまして。御丁寧にありがとうございます。
きしみ音のようなものは、今のところ出ていないようです。1階のリビングで聞くとバスドラムのような重低音が響きます。

束については、1階は使えそうですが、2階は使えませんか?よろしくお願いします。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月 4日
標準的な施工方法です。910mmの片側だけに大引を流して、垂直方向は剛床の実で固定して大引を施工しない方法も一般的ですから、910mm×910mmでX方向もY方向も梁ないし、小梁で固定しているのであれば、床なりに配慮して施工されている会社だと思います。

一般的に木造住宅は2階の音が下階に響くのは、周知の事実ですから、工法的に仕方がないと思います。ロックウール等の吸音材を入れても、隙間による音漏れは無くならないので、やらないよりは良いという程度です。振動音には効果ありませんし・・・。

慣れるしかないのが実情だと思います。
矢印
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