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新築戸建て断熱・気密

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屋根の遮熱・断熱について

今、自宅の設計を進めておりまして、屋根の遮熱・断熱に迷っております。
2階リビングの勾配天井なので、できるだけ暑さがこもらない家が希望です。

現状、屋根材はガルバリウム、その下に通気層をとって、50mmのフェノールフォームを入れる屋根断熱の構造で予定しています。断熱材の上には、遮熱シートを入れる形で予定しています。

ただ、屋根材のガルバリウムは放射率が低く(遮熱性が期待できる)、また、遮熱シートはあまり効果がないという情報もあります。通気層があるので、ガルバの日中の熱は空気に逃げていくのではとも思います。
そこで、遮熱シートをやめ、50mmのフェノールフォーム(外断熱)に加えて、ロックウール(充填断熱)を付加する形を考えています。

このようなアプローチについて、専門家としての御見解を頂けると助かります。よろしくお願い致します。

専門家の回答

5件

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月20日
駄目です。今の設計のままで良いです。

問題は通気層です。屋根の構造について記載がないので
明言しかねますが、遮熱シートは有効だと思います。
東京ならば50ミリのフェノールフォームで断熱効果はあります。
大切なのは通気層です。遮熱シートの上に通気層を設け、棟から
換気する工法で設計してください。
ガルバリュウムは熱の「反射率」が非常に高く、自身も熱を吸収
しにくくなっています。受けた熱を下方に伝える率は20パーセント
程度ですから優秀な建材です。従って、ガルバリュウムの下に
通気層を設ければ温まった空気は速やかに建物の外へと排出され、
小屋裏は比較的快適な状態を保てるということになります。

遮熱シートの張り方ですが、理想を言えば野地板に直接張らないで、
胴縁などで浮かせた状態で張って、二重の通気層を設けたいところです。
施工が難しいので、そこまで拘らなくても、一定の効果は有ると思います。
いずれにせよ閉め切った2階は暑いですけれどね。

こちらを参考にしてみてください。↓
http://www.e-lifetech.com/manual/yane-garuba.html

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ユーザーの返答

2018年06月20日

ychmrjpのプロフィール写真

さっそくご回答いただき、ありがとうございます。
ガルバリウムと通気層という組み合わせが効果的とのことで、安心しました。通気層から棟換気を確保する形となっています。
ガルバリウムで遮熱が確保できるので、遮熱シートは不要かとも思ったのですが、あった方が良いのですね。また、遮熱シートの下に、さらに通気を確保する方法は考えていませんでした。設計士とも相談してみます。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月20日
 小生宅は50mmフェノールフォーム+通気層ですが夏場天井の温度は室温と同じなので屋根からの熱の影響は少ないと考えています。もちろん、予算に余裕があれば付加断熱をすると良いと思いますが、小生であればその費用を窓の断熱性能の向上に使います。冬場、特に窓からの熱のロスがかなり多く有り窓際に行くと冷気を感じます。窓の交換は出来ないので昨年、内窓を付けたところかなり快適になりました。大きな窓だけでも性能を向上させたり、断熱性の高いハニカムスクリーンを採用すれば快適性が向上すると思います。

 補足ですが遮熱シートは家全体の建築費から考えれば高いものではないので採用すべきかと思います。
矢印
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ユーザーの返答

2018年06月20日

ychmrjpのプロフィール写真

早速のご回答、ありがとうございます。
50mmフェノールフォーム+通気層で、十分断熱が確保できているという実例がお聞きできて、とても参考になります。
やはり、開口部で断熱を高めるのが効率的なのですね。窓は樹脂サッシとする予定ですが、ハニカムスクリーンも検討します。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 6月20日
こんにちは。まず「暑さがこもる家」について一般解を下記に記します。
北国以外で断熱性能を上げると「オーバーヒート現象」が起きる場合があ
ります。窓などから入った熱射熱によって屋内に熱が閉じ込められる現象
です。冬場に高断熱高気密はとてもいいのですが、夏に暑い地方では夏場
はこのような現象も起きてしまいます。
それを防ぐには、暑い時期の太陽高度を加味した軒の出、庇、LOW-eガラ
ス(東西面)等を有効に取付けて、風通しを考えた住宅が大切になります。

本題の屋根の遮熱ですが、屋根のガルバリウム鋼板の「色」によっても遮
熱性は変わってきます。濃い色の屋根は遮熱性が劣りますので、シルバー
色にするのも一つの手だと思います。
また2重断熱にするのもいいと思いますが、50mmのフェノールフォームを
厚くする方法もあると思います。
屋根材の断熱性能は、屋根材のトータルの計算で決まりますので一度計算
して貰うといいかもしれませんね。
下記に夏の暑さ対策として、2重断熱にして断熱層の間に通気層を入れた住
宅の図面を添付いたします。
上から3番目の図面になります。
http://earth-architect.sblo.jp/archives/201704-1.html

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
〒421-0113 静岡市駿河区下川原1-4-6
TEL 054-258-3827   FAX 054-258-3827
担当:鷲巣 E-Mail w.wa*****.or.jp
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ユーザーの返答

2018年06月20日

ychmrjpのプロフィール写真

早速のご回答、ありがとうございます。
夏に熱射を入れないことが重要ですえん。南は庇を出して、西窓は遮熱性の高い窓を採用する予定ですが、東側も検討したいと思います。
2重断熱の間の通気層、まさに考えていたプランで、ぜひ参考にさせていただきたいと思います。

2018年 6月20日
はじめまして
遮熱塗装というものも多くあります
ガルバが良いか?言われると基本的に金属なので蓄熱します
遮熱が高い素材を使うことだと思います
屋根下地間に遮熱材を入れることなど、断熱は天井裏に行う
ことになりますが素材は様々あります
還流する熱を放出することを基本としますが、機械排気などをしない限り
温度差による空気の流れは基本的に期待できません
排気と吸気の設計を行う必要があります
何処までを求めるか、によって決めるものですね

コストと品質の研究を行う
tekine.com
矢印
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2018年 6月21日
断熱材で防げる熱の出入りは25%しかありません。残りは輻射熱75%です。つまり輻射熱反射しないと利きません。そして、しいて言えば夏場天井裏の24時間換気されると良いです。メンテができる2fバルコニー軒天あたりからです。
矢印
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