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SE工法と門型フレーム工法

の違いはどう違うのでしょうか。埼玉 藤島建設の門型フレーム工法でも視野にいれており、seと何が違うのか、細かく知りたいです。
宜しくお願いします。

専門家の回答

3件

2020年 6月29日
門型は1方向に、SE工法は2方向に力が伝達されるということだと思います。
矢印
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矢印
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2020年 6月29日
SE工法はコンクリートのラーメン構造と同じで部分的でなく全体が同じSE工法で造らなければなりません。門型フレームはスパンを飛ばしたい台空間部分的に使うことができ全体すべてに使わなくてよいのでコスト的にSE工法より安い。門型で角が固めてあるので変形に強いため壁がなくても耐震性がある。変形防止の両端に袖壁がいらないので大きな開口部が取れます。
矢印
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2020年 6月30日
アーキネットデザインLLC代表の市川均と申します。よくある質問なのでなるべく簡潔にお答えしたいと思いますが、ある程度専門的な説明になる事をご了承ください。
SE工法は特定企業が認可取得した固有の名称であり工法の名称ではありません。一方門型フレームは工法としての一般名称ですので混乱し易いです。建物の構造は、1)ラーメン構造、2)ピン(ブレース)構造、3)壁構造に大別出来ます。しかし、木造の場合は本来剛接合によって成立するラーメン構造は不可能なので、半剛接合とも言われる接合方法によってラーメン構造に近い構造を目指します。これを通常木造ラーメン構造と称します。その意味から説明すると、SEも門型もこれに分類されますが、その違いは、一方向の半剛接合を目指すのが門型フレーム工法、2方向の半剛接合を目指すのがSE工法などと言えると思います。ただし、この2方向の半剛接合を実現できるのはSE工法に限った事ではなく、私は普通に適材適所に木造ラーメン構造を用いています。SE等で用いる金物は一般名称としては、鋼板挿入型金物と言って簡単に作成出来ます。何故かというと形状はシンプルで重量鉄骨では普通の事だからです。このように、企業の売り出す工法があたかもその方法が特殊であり、それを用いないとそのような空間が実現出来ないと誤認されてしまう事がとても多いです。SE工法をあえて一般名称で表現すると、集成材と既製品化した鋼板挿入型金物を用いた木造(半剛性)ラーメン工法となると思います。
結果、難しい長文の説明になってしましすみませんが、もっと普通に安価に安全な大空間が造れるのが木造本来の長所です。それを実践する建築家として誤解のない様回答しました。埼玉にお住いの様ですのでよろしければ直接お言い合わせください。地元ですので藤島建設さんも存じていますので。
アーキネットデザインLLC市川均
http://www005.upp.so-net.ne.jp/ArchiNet/
http://www.doctor-life.jp
矢印
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