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新築戸建て耐震補強

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耐震強度を上げる方法について

現在、新築木造2階建てを「耐震等級2」で設計依頼しています。
予算の都合上、耐震等級3の費用を捻出するのが厳しく等級2で妥協した結果です。

そこで質問なのですが、
耐震等級2をより地震に強くするためのコスパの良い施工方法はあるのでしょうか?

「耐震等級3にすれば良い」というのは、色々調べて百も承知ですが、予算にも限りがあり悩んでいます。

ご教示いただけると幸いです。

※来週に設計士さんと打ち合わせがありますが、事前にご意見頂戴したく質問させて頂きました。

専門家の回答

5件

星マーク
相談者が役に立った
2021年12月 9日
なにか勘違いされているのでは?
耐震等級2と3で工事費の差はありませんよ。
耐力壁を増やせばいいのです。壁を減らして窓にする方が高いです。
矢印
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ユーザーの返答

2021年12月11日

KAITOのプロフィール写真

「耐力壁を増やす」という考えで、設計士さんにお願いしようと思います。また、念の為、耐震等級の費用差も改めて確認しておきます。この度は、アドバイスいただき大変ありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2021年12月10日
これがプロパガンダの成果って奴ですかね。
KAITOさん、ネットで十分調べられますから、御自身で少しググってみてくださいよ。
「等級」ってくらいなんで、何かの基準が有って、それを大まかに3段階に
表しているに過ぎないんですよ。こんなものが決められる前から丈夫な家を
設計したり、作っていた会社は、いっくらだってありました。しかし物を売る
側のものは「明確な差別化」を図りたいんです。これ、面白いですよ。
つまり差別化が目的じゃないんです。

物が売れる、つまり消費者は「何で」、「何を」理由にして物を買うかというと
ですね、それは「機能」ではなくて「価値」に投資するんです。対価を支払う。
みんな、地震が怖いから丈夫な家を建てたいと考えますが、それは直接的な
理由じゃないんです。地震に強い家という「価値」に金を払っているに過ぎない
んですよ。分かりにくいですね(笑)

僕らは設計屋なので丈夫な家を設計しようと考えます。そんなの基本です。
でも明るい家にしようとか、風通しの良い家にしようとか、家族が快適に暮らせる
間取りにしようとか、多方面から設計を検討します。その時に「等級ありき」で
設計をしてほしいと依頼を受ければ「そのように」設計するだけの話です。
みなさんが良く言う「吹き抜け」だとか「大開口の窓」だとかLDKで25帖以上
だとかいう要望や間取りが実現できなくなる場合が出てくるというだけの話です。

目障りな場所に壁が出てきたり、採用したかった間取りが作れないのは仕方が無い
ことなんです。そうすれば別に余分な金を掛けて耐震等級3だとかっていう、
「余分な金」なんて掛かりません。そもそもコスパの高い設計こそ耐震性能を
向上させることが出来ます。コスパの悪い、だだっ広い部屋、馬鹿でかい窓、
うすら寒い吹き抜けなど「見栄」に近い、ゴージャスな要素を排除して、間取りを
作れば簡単に耐震等級3になります。
でも言っておきますが、数字合わせの耐震等級3では未曾有の地震に耐えられるか、
どうかは保証できませんよ。

設計屋は自分の感と知識で架構を組む能力の有る人も居れば、法律が指針を示し、
保険が指針を示し、金融が指針を示せば、もうそれに素直に従って設計をする
だけって人もいます。むしろ圧倒的に後者でばかりです。
いわゆる耐震等級1は基準法クリアレベルです。ではなんのための建築基準法
なんでしょうかね。僕たちは疑問に思うというより、どうやって仕事をすれば
良いんだろうってくらい困惑しました。

丈夫な家にしてもらえば良いだけですよ。丈夫な家にする方法は資格を持っている
建築士なら全員知っていますから。

URBAN GEAR / アーバンギア 本多
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ユーザーの返答

2021年12月11日

KAITOのプロフィール写真

プロパガンダ…調べてみました。また、他の建築家様のアドバイスからも、耐震等級という言葉は、あくまで消費者にとって、家の性能をわかりやすくした言葉にすぎないのかな?という考えに至りました。また、耐震等級という数値ではない「強い家とはなにか」。これを建築士さんと、しっかり話しをしていきたいと思います。アドバイスありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2021年12月10日
皆さんが言ってるように構造計算して耐震等級3にしても
コストに影響することはほとんど
ありません。吹き抜けを作ったり、大きな開口を作ったり
して構造的に弱くする方がお金がかかります。
依頼した設計士さん本当に構造ご存じなのでしょうか
心配になります。
矢印
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星マーク
相談者が役に立った
2021年12月10日
「耐震等級3にすれば良い」というのは、色々調べて百も承知ですが
これそのものが間違いです。神戸の実物大実験で即死状況で倒壊したものは等級が高い方でした。木造はしなる特性で生きる物でコンクリート概念の比較での話です。なぜなら耐震金物は沢山付けても木が先に裂けて机上の理論になっているからです。
矢印
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ユーザーの返答

2021年12月11日

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皆様のご意見から、耐震等級という数値にとわられずに、総合的に耐震について考えようと思いました。アドバイスいただきありがとうございました。

星マーク
相談者が役に立った
2021年12月11日
こんにちは。クサノユカリ建築設計室です。
京都を中心に夫婦で活動している設計事務所です。

耐震等級についてですが、耐震等級1が危険というわけではありません。耐震等級1は、「数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度=阪神・淡路大震災や2016年4月に発生した熊本地震クラスの揺れ)に対しても倒壊や崩壊しない。」という明確な基準がありますので、一概に、2だと悪い、3はいいと判断できるものではありません。

又、本当に災害や地震の備えを優先されるのであれば、崖や山の近くを避ける・海や川から離れる・地盤の強い敷地や、液状化しない土地を選ぶ・擁壁・高台は避ける。等、立地条件をこだわられた方がより効果的だと考えます。

ご参考になれば幸いです。
矢印
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ユーザーの返答

2021年12月11日

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具体的なアドバイス、ありがとうございます。耐震等級という数値ではない「強い家とはなにか」。これを建築士さんと、しっかり話していきたいと思います。アドバイスありがとうございました。

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