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新築戸建て断熱・気密

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新築の構造材と断熱材について

はじめて質問させていただきます。
マイホームの新築の打ち合わせ中の者です。
全国展開中のローコスト系ハウスメーカーとの契約です。
現在、構造材の材種と断熱材の選択で悩んでいます。
在来木造2階建て、延床40坪、尺モジュール
省エネ等級4、耐震3、フラット35S、対応で依頼しています。
念のため、品確法(住宅性能評価書)も追加しています。


HM標準仕様です。
土台:ヒノキKDか米ヒバKD4寸
大引き:米栂加圧注入90角
通し柱:国産杉集成材4寸
管柱:国産杉集成材4寸
間柱:国産杉集成材
筋交:国産杉KD
梁:米松
耐力壁:ダイライト9t
屋根:フラット瓦
壁断熱:アクアフォーム80mm
屋根断熱:アクアフォーム170mm
床断熱:ミラフォームラムダ75mm
換気:第3種換気
床:構造用合板28mm
サッシ:APW330
サイディング:ニチハ16mm


金銭的に余裕が無い中、少しでも安心できる家にしたいと思い
今の段階では構造材をオールヒノキ(土台、大引き、各柱のみ)で
依頼しています。
予算の問題でブランド桧では無く一般的な地場産で目視等級1JAS品です。
追加OP台は坪5500円×40坪で合計220000円です。
断熱材は標準のアクアのままで行くつもりでしたが
HM標準では室内側に防湿層が無く、調べたところアクア自体が
内部結露しやすいとあったので、断熱材の変更を考えています。
長期優良住宅の仕様書やフラット35Sの仕様書を確認したところ
防湿層は必要とあったので、担当に聞いたところ「問題ないです。」
とだけ言われました。不安なので結露計算を依頼しています。
それでも不安なので、防湿気密シートの見積もりをお願いしましたが
200000円掛かるとのことだったので、それならば、初めからアクアより
内部結露し難い断熱材に変更しかほうが良いのでは?と思い
アイシネン(アクアよりまし?)、セルロースファイバー(一番安心?)
を見積もりました。
アクアは他の部分でも欠点がありそうなので、アクアのために
200000円出すのが惜しいというのもあります。
見積もり結果は、アイシネン250000円、セルロース350000円でした。

予算的に厳しいので、いっそのこと構造材を標準にもどして
その予算でアイシネンかセルロースにしたほうが、建物にはいいのかな?
と考えています。
今のところ、下記に3パターンで悩んでいます。

・オールヒノキ+アクアフォーム+防湿シート(追加金420000円)
(構造材は多少強くなるがアクアの不安が残る。メリットが少ない?)

・構造材標準+アイシネン+防湿シート(追加金450000円)
(構造材は落ちるが内部結露の不安が減り結果的に構造材には良い?)
(痩せ、追随性、防音性なども、アクアより多少は良くなる?)

・構造材標準+セルロースファイバー(追加金350000円)
(構造材は落ちるが内部結露の不安が減り結果的に構造材には良い?)
(防湿シートを省略する不安が多少あるがアクアよりはだいぶ安心?)
(予算が一番少なくて済む。)
(防音性、虫食い防止性、耐火性がについても、一番良い)
(4寸柱のため120mm厚になり、断熱性も上がるが、重量があり耐震性が不安)


この3パターンでは、どれがベストでしょうか?
ある程度は勉強したつもりですが、素人なので認識違い勘違いも
あると思いますので、アドバイスも含め宜しくお願い致します。
ちなみに、あくまでローコストHMなので、多くの事は望めなと思うので
予算の関係もあり、難しいことは依頼できないと思います。

専門家の回答

3件

2017年 3月22日
こまかな事項は、この文章の必要な事項をメーカーに提示し、
其々に素材とトータル的な性能と効果についての
アドバイスを受けると良いです。
その後、検討をし、重視する順を決め、
価格を考えて決められると良いと思います。
鶴崎より
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2017年 3月22日
cococya様

平真知子一級建築士事務所です。
新築計画を進めていらっしゃるところとのこと、楽しみですね!

とてもお詳しく、よく検討されていると感嘆しております。
ローコストHMとのことですが、内容も良いように思います。

断熱材、構造材共に、書かれている仕様それぞれに選択したことがあります。
断熱材は種類により特徴が様々なので、何を大切にされるか次第でおすすめなものが異なります。

結露計算をしていただく予定とのこと、結露のリスクについては、
その数値を確認されるのがよいと思います。
外部側がダイライトなので、構造用合板に比べると壁内結露リスクはだいぶ下がります。結露計算結果はおそらくOKと出るでしょう。
(ダイライト外に通気層あり、ですよね。)
断熱材の湿度調整力については、調整に過ぎないので、断熱材に関してはその他の性能や価格で決めるのがおすすめです。
また、フィルム貼りは完璧であれば壁内結露のリスクはなくなりますが、
完璧はなかなか難しく、施工精度次第です。
屋内で蒸気を出さない生活をする(煮炊きの際には換気扇を必ずつける、室内干しをしない、加湿器で必要以上に加湿しないよう湿度計をつけてチェックする)のが壁内結露を防ぐのにとても効果的です。
その上で、よりリスクを下げるなら、フィルムを貼る、のがおすすめです。

断熱材の厚みは、栃木県では現在の標準レベルです。
費用をかけるなら、断熱材の厚みを増したり、第三種換気を見直すのもおすすめです。

また、耐震等級3で計算されるとのこと、また120角とのことなので、
間取りにもよりますが、構造上は一般的な柱は杉で十分です。
安全性に対してコストをかけるなら、地盤や基礎、壁のバランスなどが大切です
(ダイライトは限界を超えると割けるという話も聞くので、バランスよく力がかかるように)。
局所的に力がかかる柱があれば、そこだけ桧にされるのもよいと思います。
耐久性も、桧でも赤味部分でなければ白蟻の被害はありますから、
床下点検をしやすいつくりにして、定期点検をするのがおすすめです。
土台は、赤味でない桧やヒバでは不安です。
コストをかけるなら、赤味の桧、コストをかけずに性能を上げるなら加圧注入。
断熱材の重みの影響は小さく、構造計算時にその分の重量を加えればよいでしょう。

長くなりましたが、ご参考までに。
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2017年 3月23日

ローコストを最重要視なさるなら、標準仕様のままでいいと思います。

矢印
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