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新築戸建て耐震補強

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木造3階建ての制震構造と構造計算のタイミング

はじめまして。
現在、建築条件付き土地を購入し、建物の打合せを重ねております。
(土地建物ともに契約済み)

エリアとしては、海岸線からも距離があり、高台にあるため、
水害のリスクも低い地域です。
一方、地震と火災に対する備えをしておきたいということと、
予算面から耐震等級2級相当の木造3階建てを予定しております。

今回もともと立っていた建物の取り壊しが完了し、
地盤調査を行ったところ、「最終報告はこれからだが、
地盤改良工事は不要かもしれない」、との連絡をいただきました。

予算面では地盤改良工事費用として余裕を見て100万円ほど予定していたものが
浮く形となり、いい話ではあるのですが、
家は一度立ててしまうと早々手を加えることも難しく、
子供もおり、災害に対する備えをして安心して長く住みたいという思いから、
予定して予算を使って、なにか打てる手はないのかと考えております。

そこで、ご相談なのですが、地盤調査の結果、
地盤改良工事が不要とされた場合でも、地盤改良工事を行うことで、
さらに安全性が高まったりといった事はあるのでしょうか。

あるいは逆にその予算を使い、制震構造の追加といった事は
木造3階建ての場合、有効でしょうか。

的外れなご質問かもしれませんが、ご意見お待ちしております。
よろしくお願いいたします。

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[退会した専門家]
星マーク
相談者が役に立った
2017年 9月19日
近年の建築基準法、瑕疵担保保険の基準に照らし合わせると、最近は地盤改良が必要なことがほとんどで、地盤改良を行わなくてよかったのは幸運でしたね。
ただ、地盤改良を行わなかったために家が傾いてしまったりすることがあった場合のことを考えると心配です。
新築住宅全棟に加入が義務付けられている瑕疵担保保険は、地盤が原因による傾き等に対しては補修費用が出ませんし、建設業者も地盤の瑕疵に関しては免責となっています。

地盤調査会社さんによって、ある場合とない場合がありますが「地盤調査の結果、地盤改良をしないと判定が出たのに、地盤が原因で家が傾いた」。場合の保険に加入できる調査会社さんがあります。
保険加入は5万円~10万円と、若干高額ですが、家が傾いた場合の戻し作業や、地盤の再構築等ができる程度の費用が出る保険なので、地盤改良をすることを検討されていたのであれば、安いと思います。

まずは、地盤調査を依頼された会社さんに相談してみてください。

保険適用をされていない場合は、保険がある調査会社さんに依頼のうえ、再調査。保険加入となります。

こういった掲示板ですので、特定の会社名は記載しませんが、検索すれば、いくつか出てくると思います。



ユーザーの返答

2017年09月19日

よふかしフクロウのプロフィール写真

丁寧なご説明をいただき、ありがとうございました。

保険適用の件など、考慮できていませんでした。
最終報告前でもある事なので、その際に、確認してみます。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 9月19日
海岸線からも距離があり、高台にあるため、水害のリスクも低い地域で、地盤調査をおこなわれているとうことですので、調査結果によっては地盤改良が不要となること自体は一般的なことです。つまり地盤がしっかりしているので必要がないということになります。心配をするときりがないということでもあります。今回は木造とのことですので、建物戦隊の重量が軽いため地盤状況によっては十分地耐力(地盤がどの程度の荷重に耐えられるか、また、地盤の沈下に対して抵抗力がどのくらいあるかを示す指標)があると判断されれば、調査をもとに構造設計が行われていれば問題は無いと思われます。建物と地耐力の関係は設計される構造設計者の判断ですので、実際に設計する設計者の説明を受けることをお勧めします。
制震構造と地耐力の問題は別の意味があります。
制震装置とは地震時の揺れを建物内部の機構により減衰させたるもので、家へのダメージを少なくし、家具の転倒防止など建物内での危険被害リスクを減少させ、人命や財産を守るものです。ダンパータイプの制震装置(建物の軸組内にダンパーを入れる方法)は木造3階建てでも広く普及しています。こちらは珍しい技術ではありませんので相談してみてください。
以上です。
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ユーザーの返答

2017年09月19日

よふかしフクロウのプロフィール写真

丁寧なご説明をいただきありがとうござました。

まずは最終報告をいただいてから設計者様とご相談してみるようにいたします。
また、木造3階建でもダンパータイプの制震装置が広く普及しているとの事、承知しました。選択肢の一つとして検討に入れつつ、進めてみるようにいたします。

2017年 9月19日
地盤調査をされたということですが、住宅ですからおそらくスウェーデン式のサウンディング調査でしょうか?もしくは、超音波での調査でしょうか?
気をつけないといけないのは、従来のヤリを地面に突き刺すサウンディング調査と超音波での調査では、異なる結果が出ることがあるということです。一般的に超音波で調査すると、地盤は大丈夫という結果が多くなるようです。それを見越して、超音波調査をする建売業者もいるということを聞きました。
私が設計を担当した住宅のケースでは、サウンディング調査により地盤改良が必要という結果になったのですが、隣接する別の新築住宅は、超音波での調査で地盤改良なしで建てられました。調査しているものの、なんとなく隣の建物が気になりました。
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