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基礎のネコ土台について

ただいま新居の建築を検討中です。基礎に関してご質問です。

新居を建てるににあたって読んだ本に、土台通気法の場合でも基礎に通気口(風窓)を設けたほうがよいとありました。通気口を設けると基礎が弱くなると一般には考えられているようですが、その本では基礎を弱めないように通気口を作ることができると書いてありました。(基礎の鉄筋を切らないように通気口を作るようです)

また、基礎と土台の間のネコ土台は樹脂パッキンの他に栗の木、御影石などを使うこともできるようです。

現在検討している工務店は2社あるのですが、どちらの工務店からも基礎に通気口を作る必要はなく、また通気口を作ると基礎が弱くなると説明されてます。

土台通気法であれば基礎に通気口を作る必要はないのでしょうか?
また、ネコ土台は樹脂でも耐久性は大丈夫でしょうか?

基礎は後々リフォームできるものではないと思いますので、しっかり作りたいと思ってます。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

3件

2009年10月30日
こんにちわ神奈川で設計事務所をしている中村です。
最近は樹脂製のネコ土台を使うことが一般的になってきました
強度的には問題ありません。
むしろ木や石を使うよりは耐久性の面から見てもいいことだと思います
ただし構造上重要な柱や垂直に荷重がかかるところには
その下部に設置する必要があります。
製品はいろいろありますが、床下の換気量は
基礎を欠き込んだ通気口より多くなることがあります
1階床下の断熱を忘れずに
矢印
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2009年10月30日
かずとら様

はじめまして、新宿で設計事務所を主宰している片瀬と申します。

床下換気の必要性は、その湿気除去にあります。木材に適度の通風(換気)をし
て、適度の湿度を与えれば、一般的に、木材は長持ちします。そのために、どの
程度必要なのか。それは、基礎にもより変わってきます。独立基礎・布基礎・ベ
タ基礎により、必要量は違います。また、そこの地盤(表土)によっても違って
きます。しかし、普通のケースでは、簡易的に建物1辺に1〜2箇所も設けてすます
場合が多いようですね。

基礎に、普通の配筋をしていれば、150%までの穴(断面欠損)は問題ありません。
また、貫通部の位置(上下位置)は、基礎センターにしてくださいね。もしそれ以
上の換気口が必要な場合は、補強をすればOKです。

現場で、大工・工務店まかせにするのではなく、換気計算をし、換気口位置も事
前に図示しておくべきです。その程度は、設計事務所に要求したほうが良いと思
いますよ。これから長年住み続けるのですからね。
矢印
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矢印
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2009年10月31日
はじめまして。

私の設計では、ネコ土台を使っています。
基礎に通気口を設けることは、やはり基礎の欠損になりますので、構造的には問題があると考えています。
通気口の面積はネコ土台を使用したほうが大きくなります。
ただし、通気量は敷地条件などによって左右されますので、必ずしも面積が大きいから通気量も多くなるとは限りません。
ネコ土台を使用する場合に注意しなければならないことは、きちんと理解していない施工者だと、適切な場所に設置されていないことがあることです。
そのような心配があるときは、土台の下全体に連続して設置するタイプもありますので、そのようなものをお使いになるといいと思います。
耐久性については、普通の条件のもとで使用しているかぎりは、問題ないはずです。
矢印
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