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RC住宅の地盤調査について

総RC2階建の住宅を検討しています。構造計算までした図面も完成しているのですが、地盤調査はスウェーデン式サウンディング調査しかしていません。他の工務店で話を聞いたところRC住宅はボーリング調査をしないと構造計算もできないと言われました。ボーリング調査は一箇所で結構な費用もかかるようですし、そもそもスウェーデン式の簡易地盤調査でRC住も宅の構造計算や施工図面を作成できるのでしょうか?素人質問ですみませんが教えていただけると助かります。

専門家の回答

6件

星マーク
相談者が役に立った
2018年 4月11日
はじめましてアース・アーキテクツの鷲巣(ワシズ)といいます。

私もRCの2階建てで地盤調査をスウェーデン式で済ましてしまうのは
初めて聞きました。
私がお付き合いしている「構造設計事務所」ではNGになると思います。
それとも明らかに「地盤強度」があることが確認できたのでしょうか。
私も疑問です。

問題解決にならなくて恐れ入ります。
アース・アーキテクツ一級建築士事務所 鷲巣
矢印
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ユーザーの返答

2018年04月12日

Tomのプロフィール写真

鷲巣様
ご回答ありがとうございます!
鷲巣様も聞いたことがないのですね…
詳細図面を元に見積を出したところ想定を大幅にオーバーした金額が出て来ました。おかしいと思い他の工務店にも少し見てもらったところRC住宅はボーリング調査をして詳細な地盤情報が必要と言われ、さらに困り質問させていただきました。平屋であれば構造計算は必要ないそうですが、そうではないので計画自体かなりいい加減だったのではないかと不信感が募っています…

星マーク
相談者が役に立った
2018年 4月12日
おはようございます。
URBAN GEARの本多と申します。

普通は、ボーリング調査します。地質と構成がハッキリするので、
そこから「構造」設計に入ります。S造だって、そうです。
ただ、地面が上部だっていう根拠があれば話は別です。

設計をするために調査をするのですが、RC造は重たいので、
そもそも沈下しないような「基礎構造」が必要なんです。
5m以内に地下水などが通っていれば液状化の恐れもありますし。
そうなると、杭基礎などにしなければならなくなり大変なコストアップに
繋がってきます。スウェーデン式では浅い部分までしか分からないので、
重たい建物の調査には向かないです。

以前に調査したデータが残っているなどの場合を除き、酷い設計だと
言わざるを得ません。例えば「ありき」で設計したケース。
根拠が無いのに、地質が優良だと決め付けて設計した可能性です。
そうなってくると、もう何もかも信じられなくなり、そういった手抜きを
する業者とは手を切った方が良いと思います。

想像するに「壁式」で、とにかく間取りと「デザイン」だけ提案して、
概算に近い見積りで契約を急かしているという状況ではないでしょうか。
気が付いて良かったですね。

URBAN GEAR / アーバンギア 本多
at*****geardesign.com
http://www.urbangeardesign.com
054-206-4343
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ユーザーの返答

2018年04月12日

Tomのプロフィール写真

本多様
ありがとうございます!
地盤調査をしたのは工務店でそれを元に設計者が構造設計事務所にお願いして構造計算しています。以前の調査データもありませんので何を根拠に設計しているのかよく分からなくなって来ました…
設計契約はすでにしており、詳細図面を元に見積を出したところ予算を大幅にオーバーする金額になり、これはおかしいと他の工務店に聞き始めてこのようなことが発覚しました。
構造計算料等かかっていますので(実際は根拠のない計算で信頼できませんし払いたくありませんが…)どのように契約解除できるか考えたいと思います。

星マーク
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2018年 4月12日
Tomさま

文京区の佐竹勝郎建築設計事務所と申します。

RC造の場合、通常は下記の地盤調査を行います。


1.ボーリング調査。
18mくらいまで。土をサンプリングできます。

2.液状化試験
RC造は荷重が大きいので、必須です。

3.三軸圧縮試験、圧密試験
地盤の支持力(地耐力)、地盤の沈下量の算定。


この結果を得て、はじめて建物の設計ができます。

当事務所はRC造も得意としておりますので、何か
お困りごとございましたら、ご連絡ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
satake*****.com



佐竹勝郎

佐竹勝郎建築設計事務所
一級建築士事務所
http://satakearchi.webcrow.jp

Atelier :
〒112-0002
東京都文京区小石川2-3-24 CORB
矢印
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ユーザーの返答

2018年04月12日

Tomのプロフィール写真

佐竹様
具体的な回答ありがとうございます!
土地が崖下のため崖側に擁壁が必要ということで
それならばと設計者が総RCのプランを提案して来ました。
工務店はRCを得意とする工務店ではなかったようでいつものようにスウェーデン式の地盤調査をして来たようですが、そこに対して設計者は何の指摘もしませんでした。設計者もRC造のことをどこまで理解できていたのか?と不信感が募っています。さらに構造計算を担当した構造設計事務所もそこを指摘しなかったということで、この色々相談して来た長い時間は何だったんだろうと…
設計契約はすでにしており、構造計算料等かかっていますので(実際は根拠のない計算で信頼できませんし払いたくありませんが…)どのように契約解除できるか考えたいと思います。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 4月13日
しっかりとした強度が確認できれば問題ありません。一階RCで二~三階木造でしたがスエーデン方式で勧めました。
矢印
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ユーザーの返答

2018年04月16日

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佐山様
ご回答ありがとうございました!
地盤調査も条件に合わせてやり方が違いますし、構造設計の方の経験によるところも多く、一概にこれをやれば大丈夫と言えないこと理解しました。

星マーク
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2018年 4月13日
地盤については、工学的に判断することになります。
但し、スウェーデン式サウンディングの調査は調査者の経験等による実力(技術力?)に頼るところが多いと思いますので、データにばらつきがあると考えられます。
データが怪しい場合など当然、ボーリングとか標準貫入試験などの調査を行うことに越したことはありません。意匠設計者及び構造設計者は、今回、近隣のボーリングデータなどを見たりしている可能性もあり、その調査報告書を見て問題無いと判断し、設計を始めたのだと思います。土質はケースバイケースです。その為に一様に考えてはいけないと思います。アドバイスするのは問題ないですが、心配をあおるアドバイスは避けた方が良いと思います。
また、構造計算の必要な建物です。確認申請をした時点で問題あれば確認検査機関ないし役所の方から、この物件についてはボーリングデータが必要と言われると思います。
その為、施主は、注意喚起だけで良いのではないかと思います。
矢印
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ユーザーの返答

2018年04月15日

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ツルサキ様
ご回答ありがとうございます!
すでに予算オーバーしていることもあり、確認申請後再調査が必要などとならないよう、今の段階でもう一度RCで建てるべきか含めて検討したいと思います。
近隣の調査データ等を調べている様子もありませんでしたが、こちら素人ですので調べていてもそこまで詳しく説明する必要ないと思っていたのかもしれません。

星マーク
相談者が役に立った
2018年 4月14日
はじめまして。
住宅でRC、2階建てという条件で地盤を調査する場合、方法はいくつかあります
既に説明されているのでお分かりだと思います

ボーリング調査ということもどの範囲をどのように行うかということで個別に
考えて行うものです
SWS調査(スウェーデン式)にも方法がいくつかあります
→平板載荷試験→ボーリング調査という感じで設計の細かさや重要度によって
実施を検討します

そもそも、土地の情報入手から始まり、その土地は区画地なのか、盛り土なのか
崖がないか、などの情報を行政などから入手して調査するべきエリアであるかを
判断します

当然、構造計算を行う場合は地耐力は必須なので、設計に必要なのですが、
配置計画からどの部分にどのような地層があるか、など細かい判定は設計者と
構造設計、地盤測量などの技術者が連携をしないと緻密な設計にはなりません

どこまでの設計とするかはその設計者と施主の見解が同一にならないと
進められませんので、設計者はその考えをまとめて施主に報告するべきだと
思います

また、構造設計と施工図が制作できるか?という問いですが
構造設計は地耐力が必要となります、そのために測定は必要です
配置計画、メンバー(構造部材の選定や形状の選定)など
からどのような形で測定するかと決めて行うことを施主と話し合う必要があります

施工図とは現場レベルが必要とするものです
例えば、隅角の部分をどのように型枠、鉄筋を形成するか。など加工を
行う為の業者との検討図です
細かいものは1/1(原寸)を起こして検討します
通常は確認申請図では1/200から1/50程度の縮尺で図面をつくります
施工図はその図面を基に1/50から1/1までの細かい図面を書きます

地耐力がなければ基本設計(確認申請図)レベルが完成しないので
当然、施工図などはその後に制作するものですから影響はあります

コストダウンなどの要望や意識があると簡単にする傾向があります
相手側の意識を確認して、「なぜ、行うか」をヒアリングしていく
ことが重要と考えます

矢印
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ユーザーの返答

2018年04月16日

Tomのプロフィール写真

大槻様
ご回答ありがとうございます。
地盤調査については知識不足で任せきりになっていましたので、今後このようなことがあれば再調査等のリスクはないのか?等確認しながら進めたいと思います。
その辺り今回の件について、説明はあまり詳しく聞いておらず、こちらの追求責任、認識の甘さもありますが、ここで回答していただいた皆様と比較しても、設計者としての責任感が不十分と感じてしまいます…

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