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家づくり相談

新築戸建て断熱・気密

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気密性の確保と断熱材の選定

お世話になります。大阪北摂で木造軸組2階建てを計画しているものです。
断熱や気密に関心は高いのですが、事情があり建築条件付き土地で話を進めています。
工務店はお世辞にも断熱、気密に知識が深いとは言えないようですが、断熱材変更には快く応じて下さり、アクアフォームとセルロースファイバー(スーパージェットファイバー)を提示されました。
そのどちらが良いかというのが、質問です。
観点は結露と気密性で、アクアフォームは気密性を高められそうな点で魅力的であり、セルロースはその調湿性能により壁内結露に強いのではないかと考え、迷っています。ご意見頂戴できれば幸いです。
また、気密性わ高めたい場合、工務店さんにこういうことをおねがいすべき、ということがあればご教授ください。よろしくお願いいたします。

専門家の回答

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星マーク
相談者が役に立った
2018年 7月25日
はじめまして。
大阪府は省エネの地域区分で5、又は6地域です。
「北国」と違い冬に「加湿器」を多くの時間使用しない限り、内部結露
はそれほど心配することはないと思います。
また、結露は外壁の下地等によるところも大きいです。例えば耐力面材
として合板を張った場合とダイライトを張った場合では「透湿抵抗」の
違いで、合板の方が結露が発生しやすいという結果が出ています。また
部屋の仕上げのビニールクロスの「透湿抵抗」もかなり大きいので、壁
の内部に湿気が入りにくいことになります。
断熱材は内部結露をしても「性能が落ちないもの」がいいと思います。
その辺りはご自分で調べてみて下さい。

「気密性を高めたい」とありますが、気密を高めるには「金額もアップ」
します。
「北国並に気密シート」を施すと下記のようなデメリットもあります。
「気密性が高い環境では、湿気もこもりやすいという弱点があります。
十分な換気が行われないと結露が生じてしまい、カビやダニが発生しや
すくなります。」、それを防ぐには「熱交換型の計画換気」が必要とい
う訳です。
ただ最低限の「気流止め」の施工は重要だと思います。
この程度を工務店さんにお願いしたら如何でしょう。
「気流止め」はネットで調べて下さい。

最後に「とても理路整然として分かりやすいサイト」のURLを添付いたし
ます。
http://www.ads-network.co.jp/index.htm
ご自分で色々と研究してみて下さい。

アース・アーキテクツヰ㏍通建築士事務所 鷲巣(ワシズ)
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ユーザーの返答

2018年07月25日

太郎のプロフィール写真

鷲巣様
丁寧にご回答頂き、本当にありがとうございます。自分なりに勉強するなかで「営業っ気」のない専門家のご意見を伺いたく、質問させて頂きました。鷲巣様に頂いた貴重なご示唆を受けて、しっかり勉強しようと思います。鷲巣様に直接お礼のできないのが心苦しいですが、本当にありがとうございました。

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