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家づくり相談

住宅メーカーの選択について

世田谷区にて2世帯住宅を新築戸建てとして検討しております。
条件は以下です。

■土地:69坪
■建ぺい率:70%
■容積率:200%
■1階親世帯(36坪)、2階子世帯(36坪)で検討しております。

当初、木造(2×6、制震システム6箇所)で検討しており、契約するつもりでいたのですが、鉄骨メーカーの話しを聞き以下の2点において検討した上で最終決断をだそうかと思っています。

■30年目〜60年目のメンテナンス費用の違い
疑問点として長期にわたるメンテナンス費用がどのくらい違うのか?
 
 木造メーカーは10年毎の定期点検で30年まで保証あり
 外壁と防水は30年保証とのこと
 
 鉄骨メーカーは30年間メンテナンス費用なし(30年保証)
 30年後に外壁などのメンテナンス(400万)をすれば、60年間は使える
 これ以外に費用は発生しない想定

■耐震性の違い
疑問点として、鉄骨メーカーは誰もが知るメーカーなのですが、世田谷にてそんなハイスペックな住宅が必要なのかどうか、ご意見を伺いたいです(各種ハザードマップも確認しました)。一応、震度6、7くらいの地震がいつかくることを想定はしていますが、木造でも耐えられるのではないかと思っています。

 木造メーカーでは6箇所の制震システムをキャンペーンで入れてもらう予定
 鉄骨メーカーはあらゆる壁に制震システムを採用していることが図面からも読み取れる

この2社で1000万〜1500万くらいの差がありそうなので、鉄骨にした方がよい理由があれば是非ともご意見を伺いたいです。

専門家の回答

3件

2018年 9月24日
大地震災害による二重債務をしない家つくり実践してます。
1)火山活動が盛んの中、大地震は想定外が多くなりました。
2)繰り返す大地震に一度もてばよいというのが日本の法律です。
3)繰り返し大地震がくると、耐震金物により木が裂けて目に見えないところで構造劣化がすすむ危険性があります。外から見て確認できないから怖いものです。木が裂けない特殊設計で災害に強く、地震災害による二重債務を起こさせない特殊設計の家を実践しています。ご判断のとおり硬く丈夫な家より揺らさない家が正解です。

しかし、通常の制震構造次の問題があります。油圧ダンパー、バネや防塵ゴムのような制寝工法は将来的にメンテナンス費用をかなり必要としまず。複雑な機械式は見えない壁や床下で故障を伴う原因となります。弊社特殊設計部はノーメンテナンスでランニング・コストがかからない工法を採用しています。
  油もれ、金属疲労、機械的なパーツの故障は見えないので目視確認ができません。弊社ではシンプルで故障がなく劣化しないので壁を壊して取替えや修理がしょうじません。熊本地震で震度7でも震度5以下におされて机の鉛筆さえも揺れずに落ちませんでした。基礎上部に揺れが吸収されほとんど揺れが伝わりません。また小屋裏に平面合成を更に高めるために小屋裏2重にしてます。断熱材も2層に詰めて24時間換気で二重壁と小屋裏の夏の熱気や湿気をぬいて熱帯夜にならずさわやかです。露の時期はルートをかえて床下経由で土台の乾燥をさせシロアリ防虫対策しています。この通気システムが家の長持ちさを変えます。https://sumika.me/p/works/203f7433c2b094c927e91191da8eab2f6a894d1d

また、べた基礎住宅の床下にもぐると人通口に亀裂が大概の住宅に見られます。構造計算で通常大丈夫と言う補強金は入れても実際はひび割れています。理論上と同じ効き目は実際的にないという経験より、弊社は一切基礎に欠損のない基礎を最初っから設計をしひび割れを起こさない基礎にしています。また内壁にも断熱材を詰めて二次災害の火の廻りを押える設計にして火災規模を最小限に押える仕様としています。また、それにより、建具の開け閉めに安っぽく家が箱鳴りしません。
防水の保障はステンレス屋根にすれば簡単に30年以上持ちます。住宅が密集して通気性の悪い壁内や小屋裏はみえないからそこまで気を使った住宅産業や設計事務所はありませんね。

フュチャー・スタジオは目に見えない世界で特殊設計を実践しています。。
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2018年 9月25日
Dachiさん

鉄骨メーカーが30年保証メンテナンス費用無しとのことですが。
屋根は瓦材で外壁は高耐久塗装のパネルでしょうか。

外壁のパネル継ぎ目やサッシ取付回りなどはコーキングで
雨漏り防止対策をしてそのメンテナンスが15年程度と思います。

30年持つような特殊なパッキンを使ったものなのでしょうか。
それともコーキングは30年無料で補修工事するのでしょうか。

耐震性は木造より鉄骨が高いわけではありません。
鉄骨も木造も構造計算での耐震性は同じ強さを確保できます。

鉄骨のほうが丈夫そうに見えるだけのことです。

鉄骨は熱を伝えやすい材料なので暑さ寒さの影響を受けやすく、
できるなら外断熱で断熱対策をするのが良いのですが。
今回の見積もりは外断熱の商品なのでしょうか。

地震対策は世田谷区ハザードマップのとおり想定されている震度は
地盤によって変わっています。震度7については直下型震源付近なので
世田谷区で起こる可能性はかなり低いです

見つかっていない断層がある可能性はありますが
震度6強の想定でリスク管理としては問題ないように思います。

個人的には鉄骨で建てるメリットは思い当たりません。
今まで鉄骨で建てるのが主流だった4階5階建ても
私なら木造で建てる提案をしていきたいと思っています。

ざっと読んで気になったこと書いてみました
何かの参考になれば幸いです

一級建築士事務所 匠拓:寺澤 秀忠
WEB: http://www.syotaku.jp/



矢印
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2018年 9月27日
はじめまして。世田谷区豪徳寺にて設計事務所をしております。坪井と申します。
現在多くの二世帯住宅を手がけさせていただいております。
住宅メーカーさんの家づくりをご希望とのこと、住宅メーカーはそれぞれ独自の工法やメンテナンスプランを持っていて、お話を聞く限りでは、どれもよさそうに感じますね。

メンテナンス自体は、住宅メーカー、工務店、設計事務所などで建てたとしても、30年の間では、10年、15年、20年、30年と必要にはなってきます。
「長期優良住宅」においても、メンテナンスの履歴を残し、住宅を長持ちしていくような政策をとっています。

住宅と設備は10~15年で交換の時期を迎えますし、屋根も20年、外壁も10年で1回目の修繕の可能性が高いです。。各住宅メーカーは現在メンテナンスビジネスにシフトしており、何十年保証というメンテナンスプランを出しながら、指定した時期にメンテナンスを行い、その費用は一般的な見積に比べて高額です。建てるときと違うのは他社との見積比較ができないので、保証を継続するためには建てたメーカーでメンテナンスし続けていくことになります。400万円での保証がどこまでのものが含まれているのかよく内容をご確認されることをおすすめいたします。(修繕工事費は別途など)

また住宅の鉄骨造は軽量鉄骨の場合が多く、(重量を使うメーカーもありますが)将来の間取りの可変性が難しい点や、鉄骨単体では熱に弱く火に対しては耐火被覆材に頼るしか方法がありません。また、鉄骨は揺れることにより地震力を逃がすため、車どおりの多い場所では振動が伝わりやすいという欠点もあります。また2×4工法などについては地震には最も強い工法である代わりに、時間の経過とともに、劣化速度が速いということもあります。

私は現在「正しい家づくり研究会」を主催しています。
長く住むためにどのようなことを考えていくべきか、また適正な価格、適正な家づくりの方法などについて長年研究を重ねております。みなさんがご不安になられていることに対して、参考になる講座もあると思いますので、もしご興味がありましたらお問い合わせいただければと思います。

https://ibh-japan.jp/Seminar.html
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