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区画整理で返還された土地について

お世話になります。SWS調査で5点中、2点に自沈層があり、鉄骨系住宅メーカーには柱状改良を進められました。施工組合主の市役所へ詰め寄り対策や補償を求めると、深さ2m範囲で長期許容応力度で30kN/m2以上あり問題ないと断られました。質問は、2mの起点が何処になるかです。ちょっとした計算で30kN/m2がかわるためです。
建築基準法で木造2階建て布基礎では根入り深さDfは最低240mmでこれに自宅盛土の200から250mmを足すと土地上面から基礎の底までは約500mm深さになります。市役所の算出は深さ0.5mから2.5mで2m厚みを計算しているようです。ただ、最低240mmの設計するメーカーは無いようで300mm程度のように思います。これにより、0.75mから2.75mまでの計算となり、自沈層が1層増えてとなり30kNを僅かに下廻ります。
素人質問ですが、回答よろしくお願いいたします
  • 区画整理で返還された土地について

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星マーク
相談者が役に立った
2021年 7月 5日
そうですよね。これ、実務者でも悩みますよ。

予算が潤沢であれば「不利側」を考慮して、何でもイケイケなんですけど、庶民の普請にとって、地盤改良は建築行為じゃないですからね。正直、地震さえ来なければ、こんなものにお金をかけたくないですね、誰でも思うんじゃないですかね。

さて、質問の「矛盾」についてですが、これは双方の「思惑」というか「ベクトル」が違う事で起きてしまうんですよ。数値に関しては極端な話、関係ないんです。確かに30kNってのは基準の数値ですが、そもそも、それですら安全なのか?って話です。ハウスメーカーは両極端で、ローコスト住宅屋さんですと、大丈夫大丈夫って感じで、地盤改良を回避させる所見を作らさせたりまでします。本当です。目の当たりにしています。でも大手のハウスメーカーは責任回避をするために「かた」をとって置かなければなりません。貧乏人相手に商売していませんから、少しでも不安があれば、やれることは、やる。やれるだけ、やるっていうスタンスです。

かたや、役人のロジックは「法律」です。根拠なんて殆ど必要有りません。決まったことだから、決まった通りにやる。窓口の役人には責任は有りません。ゼロです。どっかの誰かが、30kNを指針にしてしまったから、もうそれだけの話です。
そもそも地盤改良をする理由は建物が地震によって傾かないようにするためです。軟弱地盤で長期間荷重を加えると、特定の位置が沈下することで建物が傾くことを予想して地盤改良をするという概念とは少々違っています。ですが!!

建物の荷重が平面的に見て「均等」であるかどうかは、しっかりと重み付けをして計算をしなければ分かりません。総2階建てであっても壁の量が違いますし、家具によっても違います。それらのバラつきを考慮して「まぁ大体」これくらいあれば、沈み込みを防げるでしょ?ってのが30kNってことです。知りませんが。

根入の深さの12センチや24センチなんて、土の支圧はゼロと同じです。つまり建物は地面に置いてあるだけって感じです。頭でっかちの建物なら地面が柔らかければ柔らかいほど、ひっくり返るってことですよ。30kN有ったって、ひっくり返ります。
木造住宅の「当たり前」となった「ベタ基礎」ですが、これは、「面」で支えていますから、少々地盤の支持力にバラつきがあっても問題がないです。地震の時は無理なんですけどね。しかし鉄骨造の場合、柱の直下に基礎があり、それを地中張りで繋ぐという工法の影響で、「その場所」の耐力が重要になります。また重量鉄骨のように基礎が地中に深く埋まっている構造ならば救いもありますが、軽量鉄骨造に有りがちな中途半端な構造では、地盤の強度は非常に重要な要素となります。ここです。

つまり設計者と、「許諾者」とでは、ものの考え方が違うということなんです。

分かりにくいですね。
申し訳ありません。

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星マーク
相談者が役に立った
2021年 7月 6日
表が一部だけですので不足してますが、サウンディングの重り100キロ以下で無回転があれば没です。DATA は一部良ければで無く全体で判断してみるものです。役所が間違ってます。
矢印
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