はじめまして
ご質問拝見致しました。先日、大阪の方の住宅耐震チェックを業務でさせていただいたばかりでしたので、きになりご回答を書かせていただきました。
壁がどのくらい必要なのか?は工法などで違います。
他の住宅と単純に壁の量だけで比較するのはナンセンスです。先ずは工法と耐力壁をどの様なものを使用するのか、などなど様々な面から検討する必要があります。お見受けしました図面に設計事務所の名前のようなものが書かれていましたので、構造設計をした結果なので真実かと思いますが、設計段階初期にご説明されなかったのは設計者の説明不足もあるかと思います。
どちらにしても設計者に再度説明を詳しくお聞きした上で窓の配置などを検討し直して他の面に壁配置が出来ないかなど詰めていかれるのが良いと思います。
1と書かれている箇所の耐力壁は長期優良住宅の基準では必要になります。
耐力壁同士のスパンが8mを超えてしまう場合、長期優良住宅の基準から外れてNGとなってしまいます。
耐力壁線といいまして同じ通りに2枚以上の耐力壁が必要なのでピンク色の壁が2枚書かれているのはその為かと思われます。
また、1階と2階の耐力壁の位置のずれなども気になります。もう少し整理された方が良いと私は感じました。
但し、許容応力度計算といって一般的に構造計算と言われるもの(本来はもう少し種類があります)をすれば梁などが大きくなったり、構造の見直しが必要な場合がありますが、袖壁を抜けるケースもあります。許容応力度計算は長期優良住宅の基準とはまた違います。より厳しいチェックとなりますので、木材の種類なども詳しく考慮して計算されます。
いろいろ書いてしまいましたが、先ずはご依頼されている設計者さんにご相談して、
それでもご提案なければセカンドオピニオンとして設計事務所やその他のサービスを利用して有料で計算していただくのが良いと思われます。
後悔のない楽しい家づくりを応援しております。
ご参考になれば幸いです。