ちゃまきち 様
初めまして、渡り腮構造「森林力の家」の代表 松橋 健と申します。E-ディフェンスで3階建て木造の耐震実験が先年実施され、ご指摘の様に倒れる筈が無い方(A)が倒壊しました。倒れなかった方(B)の3階建ては、Aより各部分を少し弱く(補強しない)しました。当初の予定ではBが倒壊する筈でした。
それでは何故Aが倒壊してしまったのでしょうか?実は日本の木造建築は本来、柔構造(ジュウコウゾウ)で造られているのです。ですから築後1300年の法隆寺五重塔も幾多の地震・台風に耐えてこられたのです。しかも、五重塔の構造は近年の超高層ビルの設計にも生かされています。大きな地震が発生致しますと、高層ビルの最上階は3~5Mも横に揺れて地震力を逃しているのです。
結論としてAは各部分を強化したため、典型的な剛構造の木造になってしまった為、倒壊してしまったのです。一階の「筋交い」部分が外れたようです。
Bは各部分を強化せず、弱くした為に結果的に「柔構造」となった訳ですが、実験を主導した東大の教授は「Bも事実上倒壊している」(実際は倒れていません)と言わざるを得ませんでしたが、木造建築を「剛構造」で造れば丈夫になると言う思い込みがとんでもない結果となりました。
柔構造----「足固め」・「通し貫」・「竹木舞土壁」・「渡り腮(アゴ)」・「長ホゾ」・「込み栓」
剛構造----「筋交い」・「金属金物」・「金属ネジ」
「柔構造」の木造を「伝統木構造」で建てる事をお勧めいたします。国産ヒノキ・杉・松等を室内に現す「森林力の家」は室内にヒノキ・杉等の芳香が漂い癒されます。
本年4月に神奈川県大和市で二階建+小屋裏の住宅を完成・引渡しを完了致しました。新宿から小田急で約30分ですから木造の素晴らしさをご確認下さい。先方のご都合等もありますのでご希望をお聞かせ下さい。
日本伝統木構造の会 正会員 「森林力の家」
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http://www.forest-energy.com☆日本伝統木構造の会員は北海道から鹿児島まで分布し、建築地に近い大工さん、基礎/屋根/設備/電気屋さんが造ります。