セブンさん、こんばんわ、建築士の橋本といいます。どうぞ、よろしくお願いします。
最近の局地的な大雨は、本当に悩ましいものです。
私たちも、国の基準値を頼りにするのではなく、それは最低値だと考え、自分で判断するようにしています。
そんな中、対策を考えようと動き出したセブンさんは、素晴らしい。
さて本題です。
これからお伝えする方法は、私はやったことはありません。
セブンさんの相談を読んで、思いついたアイデアです。
そのため、実行するときは、地元の専門家に相談してみてください。
デザイン性や平常時の使い勝手を考えるなら、巨大な雨水浸透ますを、道路側の敷地に作るのがよいと思いました。
一般的な浸透ますは、1mくらいの深さの地面の穴の中に砕石を入れる程度です。
これは、「雨水浸透ます 作り方」で検索すると色々な事例が確認します。穴あきプラスチックの容器を使うものもありますが、原理はどれも同じです。とても原始的な仕組みです。しかし、最近の大雨では浸透量に対して雨量が多すぎ、機能しないと思われます。
そこで、ハイスピード工法という砕石を利用した地盤改良工事のやり方をを、使えば良いのではと思いました。
施工は道路に機械をおければできると思います。ハイスピード工法は、地震のときの液状化対策になる地盤改良というのが売りなので、地震でなく大雨の雨水浸透も同じことだと思ったからです。どのくらいの本数や深さが必要かなど、課題もあります。
工事業者は地盤改良以外の使い方では、効果を保証できないという言い方をすると思いますが、信頼できる設計者に相談し、設計者から工事業者にお願いすれば、一定の理解を示してくれるのではと思います。
それ以外だと、地下に強大な貯水タンクを作り屋根と敷地内の雨水をそこに貯めること、そして、道路から敷地内の雨水侵入を防ぐコンクリートの塀を作ること、コンクリートの塀の出入り口は、災害時、止水性のある強固な扉になっていること、そのようなことをするしか、技術的な対処方法はないような気がします。
私以外の建築士の方からも回答があると思いますので、比較検討してみてください。