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別荘:道より高い、高台になった土地、車の進入路の勾配角度

長野県小淵沢にある別荘地を検討しています。敷地の中心当りに建物を建てる平らな部分があるのですが、そこと前面道路とのレベル差は8mあります。

知り合いの建築屋さんは、工事車両の乗り入れ勾配は14%が限界で、8mでは中心に届かないため、親友路が作れないと言っています。

とても気に入った土地なのですが、長野では車の進入路の勾配角度は14%ぐらいが一般的な限界でしょうか?

専門家の回答

3件

2025年 2月27日
にのみや さま

一般車両の進入を考えますと、仮設(砂利道)だと14%ほどかもしれませんが、箱根でお手伝いした実例では敷地内で約30%ほどの勾配で「一般車」の舗装スロープを作っています。この案件ではこの斜路を使って工事も実施しました。(道路から大きなクレーンも併用して)
また、工事用仮設斜路について施工者にヒアリングしますと、不整地運搬車(キャタピラ)の場合、空車状態で傾斜角30°(58%)までが限度とか。
いぜん鎌倉でお手伝いした計画では、ステップ状に構台をもけたり、仮設工事用のモノレールも検討したこともありますので、敷地状況にもよりますが、計画次第で工程差8mほどでしたら可能だと思われます。
現在、北杜市八ヶ岳南山麓で山荘の計画をお手伝いしていますので、小渕沢が目に止まり、コメントさせていただきました。
状況お知らせいただければ、いま少し明確なコメントも可能ですので、参考にされてください。
(眺望方向や、接道条件、パーキングの確保などいろいろ検討課題もありますが、斜面に建築する可能性もあるのではないでしょうか)

田邉 恵一 田辺計画工房
東京都目黒区鷹番1−12−10ーアトリエA
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http://www.td-atelier.co.jp



矢印
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2025年 2月27日
地盤の状態によるでしょうね。
建て方をするときのトラッククレーンなどは大変な重量が有りますから、
ぬかるんだような地面では入ったら最後になります。
建材を積んだトラックも頻繁に出入りしますから、地面に鋼板などを
敷くなどして対処します。それでも土が流れ込むと後々困るんです。

私は現在小淵沢の星野リゾナーレの隣で住宅の設計監理をしていますが、
そこは道路との高低差が5mくらいあります。造成を軽く行って
道路との高低差を縮めました。
このあたりは排水が浸透処理になるはずですから、現況の地盤面高さの
ままでは他の工事が問題になるかもしれません。
凍結震度もカナリ深く、そもそも基礎を1mくらいは地中に入れなければ
ならないんです。

仮に乗り入れが可能だったとしても全体の計画を鑑みて諸々決定する方が
良いと思います。
具体的なご相談が有ればお問い合わせください。

URBAN GEAR 本多
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