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家づくり相談

個人経営トレーニングジム用建物の建設

札幌市在住です。
自宅の敷地にあったアパートを取り壊したため、
現在その土地の利用法を考えています。

そこで、個人ジム用の店舗を建設する場合についての質問をさせて下さい。
イメージは、2階建てで、1階部分には大型トレーニングマシンや
バーベル、ダンベルなど、高重量な機器を設置し、2階には
小型マシンや、ストレッチスペース、更衣室、シャワー室という
使い方をしたいと思っています。

質問①
このような目的で使用する建物はどの様な構造が適しているのでしょうか。

建設費用は出来る限り抑えたいのが本音ですので、自分で考えた限りでは
1階部分が車庫になっていて、2階から居住スペースになっているアパートを
イメージして、1階部分をコンクリ、2階部分は木造という構造が、
費用や防音性、耐久性が適しているのではないかと思っています。
マシンを置くので、天井は普通の住宅より高くする必要があります。

質問②
質問①の建物を建設する場合の費用の目安を教えて下さい。
建坪は25坪で2階建にする場合の費用を教えていただきたいです。

質問③
仮に建物の予算は1000万~1500万前後とした場合、
どの程度の規模の建物が建設可能でしょうか。
(1階部分しか作れない、面積を小さくすれば可能など・・・)

専門家の回答

3件

2016年11月 8日
URBAN GEAR の本多と申します。

大きな空間を作るセオリーみたいなものが建築にはあります。
構造を作ってしまって、その中は自由に「仕切る」という考えですね。
重量鉄骨を使った「ラーメン構造」が一般的です。コスト的にも
安く出来るからです。柱と梁だけですから、他は自由です。細かく
柱を入れる必要がありません。

一般的に柱の感覚は7mくらいです。これが一番経済的だからです。
逆に、この経済スパンになるように計画することも大切です。
床も大切な構造の一部になります。デッキプレートと言って、金属の
デコボコの板状のものを溶接して付けます。そこにコンクリートを
流し込んで床を作ります。

外壁の仕上げは様々な仕上げが可能です。ALCという材料が一般的です。
他にも金属系のサイディングを施工する場合も結構あります。
内装のことや設備に関して、全く掴めないので、明言は出来ませんが、
重量鉄骨造の建物の坪単価は@80万円くらいはするでしょう。
従って25坪の建築面積を2倍した50坪に80万円を掛けますと、単純に
4000万円程度は掛かるということになりますね。

もちろんもっと掛かる場合も有ります。ですが、下限については、余程の
事がない限り、そうそう安くはならないと思います。経験上ですが。

ちなみに鉄骨造ですから構造計算費用も掛かりますし、木造に比べれば
諸費用も多く掛かります。ちなみにRC造と木造の混構造も構造計算が
必要です。上下に分かれていれば構造を計算で成り立たせることが可能ですが、
建物を左右で構造を変えるとなると、計算を引き受けてくれる先も少なく
なるでしょう。注意が必要です。

1500万円でS造ですと延べ面積で15坪が良いところではないでしょうか。
大型の車庫、倉庫程度ですね。

URBAN GEAR / アーバンギア 本多 信章
at*****geardesign.com
http://www.urbangeardesign.com
054-206-4343
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2016年11月 8日
kazuさん
①遮音性はRCが優れています。但し、ジムを1階にすればどの構造でも防音工事施せばなんとかなるかもしれません。
②木造 大きさにもよりますが、坪70万円、鉄骨90万円、RC110万円程度
木造ですと25坪×70=1750万円(但し、天井を高くすると、費用はあがります。)
③目的(ジム・住宅)要望からみて回答が難しいです。
鶴崎より
k-tsur*****.com
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2016年11月 8日
初めまして。
株式会社ヨシダデザインワークショップの吉田と申します。私のトレーニングジム設計経験からら非力ながらアドバイスさせていただきます。よく駅前にあるマシーンが主体のトレーニングジムの場合、ビルのテナントとして入ることが多くそれほど高い天井高さは必要ありません。ですので一般的な天井高さ2.5mもあれば大概のマシンは入ります。

トレーニングジムの特徴を列記するといかのようになります。
1. 床面が運動行為に応じた素材を使用する(下階への振動や膝などを痛めないように)
2. 壁面に大型の鏡を設置する。(運動姿勢の確認など)
3. 更衣室、シャワー室などを使用人数に合わせた個数設置する。
4. 中の活動が見える(ある程度)ようにする。(広告を兼ねるので)
5. 事務作業をするスペースを確保する。


特に床仕上げ面ではストレッチエリアと振動が大きいフリーウェイトエリアとで床の柔らかさを分る場合が多いです。また、壁面の大きな鏡(かなり大きい)などコストアップの要因となります。通常の施設の仕上げよりも2割程度グレードが高くなるとお考えいただいた方が良いと思います。その他シャワーや洗面など水回りのウエートが大きく、その他外観でのトレーニングジムを示すデコレーションも必要でしょう。

次に構造とコストですが、北海道という寒冷地を考えると鉄骨造よりもRC造がよろしいかと思います。2階を木造にする場合、工事に種類が増えますので、オールRCの場合の方が有利な場合があります。(様々な職種が増えると経費がかさむので)。もちろん1階RC、2階木造も候補ではありますが比較検討されることをお勧めします。
敷地の状況や施設の規模にもより一概には申し上げにくいのですが、大変大雑把に申し上げますと、仮に坪単価80万が通常建物だとすると、仕上げと設備のコストを鑑みて1、2割程度の余裕を見ておいて90万/坪程度を目標にされることをお勧めいたします。もちろん仕様を落とすことは可能ですが、設計前の今の段階でギリギリの事業計画は危険かと思います。
1500万円のご予算の場合は床面積55㎡程度となり、階段通路、更衣室など水回りを考えるとかなり小さなジムとなります。
以上ご参考まで。
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