1200万円の家

はじめましてURBAN GEARの本多と申します。

さて収入が低いとありますが、その金額が問題です。
借金をするならば、年収に対する返済比率を越えないように
融資を設定しなければなりません。ただ、融資枠一杯では、
後々の暮らしを考えると困窮すると思います。
自分でしか分からない生活のパターンや、将来の希望なども
鑑みて借金は、することです。

それから3ＬＤＫとは「居室（寝室等）」が3つと、「居間」と
「台所・食事室」のことです。大きさでは有りませんので、
これについても出来るとか出来ないの基準には成りません。
そもそも小さな家しか建てられないのなら、無理に狭苦しい
リビングなど計画しない方が良いです。居室の数についてもです。
構造上存在した方が良い壁と、その位置について十分に考慮して、
間仕切りを作ることが、堅牢でコストパフォーマンスに優れた
家を造る秘訣です。専門家に相談することです。

ただ、本物の専門家に相談すれば設計料も高くなりますね。
1200万円で家を建てることは「十分」可能ですが、生易しい
リサーチでは難しいでしょう。

500万円の中古は十分魅力ですね。
ただ原点に返って考えてみてください。所得が低いという
理由で住宅を取得するのが困難な方は日本中に溢れかえっています。
家を持てば固定資産税も維持費も掛かります。本当に無理をして
持ち家を手に入れることが幸せなことなのか、もう一度考えてみては
いかがでしょうか。賃貸ならば固定資産税も掛かりません。

また最近では「ただ」で家をくれるという人も大勢います。
そういった物件を紹介しているサイトも複数あります。
田舎の移住者を積極的に募っている行政団体も多くあります。
もしも今の住まいから引越しが可能であれば、そういった場所で
心機一転、暮らしを始めるのも面白いかもしれません。

建築物に対して「しっかりしたもの」なる表現は大変に曖昧で、
個人の受け取り方でも大きく意見の分かれるところであります。
築30年程度で、ちゃんと建築確認を取ったものであれば、概ね
まともな家と言えると思いますが、昨日竣工した真新しい家だって、
適当に設計して、確認だけをパスできる程度の内容なら、築30年も、
築50年も変わりありません。

少々辛口の回答だと思いますが、家を持つことは人生最大の
「荷物」を背負うことになる選択だと思いましたので、持論を
申し上げました。
どうぞ良き選択と良き出会いが有りますようにお祈り申し上げます！！

URBAN GEAR / アーバンギア　本多
at*****geardesign.com
http://www.urbangeardesign.com
054-206-4343

はじめましてアース・アーキテクツの鷲巣（ワシズ）といいます。

建物を建築するには、本体価格以外に下記のような諸経費も掛ります。
概算諸費用
・設計料（構造設計・設備設計共）150万円
・地盤調査費用　5万円
・抵当権設定・登記費用　50万円（ローンがある場合）
・エアコン代　40万円（3台）
・カーテン・ブラインド代　20万円
　小計　265万円
　同上消費税　21万円
・確認申請・完了検査納付金　10万円
・設計交通費　30万円（遠方の場合）
　合計　326万円
これに新築の本体価格（給排水・ガス・電気引き込み共）が3LDKですと、
25坪前後の面積（一般的な造り）で1500万円位（税別）かかると思います。
諸経費を加味すると326万円＋1500万円＋1500万円×0.08（税）＝1946万円
くらいとなります。
3LDKを新築するには諸経費も含めて2000万円程用意しなければならないと思
います。
下記に私の「1500万円の家」のプランを添付いたしますので、参考にして下さ
い。その中に1200万円の家も番外として含まれています。
http://earth-architect.sblo.jp/article/174114756.html

またﾘﾉﾍﾞｰｼｮﾝですが、しっかりとした耐震補強まで行うと
40万円～50万円/坪くらいはかかってしまい、購入資金まで加味すると
新築で建てるのと変わらなくなってしまいます。
ちなみに耐震補強をしなくてもリノベーションには25万円/坪くらいの
資金は見込んでおく必要があると思います。

参考にして下さい。
アース・アーキテクツ一級建築士事務所　鷲巣