初めまして、アーキネットデザインLLC代表の市川均と申します。私は漆喰などの左官仕上げが好きでほとんどの家で使用しています。ですのでちょっと専門的にお答えします。まず漆喰という言葉が正確に使われていません。日本のいわゆる漆喰は、柔らかい下地の上に塗らなければ割れてしまいますので原則は土壁の上に塗ります。また、外壁に合板を使用する現在の家の建て方の場合、モルタルなど水を使って塗る仕上げの下地には水を通さないアスファルトフェルトという防水紙を使います。以上の事から、弊社では現代的な土壁でない下地の場合は、かきりしんなどのモルタル下地に塗れる左官材料を調合して塗るようにしています。ただし合板下地だと継ぎ目が割れやすいのでラス板張りという下地が良いです。そうすることで、土壁に漆喰塗るよりメンテナンスは楽になり100年くらいは大丈夫です。もちろん左官屋さんの技術力があってのことですが。最近は、、、、?。
アーキネットデザイン合同会社代表
早稲田大学建築学科非常勤講師 市川均