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新築戸建て平屋部分リフォーム

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天窓の屋根勾配について

平屋の新築を計画しており、中央部分の採光に天窓の採用を検討しています。

一般的には、夏場の温度上昇対策等により北面勾配への設置が良いとされていますが、屋根の勾配については何寸以上取ることが望ましいでしょうか?
素人考えですが、屋根の勾配を緩くとりたい場合は、どの方角に設置しても夏場の直射日光はあまり変わらないのでは?と思いましたので、

尚、
屋根形状は寄棟、建築予定地は滋賀県です。

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2015年 6月 7日
初めまして、【快適健康環境+Design】森建築設計と申します。
森建築設計は快適性を計算で確認しながら平面断面プランや造形デザインを整える設計手法でご提案しています。設計中に温熱環境や一次エネルギー消費量(光熱費)を試算し、竣工後には温湿度を実測することで住まい方アドバイスもしています。

天窓の方位についてのお答えします。
真夏の太陽高度は最大78度です。真夏前後は70度程度とお考えください。
この角度をご自分で作図してみれば南側屋根面への天窓の厳しさがよく分かると思います。東面と西面についても夏季は太陽高度が高いので注意が必要です。
天窓の日射遮蔽は方位だけでなく「遮熱ガラス」と「遮熱スクリーン」の設置を同時に考えてください。それぞれ日射取得率が決まっているので設計時に計算が可能です。

森建築設計
川崎市中原区等々力17-5
044-744-1596/*****
メール*****ken.com
ホームページ
http://moriken.p1.bindsite.jp/
ブログ
http://moriken1ro.exblog.jp/
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2015年 6月 7日
天窓の屋根勾配は緩くて3寸、オプションを使って2寸まで、
きつくて直角(もう窓ですが)までいけます。
日射は同じ大きさの天窓で入射角が同じなら、屋根(設置)勾配によって変わります。
天井の形状によっても変わりますから、事例を参考にイメージされてはと思います。
天窓メーカーのカタログやサイトを覗いてみてください。
お勧めはベルックス。 http://www.velux.co.jp/
解りやすく解説されています。
シミュレーションするソフトもダウンロードできます。
お近くでは名古屋にショールームがありますから、
実物をご覧になられるといいと思います。
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2015年 6月 7日
トップライトの上か下に、ブラインドかルーバーを付ける、という手はどうでしょうね。
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2015年 6月15日
hana様
はじめまして。谷口充良と申します。
さて、天窓の屋根勾配に関しまして、採光条件の改良と空間の魅力づけには絶大の効果を発揮してくれる「天窓」ですが、ご心配のように室内の温度上昇(とくに夏場)の要因になります。
その理由は二つあって、ひとつはガラスを入れた天窓面の断熱性能が他の屋根面の断熱性能より劣ることが原因で、これは取り付けた屋根面の方位には関係なく、とにかく性能アップで対処しなければ解決できません。
もうひとつは、直射日光の差し込みによる室温上昇で、これは、お話のように直射光の差し込まない方位(向き)に設置(北面)するのが対応の原則です。しかし、太陽高度が一番高くなる「夏至」の正午で約78度(滋賀県)ですので相当な急勾配にしてやらないと差し込みを避けることができません。しかも、夏の夕日はかなり北寄りになるので、急勾配の屋根面を用意しても、一番避けたい「夏の西日」が、場合によっては差し込むことがあります。
これらを考慮して提案できるのは、北面もしくは東面(直射光が射し込む時間が短い)に垂直面の採光開口を設け、ガラスは断熱性能のよい仕様で二重三重ちし、壁面や屋根面の断熱性能に合わせ、西日などの差し込みを遮るルーバー(縦格子)を開口部の外側に設ける方法です。これならば、屋根勾配を緩くとることができます。
最近は、ソフトウェアにより、窓の位置に応じた年間の熱負荷を試算することも可能です。
株式会社ダイス設計
一級建築士事務所/技術士事務所(建設部門 都市計画)
谷口 充良
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