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断熱材について

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みずき
東京都
グラスウールの結露を知ってから壁内結露かなり気になっています。袋付きの高性能グラスウールのローコストハウスメーカーさんで検討していたのですが自信が無くなってきました。袋付きで結露が起きにくい施工は可能なんでしょうか。また厚みによってずり落ちの発生する可能性などは変わりますか?
また同メーカーでアクアの吹きつけ断熱もやっているのですが、アクアはアクアで湿気を通すようなのですが実際どちらの方が良いんでしょう。
結局施工の問題っていう話になりそうであれなんですけどご回答頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。

専門家の回答

5件

2016年 9月 1日
断熱材とは乾いた空気を留めて初めて効果を発揮致します。
何故、壁内結露が生ずるのか。数年で壁内の断熱材に黒カビが生えているのを写真等で見た事があります。ちなみに黒カビは癌の元です。一般に冬4人家族で1日一升瓶6本分の水が生活から出てくると云われております。その水は外に排出しないとなりません。壁を抜けて排出?換気で排出?ですか?寒い日に換気扇を回して、または窓を開けてですか?なかなか出来ないのが現状です。ではどうすれば解決出来るかをご説明致します。
先ず内断熱をしてもその外側に構造用合板を貼りつける施工方法が御座いますが、湿気を外に壁から逃がすので有れば、今度は合板が湿気でボロボロになってしまいますので、断熱材を外側に(柱の外側)外断熱(外貼り断熱)をお勧め致します。壁の中は新鮮で乾いた空気を流す空間にします。
勿論24時間換気を考え熱交換した空気が壁内に常に流れる様にするのです。
また、断熱材は熱の移動を抑える役目ですが、いつかは熱の移動も起こります。
断熱材では全体を100%とすれば7%位の効果で、後は空気の対流で20%も逃げていき、残りは輻射熱で逃げていく事が(ペンシルバニア大学資料による)解っております。最近は輻射熱を97%もカットする材料も有ります。
その材料で建物の外側をラップし、熱交換換気システムを導入する事です。
色々と長くなりましたが、詳しくお知りになりたいときには何時でもご連絡下さい。
矢印
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矢印
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2016年 9月 1日
グラスウールによる断熱の場合、断熱層と内壁の間に防湿層(ポリエチレンの防湿気密シートなど)、断熱層と外壁の間に通気層をとるのが基本です。
袋入りグラスウールはきちんと施工すれば有効です。現場で絶対に袋を破かないこと。間柱や胴縁でサイズが合わないと切ったりしたら絶対にダメですし、荒っぽい扱いで破いたり、壁への釘が裏に抜けて穴をあけてもダメです。
袋入りは周囲に耳が付いていて、その部分でしっかり固定されるので、きちんと施工されればずり落ち防止にもなります。
なお袋入りを使う場合でも、外壁側の通気層はあった方が良いです。
矢印
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2016年 9月 1日
みずき 様
初めまして「森林力の家」代表 松橋 健と申します。結露の問題は、実は「高気密・高断熱」を追及すればする程避けられない現象なのです。
何故か?結露は自然現象なのです。例えば、夏の暑い日(室温25~30℃)にきれいに乾燥したグラスコップによく冷えた(5℃)ビールを注ぎますと、瞬時にコップ表面に水滴が付きます。これが典型的な結露なのです。
「高気密・高断熱」は日本の気候風土には適さないのです。一般的な住宅(90%以上)の壁・天井は石膏ボード(9~12mm)下地にビニール・クロスが貼られていますので、どうしても結露が発生してしまいます。結露の水分は壁・天井以外のタタミ・木製家具・書籍・衣服等に集中して「カビ」が発生する事になります。
しかし、結露の発生し易い建築を何故止められないと思いますか?それは石膏ボード・クロスの原価が割安で工期も最短で建設会社・工務店にとって誠に都合が良いからなのです。
それでは現在の日本では「結露・カビ」を防げないのか?と言う事になりますが、方法が在るのです。
○「調湿・蓄熱」機能を追求した構造にする。
国産ヒノキ・杉・松を使い、柱・梁等を室内に現す「現わし構造」で造り、壁は「漆喰塗(竹木舞+通し貫が理想)」とします。
一階床は杉無垢板30mm厚(FB20mm厚)とし、二階床は杉無垢板15mm厚(下地杉無垢板30mm厚+FB20mm厚)です。
腰壁に杉無垢板10mm厚を貼れば更に良いです。
二階天井は無く、屋根下地に杉無垢板30mm厚(室内側)+天然ウール70mm+野地板杉無垢板15mmとします。
室内に現された木材・漆喰壁が「調湿・蓄熱」機能を最大限に発揮しますので、夏季も涼しく、冬季は暖かく過ごせます。更にヒノキ・杉の芳香が住む人に癒しを授けてくれます。又、暖冷房時間が少なくなり、健康的で経済的な生活が約束されます。
しかし、予算的には内容が内容だけに、手間暇かかりますので安くは出来ませんがご興味が御座いましたら、お声を掛けて下さい。

「森林力の家」は「調湿・蓄熱」機能を追求した住まい造りをしています。上記の様に木材も呼吸する事が出来ますので、寿命が著しく延びますので30年後に建て替える必要もありません。

日本伝統木構造の会 正会員 「森林力の家」
展示場/タンノイ博物館
〒515-2614 三重県津市白山町伊勢見150-195
TEL059-264-2223
事務所/津 健康クリニック
〒514-0456三重県津市観音寺町799-7
TEL059-226-0456
HP http://www.forest-energy.com

日本伝統木構造の会員は北海道から鹿児島まで分布し、建築地に近い大工さん、基礎/屋根/設備/電気屋さんが造ります。





日本は夏季は高温・多湿で、冬季は低温・少湿ですから
矢印
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2016年 9月 1日
みずき様
ご相談の内容は「環境工学」という専門分野になりますがこれが非常に専門的で断熱材の話だけで説明できるものではありません。地域の気候や冷暖房設備の方式によって適切な工法が変わり、それらを統合的に設計する技術が必要です。
詳しい説明はこのフォームでは限度がありますのでこの場ではご相談についてのみ参考になればと思います。
(1)
ご心配されている通り壁内結露が日本においては最も注意しなければならない事のひとつです。ポイントは高気密にすることができるかにあります。
高気密は一般的には冷暖房エネルギーを低く抑えることが注目されていますがそれ以前に木造住宅においては壁内結露をしないようにするために高気密にすると言った方が正しいです。前述の専門家さんのスペースラボさんの書かれている内容に同じです。この防湿層を極力隙間無く施工する技術が求められます。防湿シートとシートの重なりの部分をしっかり固定できるように下地を組むとか、コンセントボックスなどの設備機器の部分でしっかり気密が確保されているかなど、チェック項目は多岐にわたります。そこがしっかり施工されていれば袋付きグラスウールでも理論上問題ありません。
(2)
グラスウールは吸湿性がありそれが原因で重くなりずれ下がり、部分的に断熱が欠損して、またそこが結露しやすくなるという悪循環に入る恐れがあります。気密工事が完璧であればその心配はないのですが、完璧でないことを見込んで、吸湿しても問題を起こさない断熱材に替えるという方法があります。繊維系断熱材ではポリエステル系断熱材がオススメです。例としてパーフェクトバリアという商品があります。その他発砲ウレタン系の例としてアクアフォームがあります。
極力高気密施工して、どうしても壁内に流れ込む湿気に対して吸湿しても問題を起こさない断熱材を選ぶという考え方です。
なお参考までに繊維系断熱材は一般的に大工さんが施工します。
発砲ウレタン系断熱材の工事は専門業者さんが施工します。専門業者さんはメーカーが認定している場合が多いので施工精度の信頼はあると考えられます。
(3)
その次にどうしても室内から壁内に入ってしまった湿気を外に排出するために「通気工法」を屋根、壁に設けます。
(4)
さらに念を入れるならば遮熱シートを断熱材の外側(屋外側)に設けるという方法です。前述の専門家さんのエアロックさんの書かれている内容に該当します。
熱の移動をカットするためには輻射熱もカットしなければなりません。輻射熱は電磁波の種類の一つですが、これがまた厄介で、外壁の材質によっては熱を透過します。結露の原因は壁内と室内の温度差と湿度との関係で発生するので、できるだけ外側で輻射熱をカットする遮熱シートを設けることが望まれます。

結局のところ検討されているハウスメーカーさんの性能基準や施工基準、無ければその担当者がこの(1)から(4)までをしっかり理解されているかにかかっています。それがどうしても不安であれば、それに詳しい人に第三者的に見てもらうという方法もあります。
※ご不明な点がございましたら、SuMiKa上のメッセージ機能をご利用ください。

カナデラボ 金谷 聡史 (Satoshi Kanatani)
一級建築士/日本建築学会員/JSHIホームインスペクター
http://kanadelabo.strikingly.com/

以下はご参考までに。
そもそも「快適とは何か」に言及すると前述の専門家さんの「森林力の家」さんの書かれていることも正論となります。不快に感じるからエアコンにスイッチを入れます。エアコンの効きを良くするために高気密高断熱が求められます、、、というように高気密高断熱が当たり前になっているのですが、そもそもなぜ不快に感じるかということを追求することも同じように重要だと考えられており、その分野の研究も盛んです。調湿効果のある素材によって高温多湿の日本の夏を不快さを緩和し、通風を確保すればエアコンが無くても快適に過ごすことが可能な場合もあります。また蓄熱の効果を利用し冬の冷え込みや夏の室内温度(輻射環境を含めた)の上昇を緩和することで快適さを増します。上述の輻射熱による温熱環境を改善することも重要です。ここまで掘り下げるとエアコンの設定温度26度が快適という世界ではないことがお分かりだと思います。
周辺環境の状況にもよりますし、どれが正しいというものはありません。
住まわれる方の価値観の問題だったりもします。それらを丁寧に読み取り、統合的に設計することができる技術が建築家(設計者)に求められる能力です。それが冒頭でお伝えしたかったことでした。
矢印
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矢印
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2016年 9月 1日
初めまして 
【快適健康環境+Design】森建築設計と申します。
森建築設計の最大の特徴は快適性を計算(定量的な数値)で確認しながら平面断面プランや造形デザインを決定していることです。断熱性能、日射遮蔽性能、日射取得性能、換気性能、防露性能などを計算で確認し、プラン・デザイン・性能が融合した建築をご提案しています。
このような設計理念で設計をしていますので、当然のことながら断熱材の性能や長所短所も精通しています。

壁内結露による構造体の腐食やカビなどの写真がネットにも溢れているので心配ですよね。いろいろな人の回答を見れば見るほどよけいに分からなくなってしまうのではないでしょうか。袋入りのグラスウールでも正しい知識で確実な施工を行えば壁内結露のない健康住宅になります。ですが町場のローコストハウスメーカーにそれを望むのは難しいです。同じメーカーでアクアの吹き付け断熱も可能なのでしたらアクアを選択したほうが無難です。アクアの短所は施工費が高くなること、環境汚染、処分時の分別が出来ないなどです。

お時間のあるときにホームページやブログも是非ご覧ください。そしてホームページのなかの「相性診断」をお試しください。建築計画に対する方向性がどのくらい近いのか通りのか、3~4つの質問に答えていただくだけで、あなたと私の相性を診断できます。

【快適健康環境+Design】森建築設計
□横浜馬車道アトリエ
横浜市中区本町6-50-1
YCCヨコハマ創造都市センター内106
□川崎等々力アトリエ
川崎市中原区等々力17-5
電話:090-9134-2670
メール:info@mori-ken.com
ホームページ
http://moriken.p1.bindsite.jp/
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