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家づくり相談

RC外断熱の施工について

RC外断熱工法を選択する際、いろいろな施工方法があるようですが、
その1つに外側の型枠として、断熱材と外壁が一体化したパネルを
使用する方法があります。工期の短縮やコスト面でも有効なようです。
断熱材とセメントの相性が良いようで接着性に大変優れているようです。
ただ、そのパネルは1枚あたりでもかなりの重量があるようです。
長期的に見てその接着の耐久性はどうなのでしょうか?
接着とアンカービスのようなもので、固定を併用出来た方が
固定性は良い気がしますが、どうなのでしょうか?
接着だけでも強度は十分なのでしょうか?
アンカービス等を使用した場合の熱橋はどうなのでしょうか?
こういった点に関しての情報がないので教えて頂けましたら幸いです。
また、こういった一体化したパネルには通気層がある材料もあるようです。その有無による性能上の差は結構出てくるのでしょうか?
基本は内部はRC露出を検討していますが・・・
あまり通気部分の厚みが厚いと、相対的に断熱性能にも
影響してくるのでしょうか?
断熱材の厚みが増すほど長期的に見て断熱材の歪みにより、
目地の問題も出現してくる気がします。こういった点はいかがでしょうか?
また、基礎断熱の際、例えば、こういったパネルを使用した場合、
関東では、シロアリ対策は一般にどういった形にするのでしょうか?
ご助言頂ければと思います。宜しくお願い致します。

このアドバイスは、旧HOUSECOの家づくり相談のアーカイブを移行したものであり、現行SuMiKaが提供する機能と齟齬がある場合があります。

専門家の回答

3件

2013年 7月17日
テキネコムよりお知らせ致します。

住宅の適正価格を追求しています。

まず、今検討されている断熱工法の会社へ質問を打診するべきですね。
接着の耐久性というのは紫外線やさまざまな環境によっても大きく変わります。
製品保証範囲としてはメーカーが出すものと、複合建材としての保証
更に住宅などの瑕疵保証というさまざまな保証規定に基づき対応していますので、単体の保証と建材や商品としての保証範囲を確認するべきです。

接着とアンカーとの関係性はアンカーが主なる固定方法で接着は補足的なものが多いです。これも商品としての関連性があるもの、ないものが
ありますので、複合建材としての場合はメーカー保証の範囲と規定を確認
するべきです。

アンカーの熱橋が接着剤に対する障害がある?という意味でしょうか?
アンカーもさまざまな種類と工法がありますので、施工方法にも影響
されます。

よって、メーカーの見解が一番の情報と思われます。

通気層による断熱効果という意味では建材試験データの比較によって
確認するべきです。
比較対象を絞り込む必要がありますので、一概に通気層による判断は
出来ません。一般的には通気は結露対策に対するケアなので。

断熱材の厚みによる歪み?ということが分かりませんが、断熱材の
種類によって、施工方法が異なります。
歪むような素材の場合は施工方法を確認するべきです。

断熱材の目地であれば、同じく施工方法を問うべきでしょう。
シロアリ対策は基本的に基礎に対して行うものではなく、周辺環境に
たいして処理するものです。
結露したものが影響して断熱材を経由して木部に進入するケースは
ありますが、RCの場合、特に影響はありません。

参考になれば幸いです。
詳しくはメールにてお問い合わせ下さい。

*****e.com

適値事業部
コンシェルジュ担当:

矢印
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ユーザーの返答

2013年07月20日

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ご助言ありがとうございます。もう少しお聞きしたいので、勝手ながら上記メールへご連絡させて頂きます。宜しくお願い致します。

2013年 7月16日
随分と専門的な質問ですね。

RCで家を作りたい理由が明示されていないので断言できませんが。
RCの住宅は最高に住みにくいですよ。
御質問の内容から察するにコンクリートの表情だとか、単にRCに
憧れているだけな様に感じます。
かっこよくても「住みにくい?」なら困るなぁ~的な印象を受けます。
その懸念の通りです。

コンクリートの家が良いのは「丈夫な」だけです。極論は。
なので、その他のマイナスを様々な建材や工法で解決するのです。
よって大変コスト高で、その効果も結構微妙なのです。
日本の気候には木造が一番合っています。
また日本人のライフスタイルにも木造が一番合っていると言っても
過言ではないでしょう。

それはつまり「簡単に壊せる」からです。
昨今では「サスティナブル」などと称して、建築をなるべく持続的に
利用して環境に配慮しようという傾向というか、啓蒙思考が強まって
いますが、日本人は物質への拘りが希薄で新物好きです。
飽きます。 直ぐ壊します。

正直私は、ウンザリします。
こんなものを作って、瑕疵について相当にナーバスになって、
いったいこれを「何年もたせるつもりなんだなろう」と思うことが
度々あります。せいぜい住宅ローンの完済の35年が良い所でしょう。

暑いも寒いも「まったく暑くない、全く寒くない」は実現不可能です。
嫌、不可能ではありません。エンジニア達は日夜「鋭意奮闘中」です。
いつかは誰もが納得するような技術の確立を証明するでしょう。

家を「そこそこ」心地良く設計できるものは「そこそこ」います。
私のような人間が言うべき言葉ではないのでしょうが、
それでもあえて言わせて頂きます。
「住めば都」です。 一応専門家として食っているものに聞けば
住めないような家は設計しないんじゃないでしょうか。
あとは質問者様の「眼力」と「運」ですね。

御検討お祈り申し上げます。
矢印
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2013年 7月15日
建材には完璧なものはありません。長所と短所は必ずあります。その中で絶対的なものはないとお考えくださいませ。
常にメンテナンスを必要とするものです。その中でこのくらいの欲しい性能や耐久性として素材を選ぶことです。

数百年もつ素材もあります。高いけれど年月的に見ればとても安いものです。パリのアパートメントの屋根は1センチほどの厚さの金属板多分亜鉛板で無塗装です。日本でそのような数百年もたせる思想で建築を造ることはまれです。一番明快な見解はメーカーに直接聴くことです。製品の発売日からのチェックにてうたい文句と実際の経年変化実績を教えてもらうことです。ドイツ系の建材はともかく日本製品では本物志向の建材はないと知ることになると思います。日本であれば1世代もてば上出来というスクラップ&ビルドの商品しかありません。つまり売れないからです。
しいてアドバイスできるのは基礎断熱に周りに砕石か砂利を50センチ角の断面でかこみいつも乾燥させることです。乾燥しているとアリはわたって来にくくなります。
気になるお名前ですね水戸納豆は美味しいですよね!
それではみとなっとう様御機嫌よう!
ちなみにこの木造はザルツブルグからもちこんだ400年もつ家です。無害住宅ノンケミカルで接着剤なし電磁波も通さない私の知る限りの世界トップレベルの住宅ですが坪二百二十万ぐらいかかりますね!お金を持つ人には400年もつためこれほど安い住宅はありません。
参考としてhttp://www.houseco.jp/work/detail/7604/178321
です。外断熱などたいしたことありません。この家は1000度で90分燃えてもお隣の部屋は1.8度しかあがりません。日本にはそんな家はありません。コンクリート耐火建築でさえ60分もえたらお隣は400度で生存圏は簡単に失われてしまいます。
家に関する考え方が違いすぎますね。

 今日も寝る前に納豆をいただこうと思います。血液サラサラになれるようでいいですね!このような優秀な建材があってほしいですね。ひとつヒントがあります。共通事項として企業が量産しているものはまず駄目です。最初っからそのようなものは造る気がないからです。答えは歴史的建材の中にあります。
矢印
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ユーザーの返答

2013年07月17日

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ご連絡ありがとうございます。文章の意図を汲み取って頂きありがとうございます。もしRCで建築する際は外断熱が良いのではと考えています。今までいろいろな建築家、工務店等にRC外断熱の仕様について聞いてきましたが、皆大丈夫です、心配ないですといった返答で、それぞれ今まで施工してきた仕様での工法を皆勧めてきましたので、より客観的な意見を伺えればと思い、お聞きした次第です。流石にビジネスチャンスとは言え、長所ばかりでなく、短所もしっかり説明出来ることは大切ですね!ただ、木を見過ぎて森を見なくなっては本末転倒ですが、木にとどまらず、枝葉までも自分なりに予め検討、考察することは、工法等に限らず、のちのち後悔しないためにもこういった過程は大切と考えております。基礎断熱のアドバイスありがとうございます。いろいろな意見を伺いながら、勉強し、自分なりに取捨選択したいと思います。

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