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部分リフォーム中古戸建て

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数年後のフルリフォームの前に、腐りかけている土台の補修をした方がいいのでしょうか?

築47年の2階建て木造住宅です。
生活動線が悪く建て替える予定でいましたが、床下を性能評価士の方に
見てもらったところ、以下の点についてコメントされました。

・晩材を使っていて痛みが少ないので、壊すのはもったいない
・ただし、北側の台所が壁内部結露で土台が腐りかけ沈んでいるので早急に処置をした方がいい
  
2番めの処置には、ひずむを止め、土台を直し、壁に断熱材を入れる
とのことで、250万くらいから300万くらいかかると言われました。

4~5年後には建て替える予定でいたので、できれば部分的なリフォーム
をしたくないと思っているのですが、土台や柱を残してリフォームを
するのであれば、今回、言われた処置は、リフォーム前にでも、
行うのがいいのでしょうか?

また、土台や柱を残したリフォームについての実現の可能性など、
どのように相談するのが一般的でしょうか?(工務店?設計士さん?)

専門家の回答

6件

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月13日
現場を見なければ何とも申し上げられないですが、経験談と主観を
述べさせていただきます。

まずフルリフォームとは?です。増築・改築を行うということ
ですよね、多分。それが、可能な条件が揃っているという前提ですね?
単純な水周りの刷新と壁紙の張り替え程度なら構造まで触らないので、
フルリフォームとは言わないでしょうから、「堅牢な基礎・土台・架構」が
残っているという前提で増築なり改築を行うということなんでしょうね。

でも相談からすると土台部分に腐りが有るとのこと。壁内の結露で土台が
腐っているのなら、出来れば骨組みだけにして、全て新しくするのが理想です。
そこまですることを私は、フルリフォームと呼んでいます。
このときに基礎の脆弱な部分が見つかることもあります。正直、全て解体して
全くの新築を建てた方が安く上がる場合も有ります。

今回の相談内容には「耐震性能」について触れてありませんから、そこを
考慮しないのであれば、急いで中途半端なリフォームをする必要は有りません。
スケルトンにしてしまうのであれば、どのみち駄目そうな土台は切って捨てて、
新しいものに交換します。適宜、筋違や構造用合板などを入れて、耐震性能も
向上させます。その時に断熱の工事も行うので、下手なやり方をすれば、
最初にやった工事が、全部無駄になる可能性も出てきます。

変なリフォーム業者に相談するよりも一番良いのは設計事務所に相談するのが、
良いでしょう。信頼できる工務店があれば、そこでも良いです。
最近では「見かけ」だけ綺麗にしてリフォームして暮らしやすくなりましたね!
ってのを売りにしている水道屋あがりのリフォーム会社も多いです。
また「結露」だの「耐震補強」だの、いくらでも消費者の不安を煽る材料は
古い家には有ります。そこにつけ込んで不十分な対策でも「安く出来た」ことを
一番の売りにして工事を取っていく業者が物凄く多くいます。

4年先に実施するのであれば、相当な理由が無い限り「直ぐ」やった方が
良いことだけは間違い有りません。でも出来ない理由があるのであれば、
床が落ちてしまってからでも遅くないですし、腐っている部分だけ何とかして
おくことを勧めます。

URBAN GEAR / アーバンギア 本多 信章
at*****geardesign.com
http://www.urbangeardesign.com
054-206-4343
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ユーザーの返答

2017年01月13日

kt211のプロフィール写真

いろいろアドバイスをいただきまして、ありがとうございます。
リフォーム業者を探そうと思っていましたが、
安心できる設計事務所を検討しようと思います。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月13日
kt211 様

はじめまして。
有限会社建栄の金野と申します。
状況にもよりますが、4~5年後に建て替えるのでしたら、それまでは
だましだまし費用の投下を抑えることをお勧めいたします。

部分的に床下が腐っているのであれば、その部分だけ大工さんに修理を頼むのがよろしいかと思います。

あくまで状況と、その後のご希望によってやるべきことは変わるかと思いますので、信頼できる方に相談するのがベストです。
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ユーザーの返答

2017年01月13日

kt211のプロフィール写真

明解な回答をいただきありがとうございます。
今後の方向性が見えてきました。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月13日
新耐震前の建築です。耐震基準不合格です。フルリフォームの価値はありません。つまり土台をなおせばまだまだ使えますよという意味です。また確認申請およひ完了検査合格書はありますか?なけれは増改築しんせいできません。なぜ4~5年後ですか?自己資金を貯める期間ですか。今は自己資金はすべて融資されます。年収の5倍から6倍ぐらいまでです。融資まえは地盤調査5万円、申請料2~3万円ぐらいです。それと設計料が大きいですが弊社は相談にのり着工時融資時一括支払いで対応しています。気が向きましたらどうぞ。
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ユーザーの返答

2017年01月13日

kt211のプロフィール写真

コスト面のご説明いただきありがとうございました。
東京オリンピック前より後の方がコストが抑えられると思っていました。
参考にさせていただきます。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月13日
kt211様
実際に状況を見ないとなんとも言えませんが、ご質問の情報から回答させていただきます。
問題は2番目の北側の台所が壁内部結露で土台が腐りかけ沈んでいる問題かと思います。この問題がどの程度緊急性を要すかが判断の分かれ目となっているように思います。
(リホームを行わずに建て替えまで持たせる前提)
1.まずは腐りかけている土台(構造)の取り換えのみとして建物本体への影響を最小限にし、断熱材や壁面の補修も4、5年待つことで支出を最小に抑える方法などを工務店と相談することで支出を最小限に抑える。
※4,5年もてば良いと言った内容を工務店に説明して再検討をしてもらう。
2.状況が緊急性を要しないのであれば頑張ってこのまま住む。無駄な出費を抑えるために建て替えまでだましだまし住むということですが、緊急性の確認が必要です。
※ご質問内容を工務店に説明して緊急性を判断。(工務店は仕事にしたいので早くなおしたほうが良いと言うでしょう。第三者の立場、この場合設計事務所、の意見を聞いてはどうでしょうか。将来の建て替えをお願いする設計事務所であればさらに協力的だと思います。)

(リホームを前提にした場合)
3.早急にリホームをして、リホームと同時に問題を解決する。
リホームの規模にもよりますが、土台の補修によっては同時に行ったほうが構造的に堅牢に作れたり、せっかく補修した土台や壁を壊してリホーム後に綺麗にするなど無駄なことがおきますのでリホームと同時対応をお勧めします。

Q.また、土台や柱を残したリフォームについての実現の可能性など、
どのように相談するのが一般的でしょうか?(工務店?設計士さん?)

A.リホームの規模にもよりますが、耐震性や品質など設計者の目線で状況を見る必要があります。施工のみを行う(例えば大工だけの)工務店では設計を前提とした話ができませんので、建築士を抱える工務店か設計事務所に相談されたほうが良いと思います。
以上お役に立てれば幸いです。
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ユーザーの返答

2017年01月13日

kt211のプロフィール写真

いろいろ、ケース別のご説明ありがとうございました。
とても、参考になりました。
まずは、近所の工務店さんで緊急性の確認をしたいと思います。

星マーク
相談者が役に立った
2017年 1月13日
KT211さん
①木は、生長するとき年輪を形成します。
 春から夏における生長期の初めに形成される部分を早材(春材)、夏から秋の後半に形成される部分を晩材(夏材・秋材)といい、これが年輪になります。
従って晩材だけで木は出来ていません。
②当然、腐りかけているところは早急に処置した方が良いです。
但し、腐りかけが、腐朽菌によるものなのか、しろありによるものなのかをもう一度確認してください。また、結露によるものであれば台所周りのみがそうなるとは限りません。
水回りなので水漏れによるものでは無いのですか?
③歪は腐りとは関係ありません。
④もしも腐っているのであれば、腐りは土台だけとは限りません。
まずは、耐震診断をしましょう。
助成金を使いますので、費用もさほど気になりませんので一度相談して下さい。
そのとき劣化事象など再度確認します。
先ずは、それからどうするか考えましょう。メール下されば対応します。
鶴崎より
k-tsur*****.com

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ユーザーの返答

2017年01月13日

kt211のプロフィール写真

確かに、床下しかチェックしていなかったので、
腐っているのは土台だけではないかもしれません。
耐震診断についても、検討いたします。
ありがとうございました。

2017年 1月17日
初めまして 
【太陽と風と人の五感に素直な建築】森建築設計と申します。
古民家再生や築35年の住宅リノベ、築40年のアパートリノベなど実績がございます。実際に建物調査してみないと確かな事は言えません。一般的に考えると4~5年後に建て替える予定がおありなのでしたらそのままで良いように思います。土台の痛みなどで構造的に危険な状態だとしたら部分リフォームが必要です。
建築家は住宅のホームドクターです。まずは設計事務所に相談してください。

さて、森建築設計の特色をご説明いたします。
■夏涼しく、冬暖かい、極力エアコンのいらない居心地のいい家をご提案します。
■デザイン面では神奈川建築コンクール受賞などあります。
■住宅コスト解説の執筆をしておりコストコントロールに優れています。
■バウビオローゲBIJとして「健康で、快適で、エコで、美しい建築」をご提案します。

お時間のあるときにホームページやブログも是非ご覧ください。

森建築設計 森健一郎
電話:*****
メール*****ken.com
★横浜馬車道アトリエ
横浜市中区本町6-50-1
YCCヨコハマ創造都市センター内106
★川崎等々力アトリエ
川崎市中原区等々力17-5
★ブログ
http://moriken1ro.exblog.jp/
★ホームページ
http://moriken.p1.bindsite.jp/
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