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鉄骨造の狭小平屋住宅に最適な換気システムと空調システム

質問させていただきます。
70代の親が1人暮らし用の家を建築予定です。
軽量鉄骨の大手メーカーがいいそうなのですが(まだ未契約です)、営業より全館空調換気システムを進められています。
ただ、20坪の平屋(1LDK+来客用兼納戸)にそこまでの設備が必要なのかどうか。
全館空調換気については
・故障した時にスペアがない
・給気ダクトの汚れ
・メンテナンスコストとランニングコストがかかる
・全取替えが必要な際のコスト
という点でも良くないと思います。
なのでエアコンを進めたいのです。
ただ、鉄骨なので気密がとりにくい事を考えると、夏冬がかいてきに過ごせるのかどうかがわかりません。
断熱でカバーできるなら、床断熱と基礎断熱をダブルでした方がいいのかなど、模索しています。
鉄骨、平屋20坪で暑くない寒くないベストな空調と換気システム、断熱は何を取得選択すればよいでしょうか?

専門家の回答

4件

2024年 4月25日
京都で設計をしております
一級建築士事務所SOUNDの岡本です。

お書きになられている条件よりは
私が思うにはユカリラというエアコンを利用するシステムが
最適であると考えます。

全館空調換気とすると
自ずと換気計画の第1種換気といわれる
排気も給気も機械に頼る換気システムとなります。
第3種といわれる
排気・換気とも自然に任せる(給排気の穴は必要です)方法の方が
生理的に望ましいとお考えの方はそれなりに多く
お勧めしております。

また、
断熱のやりようがない古民家の改修にも利用されたり
私も現在コンクリート打ち放しの物件で採用しております。
断熱工事はなさる方がもちろん良いですが、
無駄にスペックを上げる必要が生じません。

失礼を承知でですが、
20坪平屋に軽量鉄骨の大手メーカーは
少し不要に費用が掛かるように思います。
親御さまのお考えを尊重するべきだとは思いますが。。

宜しければ
同じ京都ですので、ご相談にはいつでも受けさせていただきますので
もおっしゃってください。

一級建築士事務所SOUND 
岡本 成貴
〒604-0021
京都市中京区室町町通二条下る蛸薬師町280-305
Tel/Fax 075-211-7670
ok*****-a.com
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2024年 4月26日
ささげ様
はじめまして。 兵庫県神戸市で活動しております(株)宮木博和建築設計事務所の宮木と申します。
内容、拝見させていただきました。 お察しの通り全館空調をする場合、今後の事も考えて計画しないといけません。
私も数多く全館空調を計画しており、懸念されている内容は皆さんお考えです。
1.故障した時
 空調メンテナンス業者に依頼する
 空調メーカーにもよりますが、室外機が2つあり一つが故障するともう一つで可動し
 メンテナンスを待つ
2.給気ダクトの汚れ
 給気とは外気なのか部屋に給気なのかで考えが変わります
 外気からの給気・・・これは全ての建物で言える事
           (場所にもよりますがお掃除が必要)
 部屋への給気・・・ダクト内が汚れる事は考え難いです
3.メンテンス・ランニンクコスト
 メンテナンス契約し、年間の費用・部品取替えの費用が発生します
 ランニングは個別エヤコンと同様に電気代がかかります
4.全取替
 メーカーによります メンテナンスで不具合を都度なおしていく為、全取替にはなり難い
 ダクト関係はそのまま使用し、機器を交換するので新築時と同じ費用はない
各業者で取決めにより考え方の違いはあると思います。

私が思うのは20坪70㎡未満で全館空調はお勧めしません。 オーバースペックのようにも思います。 断熱気密がしっかりできてなければ、逆に電気代を多く必要とするかもしれません。
木造でしっかりとした考え方で断熱し、エアコン1台で全館空調的な使い方も計画できると思いますし、十分快適で気持ちよく暮して頂けると思います。

高齢な方のお住まいなので温熱環境はしっかりと整えてあげたいですね。

通常の計画をするとZEHレベルは直ぐ超えて計画できると思います。
後、気になるのは軽量鉄骨ですが、木造より重くなりますので地盤補強も発生する可能性があります。(平屋なので少ないかもしれません) ハウスメーカーの良い所は保証と対応です。
良い環境・暮しを豊にできる方と早くお出会いできるのを願っております。

お勧め:第1種換気(熱交換型)と個別エアコンえを併用

私で良ければいつでもご相談ください。(勿論、京都も対応可能です)
宜しくお願い致します。

https://m-aa.co.jp/
矢印
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2024年 4月26日
京都の住まいは、通風・自然換気が一番大切です。京都の風土を知らない全国チェーンの大手ハウスメーカーが、自分の都合で全館空調システムを勧めることに違和感を感じます。断熱は外断熱をするのが一番効率が良いでしょう。そうすれば、エアコンだけで快適に過ごせます。それが一番エコです。

70を過ぎた親御さんの終の棲家を、ハウスメーカーで建てることにも疑問が残ります。体に優しい木造平屋のほうが、過ごしやすいのでは思います。親御さんの決め手は、やはり大手の安心感と耐震性なのでしょうが、よーくお考えになったほうが良いと思います。
矢印
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2024年 4月26日
お世話になります。
ハウスメーカーは当然コストがかかることを勧めてきます。
換気はシックハウスという観点から、1時間に室容積の半分の空気の量が入れ替わることを基準にしています。その基準を超える換気ができれば、確認申請も通ります。なので、全館空調という大掛かりなものでは無くても、その基準をクリアできる排気と吸気ができればいいので、計画しているプランを設備担当が見て、換気位置を計画してという流れだと思います。おっしゃる通り、電気代もかかりますし、メンテ費用も小さな換気扇よりも高くなります。また、吸気口、排気口にはフィルターがあり、1年に1回交換する必要があるため、その費用もかかります。また、ひとりで住まわれるのでしたら、発生する二酸化炭素の量もそんなに多くないので、いつも過ごすお部屋の窓を開けたり、日差しを入れたり、寒くないようにしたり、というようなところに費用をかけた方がQOLは上がると思います。費用対効果というよりも、クオリティオブライフの方が大事だと思います。軽量鉄骨で注意しなければいけないところがあります。型式認定を取っている建築方法で、実際に現場を見ると、梁のジョイントなどはたいして太くないボルトで片側2か所ずつ止めているだけで、本当であれば緊結しなければいけないところが大分簡略化されています。ボルトの強度だけで家の荷重を受けるのは無理ですので、できれば、木造の方が安心です。普通に建築士として仕事をしている人間からすると大分あてにならないものが不通に建築されていることにとても理解しがたいものが住宅メーカーには見受けられます。大手だから安心ということは、今の時代絶対ありません。ハウスメーカーよりも地元の工務店のほうがよほど考えたいい仕事をします。
いろいろメリットとデメリットがありますので、そのあたりを建築士などの専門家を引き込んでご検討されることをお勧めします。
矢印
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