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家づくり相談

築34年木造二階建て住宅の耐震・断熱・間取り変更について

母が一人で暮らしている実家のリフォームを検討しています。
1階にある居間と台所の壁をなくして広いLDKにしたいと思っているのですが、1階には他にも二間続きの和室と縁側があり、かなり壁が少なくなってしまいます。
知り合いの建築士さんに相談して耐震診断してもらったところ、2階と1階の壁の位置がズレているため、現状でも耐震補強必須のレベル(0.4〜0.7)とのことで、耐震工事もすることになりました。
キーラム耐震開口フレームを使えば耐震補強と開口のどちらも実現できると勧められたのですが、壁から柱が36cm(左右合わせて72cm)出ると聞き悩んでいます。
もし他にリフォームで実現できる工法がありましたらご紹介いただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

専門家の回答

4件

2017年10月 5日
ニコ様
はじめましてアース・アーキテクツの鷲巣(ワシズ)といいます。
基本的に「耐震補強」によって求められるものは「建物が潰れない」
事です。
大きな損傷、又は大きな変形は致し方ないという考え方です。
簡単に言えば、地震時に「住人が押しつぶされない事」が基本です。 
金額の高いフレームは基礎も頑丈に作り替えなければなりません。
予算に見合った耐震補強の案を様々なバリエーションで考えて頂く
事をお伝えしたらいかがでしょう。
様々な方法があるので一度、確認審査機関・市の建築指導課・県の
土木事務所で「耐震の方法が載ったパンフレット」を貰う事をお勧
めします。

参考にして下さい。
アース・アーキテクツ一級建築士事務所 鷲巣
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ユーザーの返答

2017年10月05日

ニコのプロフィール写真

早速ご回答ありがとうございます。
質問文でうまく伝えられずに申し訳ないのですが、費用の問題というよりは柱の存在に悩んでいます。
広々とした明るいLDKが母の夢なので開口を広げるためにはこの方法と言われましたが、2間分の開口部に左右から34cmの柱が出てしまったらかなり圧迫感があるのではないかと心配しています。
おっしゃる通り、地震の時には無事に逃げ出すことさえできれば家は壊れてしまっても仕方ないと考えていますが、開口部を広げる=強度が下がる=さらに補強が必要、と考えると仕方ないのでしょうか…
ありがとうございました。

2017年10月 5日
補強する開口の周囲が判らないので、的を外してるかもしれませんが、キーラムの補強は、開口の内ではなく、外にはみ出すことはできないのですかね。
矢印
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ユーザーの返答

2017年10月05日

ニコのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
壁をやり直す場所ははみだし幅24cmですが、もともと壁がなく襖で仕切っていた部分は内側に入れるしかないようです。
敷居を跨いで外に出すには改修予定ではない部屋まで手を入れる必要があり、それでも24cmの柱は出てしまうので、その10cmのために他の部屋まで手を入れることに躊躇しています。

2017年10月 5日
ニコさん

建物は昭和56年以降の新耐震基準で建築されていますので、壁量計算など強化され構造検討はなされていますが、ホールダウン金物等は無く現行基準は満たしていません。

残念ながら耐力壁を取り払うことは難しいです。耐震性能が不足していますので、壁を抜くことよりも今ある壁を補強することをメインに考えたほうがよいです。

ただし、設計図書等が残っており、若しくは、調査によって耐力壁の配置など明確であり、そして耐震診断により耐力を他の壁で負担し所定の壁が取れるという判断ができれば、その箇所の壁を撤去することもできます。

その場合でも柱は残りますので、そのまま残すか、柱も撤去し梁を合成梁などで補強するか検討する必要があります。

その他としては、透過性のある耐力壁を使うことも検討に入れてみては如何でしょう?透過性のある樹脂パネルやグレーチングを使った製品もあります。あとは鉄筋の筋交いですかね。耐力壁自体は外せなくても、その存在感を少なくすることはできます。
矢印
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2017年10月06日

ニコのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
建築図面は残っていますのでそれを元に計算してもらい、本当は元の柱と筋交いは残したいけどどうしても壁を抜くならこの方法、という形で提案してもらいました。
やはり普通に考えて体力壁を抜くのは難しいということですね。
すべて思い通りに実現することは難しそうなので、どこを諦めるべきかもう一度検討してみます。
ありがとうございました。

2017年10月 6日
ニコ様

ひとつの考え方としまして、

「広いLDKにしたい」と言うご要望が、あくまでも「空間が抜けている」と言う主旨であり、その部分を人が通らなくて良い。

と言う事であれば、例えば、壁は解体撤去しますが、中に仕込まれている「筋違い」は残す。
と言う方法もあります。

「筋違い」は、柱~柱間に、斜めに通している、巾9cm程の板です。
これを、片流れ状に1本入れる場合と、クロスして2本入れる場合があります。

通常はそれを隠すために、壁を作ってカバーしているだけですので、構造計算上は、カバーの壁を撤去して、「筋違い」を現しにしても問題ありません。

ですので、構造壁と言いましても、現してみると、スカスカと言う印象のものですので、私個人的には、もし開放感だけを獲得したいのであれば、意外と、十分に効果があるものではないかと認識しています。
私自身、以前、戸建て住宅のリノベーションで、「筋違い」があるために小さな窓しか入らなかった所を、その小窓を大きな出窓にして「筋違い」を現しにする事で、開放感と同時に、大きなピクチャーウィンドーを獲得出来ました。

以上ご参考になれば幸いです。
アイプランニング 井手内
矢印
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2017年10月06日

ニコのプロフィール写真

ご回答ありがとうございます。
筋交いを意匠として見せる案も検討したのですが、家具のレイアウトがうまくいかず、それであればキーラムで、という流れで現在に至ります。
担当の建築士さんも様々検討した結果の提案だとは思いますが、他の専門家の方の意見も伺いたく質問させていただきました。
いま思えば最初に何社かに相談して相見積りをしていれば、結果は同じでも納得度が高くなっていたと思い、反省しています。
ありがとうございました。

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